【Waifu Labs】AIで二次元美少女イラストを作成できるサービス
この記事では、AIが提示したイラストをいくつかクリックするだけで、完成度の高い二次元美少女の顔画像を生成できるウェブサービス「Waifu Labs(ワイフラボ)」について書きます。
気軽に、イラストAIを試したい方におすすめです。
AIの力を借りて、二次元美女・美男のイラスト画像を生成できるサービスです。
最近、AIに絵を描かせるというのが流行っていますが、本サービスは、二次元のアニメ顔に特化したサービスです。2019年から開始されました。全体像は作成できない代わりに、かなり高精度な顔を作成できます。
アカウント登録不要、無料、制限なしで利用できます。ただし、作成した画像の左下には、「Waifu Labs」というロゴが入ります。このロゴを消さなかったら、TwitterなどのSNSアイコンにしてもOKです。(開発者様に聞きました→こちら)
画像は、好きなように保存できます。解像度は、400×400の正方形で、PNG拡張子です。
以下の4ステップで、好みの二次元美少女・美少年を作成できます。4ステップといっても、いくつかのパネルから好みの画像を選択するだけの簡単作業です。
- ベースのイラスト選択
- 髪色などのカラーパレット調整
- 細部の微調整
- ポーズの選択
アカウント(無料)を作成することで、データベース上に保存できます。データベースに保存する際、好きな名前を決められます。決めた名前で残り続けます。誕生日(画像の生成日)も確認できます。
「Generative adversarial network(敵対的生成ネットワーク)」と呼ばれる人工知能(AI)を利用しているそうです。「This Waifu Does Not Exist」や「This Anime Does Not Exist」と同じ仕組みっぽいです。
2022年7月に登場した「Midjourney(Midjourney, Inc.)」、2022年8月に登場した「Stable Diffusion(Stability AI)」など、2022年流行りのAIと違って、文字から画像生成するわけではありません。あらかじめ、AIが提示してきた画像を選択して、AIがいい感じに合成しくてれるといった感じです。
記事だけでなく、動画版も作成しました。
リリース元:Sizigi Studios(Twitterはこちら、GitHubはこちら)
サービス開始日:2019年
アクセス方法
以下のリンクからアクセスできます。アカウント不要、枚数制限なし、無料です。
使い方
サイトにアクセスしたら、「Generating characters(キャラ作成中)」と表示されるので、数秒待ちます。本サイトは、英語です。直観的な操作で完成するので、文章はなくてもいいですが、心配な方は翻訳ツールを使いましょう。
ベースのイラストを選択
ベースのイラストが、10数枚生成されます。男性、女性、金髪、赤髪など、この時点で既に沢山のバリエーションがあります。
このパネルの中から、好みのイラストを選択します。複数は選択できません。1枚だけです。大体、鎖骨より上が生成されます。それより下は、生成されません。
好みの画像がなかったら、右下のリロードパネルをクリックすると、再作成してくれます。後で戻ることも可能なので、色々試してみるといいかなと思います。
髪や服などの色を選択
髪や服などのベースの色を選択します。こちらもパネルが数十枚出るので、好みを選択します。同じようにリロードして、再生成することも可能です。
「ちょっと選択を間違った!」という場合は、プレビュー画像下にある「Back(戻る)」をクリックします。
最初の段階で、既に満足いくイラストが生成された場合は、これからの作業(ステップ)を無視することができます。
スキップしたい場合は、プレビュー画像下の「Continue」をクリックします。これで、タイルを選択しなくても、現時点の画像を次のステップに持っていくことができます。
好みのテイストを選択
銀髪にしてみました。続いて、細部の微調整です。好みのテイストを選択します。ここでイラストの雰囲気を変えられます。THE・アニメって感じの絵もあれば、CGで作ったようなリアルよりの絵もあります。
顔の向きを選択
次で最後です。顔の向き(ポーズ)を選択します。今まで微妙でも、ここで一気に好みの選択肢が出てくる場合もあります。
完成・画像の保存
これで完成です。4ステップの簡単作業で、あっという間にオリジナルの二次元美少女を作成できました。ここまでくると、「作成」って単語は可哀そうですね。もはや「誕生」です。
プロが見たら、「作画ミス」が気になるかもしれませんが、僕みたいな素人からしたら、分かりません。普通に違和感ない可愛らしい絵です。
画像の下にある「Download(ダウンロード)」で画像を保存できます。画像のサイズは、400×400の正方形で、拡張子はPNGになっています。大体1枚60KB前後です。
作成した画像を、また見たい時は、必ず画像をローカルかサーバー上に保存してください。
保存せずに、タブを閉じたり、戻ったりすると、もう二度と会えなくなります。少しでも「また会いたい」と思ったら、必ず保存です。
うまい具合に作成されずに、作画崩壊している場合もあります。下記画像は、手の指の形が変です。これは、そういうものなんだと割り切りましょう。
基本的に、女性が多い印象ですが、男性も可能です。タイプの男子・男性を生成できます。こちら側で、男性か女性か指定することはできないので、1ステップ目で、男性パネルを探して選択しましょう。なかったら、男性が出るまでリロードします。(右下の更新ボタン)
アカウントの作成・オンライン上で愛でる
アカウントを作成することで、サーバー上(オンライン)に保管できます。ログインすれば、どの端末からでも「俺の嫁」に会えます。無料で作成できます。作成に必要なのは、メールアドレスと任意のパスワードのみです。住所などの個人情報は不要です。
サイト右上の「LOGIN」からログイン、あるいは新規作成できます。
今回は、作成した画像ページから新規作成してみます。画像を作成したら、右のテキストボックスに、そのキャラの名前を入力します。いわゆる「ファイル名」です。日本語でOKです。一度決めると変更できないので、慎重にしましょう。
