「Unable to render Card preview」と出るのは仕様らしい
この記事では、Twitter「Card Validator(カード・バリデーター)」で、URLを入力しても、画像が表示されず、「Unable to render Card preview(カードのプレビューをレンダリングできません)」と表示される件について書きます。
プレビュー機能を、2022年7月頃に廃止したため、このような表示になっています。表示を廃止しただけで、キャッシュ更新機能は、生きていると思われます。
「Card Validator(カード バリデーター)」で、自身のブログ記事のURLを入力しても、「Unable to render Card preview(Card preview has moved to Tweet Composer)」と表示されて、正常に画像が表示されない問題は、Twitter側が、このサービスを廃止したためです。
2022年7月頃に削除したようです。Twitterを見てみると、同じような方々が沢山いることが分かりました。現時点では、ツイート作成画面でツイートする前に確認する以外、方法がありません。
しかし、プレビューを確認できなくなっただけで、アイキャッチのキャッシュを更新する機能は、生きていると思われます。
僕の環境で試したところ、「Unable to render Card preview」と表示されるものの、アイキャッチは、何もしないよりも早くに更新されました。あくまで表示するサービスを廃止しただけなのかなと思います。実際に動画を貼っておきます。
サーバーのキャッシュ更新タイミングにもよるので、何とも言えません。ご自身で試してみて、何もしない時と「Card Validator」に通した時で、どっちが早いか検証していただければなと思います。
「Card Validator(カード・バリデーター)」とは、TwitterのOGP表示検証ツールです。
ブログなどのリンクを含んだツイートをする際、どのようにOGP画像が表示されるか、ツイートする前にチェックできます。また、ブログのアイキャッチ画像を更新した場合に、素早く反映させるための便利ツールです。
2023年1月21日以降は、「Unable to render Card preview」ではなく、「Card preview has moved to Tweet Composer(カードプレビューはTweet Composerに移動しました)」と表示されるようになりました。
文字はテキストリンクになっていて、クリックすると、終了アナウンスのページに飛びます。サービス終了して実に半年後くらいに、ようやく「Card Validator」内で公式にアナウンスされたということですね。
文字が変わっただけで、サービスの代替案は、2023年3月現在でもありません。「Tweet Composer」は、新しいサービス名ではなく、Twitterのツイート作成画面のことを指しています。(多分)
「Unable to render Card preview」と表示されるのは仕方ないっぽい
2022年7月に以下のスレッドが立てられました。全文英語ですが、内容は、「Card Validatorで、Unable to render Card previewと表示される~~」、「僕も僕も~」といった感じです。見なくてもOKです。
参考:Unable to render Card preview – Publisher Tools / Cards – Twitter Developers
これに対して、Twitter側は、以下のスレッドを立てて回答しました。こちらは参考になります。英語なので、翻訳ツールを活用するといいかなと思います。
上記スレッドの一文を抜粋します。一行目に書かれています。
We’ve recently removed the preview functionality from the Card Validator. Previews are still available in the Tweet Composer and the Card Validator remains accessible for other debugging purposes (see below).
(DeepL翻訳)
Card Validator – preview removal – Publisher Tools / Cards – Twitter Developers
最近、Card Validatorからプレビュー機能を削除しました。
プレビューはTweet Composerで利用可能で、Card Validatorは他のデバッグのためにアクセスできます(下記参照)。
プレビュー機能を廃止したため、「Unable to render Card preview(カードのプレビューをレンダリングできません)」と表示されるのは仕方ないとのことです。そもそもサービスをやめちゃったのですね。
なんで、「Card Validator」のサイトに予告しなかったのかは疑問です。わざわざ上記サイトを調べなかったら、気づきませんでした。
何か対処法はないの?
現状、「Card Validator」に代わるツールはありませんが、恐らく大半の方が、ブログカードのアイキャッチ更新目的で利用していたと思います。
それ目的で利用していた方は、このまま継続して、「Card Validator」を利用していいと思います。
「Unable to render Card preview」と表示されてもいいので、アイキャッチを更新したい記事URLを入力します。プレビュー機能が廃止されただけで、キャッシュ更新自体は、機能すると思います。あくまで僕の推測なので、確定ではありません。
「Log」の最後に、「INFO: Card loaded successfully
」と緑文字で表示されたらOKだと思います。
<!--ログ(Log)欄に、以下の数行が表示されればOK-->
INFO: Page fetched successfully
INFO: 27 metatags were found
INFO: twitter:card = summary_large_image tag found
INFO: Card loaded successfully
何度か更新作業をしていると、途中でログが表示されなくなる時があります。この場合、正常に更新できていないと思います。一度ページをリロードすることで、成功するようになります。
実際、僕の環境で試しました。過去に書いた記事のアイキャッチ画像を差し替えます。数分放置してもアイキャッチは更新されませんでしたが、「Card Validator」でURLを入力した後は、すぐに反映されました。
僕以外のブロガーさんが、いくつか記事を出しています。僕と同様に、「プレビュー機能がなくなっただけで、キャッシュ更新は生きているんじゃないか?」との結論でした。
- 「Unable to render Card preview」と出ても Twitter のアイキャッチはちゃんと差し替わるっているのかも? | Tanweb.net
- Twitterのリンク(画像の変更等)が更新・反映されない⇒OGPのキャッシュクリアで解決 – 青と柚子と
ただし、結局のところ、僕含めて1ユーザーの意見でしかないので、自分で判断するのがいいかなと思います。
感想
以上、「Card Validator(カード バリデーター)」で「Unable to render Card preview(Card preview has moved to Tweet Composer)」と表示されて画像が表示されない問題の原因と、対処法についてでした。
最初のTwitter側の回答(スレッド)に戻りますが、以下のように書かれています。何かしら登場することを祈っています。
We’re exploring ways to provide more creative options for displaying content in Tweets in the future
今後、ツイートでのコンテンツ表示について、よりクリエイティブな選択肢を提供する方法を検討しています
Card Validator – preview removal – Publisher Tools / Cards – Twitter Developers