【Wappalyzer】ウェブサイトのCMSなどの情報を調べる拡張機能
この記事では、ウェブサイトが利用しているサービスを、ワンクリックで検出してくれるChrome拡張機能「Wappalyzer – Technology profiler」について書きます。
気になるブログで使われている技術・情報を知りたい時に便利です。
ウェブサイトのデータベース、CMS、アドネットワークなどの情報を、ワンクリックで表示するChrome拡張機能です。具体的には、以下の情報を調べられます。サイトによっては表示されない場合もあるので、必ずしも分かるというわけではありません。
- CMS(WordPressなどのブログの基盤)
- データベース
- セキュリティ
- フォント
- アドネットワーク(広告収入)
- JavaScriptライブラリ
- リバースプロキシ
- アフィリエイト
- プログラミング言語
- Webサーバー
調べたいサイトにアクセスして、本拡張機能アイコン()をクリックします。各項目ごとに、そのサイトが使用している情報が表示されます。
項目名をクリックすると、「Wappalyzer」のデータベースサイトに飛びます。そこで、そのサービスについての概要、公式サイトへ飛ぶことができます。
特定のサイト(ドメイン)では利用しないように、オンオフも可能です。ちょっとした遊び心だと思いますが、オフにしている間、〇×ゲームをプレイできます。
「僕もブロガーの端くれだけど、この方のサイト良き!使っているアドネットワークやブログサービスとか知りたいなぁ…」といった方におすすめです。Chrome拡張機能だけでなく、Firefoxアドオンもあります。
類似の拡張機能「WhatRuns」についても、記事を書きました。この拡張機能は、WordPressのテーマ名も検出できます。
リリース元:Elbert Alias(Twitter、公式サイト、ブログ、Instagram)
記事執筆時のバージョン:6.10.66(2023年8月15日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
Firefoxをご利用の方は、以下のFirefoxアドオンストアからインストールできます。
「Firefoxへ追加」をクリックします。
「Chromeに追加」をクリックします。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
使い方
特定のサイトに使われている技術・情報を調べる
情報を調べたいサイトにアクセスして、右上の拡張機能ボタンをクリックします。試しに、当サイトで利用してみます。
初期では、オーバーフローメニュー内に隠されています。頻繁に利用する場合は、ピン留めアイコンをクリックして、ツールバー内に配置するといいかなと思います。
専用のポップアップが表示されて、各項目ごとに使われている技術が表示されます。当サイトの場合、「WordPress」、「reCAPTCHA」、「Google Font」などを使っていることが分かります。まぁ自分のサイトなので、把握しています。アイコン右上に使われている技術の数が表示されます。
各項目はリンクになっています。クリックで、「Wappalyzer」のサイトに飛びます。
試しに、アドネットワークの「Google AdSense」をクリックしてみました。「Wappalyzer」上のページに飛んで、そのサービスの詳細情報が表示されます。「ほえー、ナポリタン寿司は、アドセンスという広告を設置しているのかぁ」といった感じで、学ぶことができます。
余談ですが、当サイトの収益源の9割はアドセンスです。Google様には頭が上がりません。アフィリエイトのほうが収益がいいみたいな話がありますが、当サイトの場合は、情報系メインなので、何か特定の物を売るというアフィリエイト系は苦手ジャンルです。
ダークモードにする方法
ポップアップ内右上にある「月(太陽)」ボタンをクリックすると、ダークモードになります。
特定のドメインでオフにする
開いているドメイン上(サイト上)で使いたくない場合は、メニュー内のトグルボタンで調整できます。
オフにすると、「技術は検出されませんでした」と表示されます。
お遊び要素として、「Play a game?」をクリックすると、〇×ゲームをプレイできます。開発者のブログにも公開されています。
オプション
拡張機能アイコンを右クリック→「オプション」をクリックすると、設定ページに飛びます。
デフォルトでは、「Wappalyzer」に調べた情報が送信されるようになっていました。「ちょっと嫌だなぁ」という方は、「特定した技術を匿名でwappalyzer.comに送信する」のチェックを外します。
「Wappalyzerロゴの代わりに技術アイコンを使用する」にチェックすると、「」アイコンではなく、メインで検出された技術のアイコンになります。
当サイトの場合は、「WordPress(ワードプレス)」で構築しているので、WordPressアイコン()で表示されました。下記画像はChromeの使用テーマの影響で、アイコンと色が被って見えにくくなっています。
「特定した技術の数をアイコンで表示」のチェックを外すと、アイコン右上に検出された技術数字が表示されなくなります。
【余談】WordPressのテーマ名・プラグインを調べたい場合
Chrome拡張機能を利用する
Chrome拡張機能「WordPress Theme Detector and Plugins Detector」を利用することで、他の方のサイトのWordPressテーマ名とプラグインを調べられます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
ウェブサービスを利用する
「WP-Search」を利用することで、WordPressのテーマ名を調べられます。入力したサイトのWordPressテーマ名を表示するだけのシンプルなものですが、拡張機能などを入れなくても、すぐに利用できます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
【余談】ウェブサイトのフォント名を調べる方法
Chrome拡張機能「WhatFont(ワットフォント)」を利用することで、サイト上のフォント名を調べられます。フォントだけでなく、そのフォントに適用されているCSS(プロパティ)もざっくりチェックできます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
感想
以上、ウェブサイトに使われている技術・情報をチェックできるChrome拡張機能・Firefoxアドオン「Wappalyzer – Technology profiler」についてでした。
開発者ツールを使えば、分かる情報だと思いますが、他人のウェブサイトの情報を晒すのはやめておきましょう。個人で勉強する目的で使うのがいいかなと思います。