いちお、初期で決められているので、こだわりがない場合は、何も設定しなくてOKです。決めたら、その下の「Save(保存)」をクリックします。
初めての場合は、ログイン画面が表示されます。今回は、アカウントを新規作成するので、「Register(登録)」をクリックします。
新規作成画面が出るので、メールアドレスを入力して、パスワードを設定します。「REGISTER(登録)」をクリックします。
これで、アカウント作成完了です。メールアドレスにメールが来ます。マイコレクションへのURLが記載されています。
ログインすると、サイト上部に新しく「MY COLLECTION」というタブが追加されます。ここから、いつでも保存した画像を確認できます。
僕の環境だと、「MY COLLECTION」から画像を保存しようと思っても、「失敗-サーバーに問題が発生しました-」と表示されて、うまく保存できませんでした。
その場合は、画像をクリックして、拡大ページを開きます。右クリック→「名前を付けて画像を保存」をクリックします。これで保存できます。
画像、あるいは左下のボタンをクリックすると、画像の生成日(俺の嫁の誕生日)を確認できます。
その横の「Details」には、同じ開発会社が制作しているゲーム「Arrowmancer」内で使うためのQRコードが記載されています。このゲームをプレイしていない人には無関係です。
戦略と反射神経を組み合わせたRPGだそうです。本サービスで作成したキャラを、ゲーム内にインポートして、使うことができます。すごいですねぇ…。iOS、Androidでリリースされているようなので、プレイしたら、記事にしたいと思います。
AIに描かせたイラスト紹介
十数枚程度、作成してみたので、貼っておきます。
どれも高レベルだと思います。違和感がありません。何より、色々な雰囲気の絵を生成できるのがすごいですね。アニメ風、CG風、萌え系、かっこいい系など、自由自在です。
下記画像は、ラブライブとかアイドルマスターとかプリキュアにいそうな感じですね。
金髪を選択してみました。おぉ、一気にプリキュアにいそうな感じになりましたね。
顔の角度を決めます。
お、おぉおお。ちょっとパーツに違和感があるような気もしないですけど、可愛いです。
これでも十分可愛いですが、もぅワンスパイス…なにか、いいのこい、、、いいのぉおお!
「ପ(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ଓ昇天」
よし、名前を付けて、保存っと…
ってぇええええ!??
い、いつのまに銀髪に変わったんだ!?く、くそぉお。この僕が、銀髪の誘惑に負けたというのか!?
いやいや、そんなわけないじゃんwww。あるわけないna・・・って、まてまて!よくみたら、「安心しろっ!ナポリタン寿司は私が守ってやる!へへっ」っていう時の表情じゃねーかっ!?
そんなの勝てるわけないやん…。
すみません。取り乱しました。上に、いい感じにまとめたようで、単に僕の好みをばらしただけの文章がありますが、気にしないでください。本記事は、もう少しだけ続きます。
画像の利用について(開発者に聞きました)
今回、記事を作成するにあたって、「作成した画像をTwitterなどのSNSのアイコンにしたいなぁ」という方が一定数いると思い、開発者に問い合わせてみました。
以下の3点を守れば、非営利で利用可能とのことです。
- 左下の「Waifu Labs」というロゴを消さない
- 完成した画像には、手を加えない(加工しない)
- 常識の範囲内で利用する
加工というのが、どの程度で該当するのか、正確には不明です。
これは、僕の推測になってしまいますが、ヘッダー画像にするために、画像を連結したり、別の画像の上に乗せる程度なら、大丈夫なんじゃないかと思います。Waifu Labs画像自体に手を加える=髪や目の形・色を変えるなどがダメだと思います。
まぁ、そのままTwitterやLINEなどのアイコン画像にするのは、問題ないということですね。ここらへんが心配だったので、正式な回答を得られて良かったです。ぜひ、アニメ好きな方、アイコンにしてみましょう~。
今回は、「Waifu Labs」の場合なので、他のイラストAIサービスは知りません。利用規約がよく分からない場合は、うかつに手を出さずに、素人でも扱えるようになってからのほうがいいかなと思います。
以下、質問内容、開発者様の回答を記載します。
【質問】(実際は英語で送信しました)
初めまして、こんにちは。
僕は、日本でブログを運営している「ナポリタン寿司」といいます。
「Waifu Labs」を、僕のブログで紹介しようと思うのですが、質問があります。
「Waifu Labs」で作成した画像は、Twitterのアイコン画像にしてもよろしいのでしょうか?以下の3点を守れば、非営利で利用できると認識しています。間違っていたら、教えていただければと思います。
・左下のロゴを消さないこと。
・ 画像を加工しないこと。
・常識的な範囲内で画像を使用すること。
インターネットで調べても、公式の利用規約が見つからなかったので、失礼ながら質問させていただきました。 すでに何度も同じ質問に答えているかもしれませんが、お許しください。もし、よろしければ教えていただければ幸いです。最後に、このような素晴らしいサービスを開発していただき、ありがとうございます。良い一日をお過ごしください。【回答】
開発者様とのやりとり
Yes! You can use the images as your twitter icon!
Yes! You are correct on the 3 points for non-commercial use. Thank you for checking 🙂
【回答の翻訳】
はい!画像をTwitterのアイコンとして使用することは可能です。
はい!非商用利用の3点については、その通りです。ご確認ありがとうございました
感想
以上、好みのタイプを選択するだけの簡単操作で、世界に1つだけのオリジナル二次元顔イラストを作成できるサービス「Waifu Labs(ワイフラボ)」についてでした。
今まさに、時代の転換期を生きていると思うと、わくわくしますね。色々問題もあるようですが、いい感じの方向にいけばいいですね。