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【Stylus】ウェブサイトにCSSを適用できる拡張機能。自由にカスタマイズ!

2024年10月3日Stylebot&Stylus(CSS)

「Stylus」拡張機能のアイコン画像

この記事では、ウェブサイトに自分で書いたCSSを自由に適用できるChrome拡張機能「Stylusスタイラス」について書きます。

ウェブサイトにCSSを適用できるChrome拡張機能「Stylusスタイラス」を使うことで、「Vivaldiヴィヴァルディ」のウェブパネルにもCSSを適用できます。パネル内にCSSを適用することによって、より自分が使いやすいウェブパネルレイアウトを構築できます。

ドメイン単位での変更、ページ単位でのカスタマイズができます。例えば「DeepL翻訳」の不要な項目(ヘッダー、フッター)を非表示にして入力欄と翻訳結果だけを表示してスッキリさせる…といったことができます。X(旧Twitter)のフォント変更も可能です。

バージョン6.6以降の「Vivaldi」だと「Stylebotスタイルボット」拡張機能などでもウェブパネル内にCSSを適用できますが、記事を最初に書いた時はなぜか「Stylus」だけで適用されていました。

よって本記事では「Stylus」を使って「Vivaldi」のウェブパネルにCSSをあててみたいと思います。

本拡張機能はウェブパネル専用ではなく、ウェブサイト全体をCSSでカスタマイズするツールです。CSSが理解できている人であれば好きなように外観をカスタマイズできます。

リリース元:stylus.openstyles
記事執筆時のバージョン:1.5.50(2024年8月21日)

インストール方法

Chromeウェブストアからインストールできます。

「Chromeに追加」をクリックします。

「Stylus」のインストール手順画像1

アイコンが追加されればOKです。

「Stylus」のインストール手順画像2

使い方

CSSを書き込む方法

カスタマイズしたいサイトを開きます。パネルではなくタブで開きます。「Stylus」の拡張機能ボタン(「Stylus」のアイコン)をクリックして、「次のスタイルを書く」の下にあるURLをクリックします。

「Stylus」のCSSを書き込む手順画像1

クリックするURLの場所によってCSSの適用範囲が変わってきます。そのサイト全体で適用したい場合はドメイン名、特定の記事ページだけ適用したい場合は「このURL」をクリックします。

クリックした部分CSSの動作ページ
x.comX(旧Twitter)サイト全体に適用
x.com/このURLX(旧Twitter)の今見ているページ上のみで適用(例えば「https://x.com/home」上でクリックした場合「https://x.com/home」だけで有効になる。「https://x.com/messages」などの他ページでは動作しない)

新しいタブでスタイルシートが表示されます。ここにCSSを書いていきます。

「Stylus」のCSSを書き込む手順画像2
スタイルシートの名前を変更する方法

デフォルトではそのサイトのドメイン名が名前になります。変更したい場合は左側の名前ボックスで変えられます。変更したら「保存」をクリックします。

スタイルシートの名前を変更する手順画像1

同じサイトに複数のスタイルシートを適用する場合に便利です。全部同じサイトURL名だとどれがどれだか分からなくなります。

スタイルシートの名前を変更する手順画像2

試しにX(旧Twitter)のフォント、背景色を変更してみます。以下のコードを書き込みます。

/*背景色変更*/
.css-1dbjc4n {
  background-color: red !important;
}

/*フォント変更*/
.r-1tl8opc {
  font-family: "ふい字" !important;
}

書き込めたら左側メニューの「保存」をクリックします。

「Stylus」のCSSを書き込む手順画像3

そのサイト上でコードが発動するようになりました。ウェブパネルに登録します。既に登録している場合は一度パネルをリロードします。

Vivaldiのパネルをリロードする手順画像

ウェブパネルのアイコンを右クリック→ナビゲーションコントロール(旧名:ツールバー)→「表示」をクリックします。

Vivaldiのウェブパネルにナビゲーションコントロールを表示する手順画像1

再度ウェブパネルアイコンを右クリック→ナビゲーションコントロール→「全てのナビゲーションコントロールを表示」にチェックが入っていることを確認します。これで表示されます。

Vivaldiのウェブパネルにナビゲーションコントロールを表示する手順画像2

Xのフォントが「ふい字」、背景色が「赤色」になります。

Vivaldiのウェブパネルに登録したTwitterサイトの背景色を赤色、フォントを「ふい字」にした画像

フォントに関しては「ふい字」をインストールしていないと変更されません。

とりあえず背景色だけ変更されたらCSSが効いているということになります。おまけで画像サイズを縮小するCSSも紹介しておきます。

/*画像サイズ縮小*/
div[aria-labelledby*="id"]:not([data-testid*="card"]) {
  width: 60%;
}

画像が縮小されてページのスクロール量が減ります。

ウェブパネルに登録したTwitterの画像を縮小する前と後の比較画像

スタイルシートの有効/無効の状態を確認する方法

CSSを適用したサイトを開きます。ウェブパネルで開いている時は表示されません。サイトを開くと拡張機能ボタンの右上に数字が表示されます。有効になっているスタイルシートの数が表示されます。

Twitter上で開いたStylusのポップアップメニュー画像

上記画像だと、現在開いているサイト(X)上で9個のスタイルシートが有効になっているということです。

ポップアップ内にある「DMメッセージ削除ポップアップ」や「LINE風DM」などはグレーアウトしています。チェックを外しているので一時的に無効化されているということです。チェックをしたスタイルシートが有効になります。

一度作成したスタイルシートはURL横の鉛筆マーク(🖉)から編集できます。

Stylusのスタイルシートを編集する手順画像

ウェブパネル内だけCSSを適用する方法

本拡張機能はサイトごとでCSSを管理しています。

上記で紹介したCSSだと、パネル内だけでなくタブ、PWAで開いた時にも反映されてしまいます。それでもよい場合は気にしなくていいんですが、本記事はウェブパネル内でCSSを使うことがメインなので改善してみます。

タブで開いた場合とウェブパネルで開いた場合の両方にCSSが適用されている画像

特定の横幅サイズのデバイスだけでCSSを適用する「メディアクエリ」と呼ばれる技を活用します。下記コードになります。

/*横幅が670px以下の場合にのみ適用する*/
@media screen and (max-width: 670px) {

  /*背景色変更*/
  .css-1dbjc4n {
    background-color: red !important;
  }

  /*フォント変更*/
  .r-1tl8opc {
    font-family: "ふい字" !important;
  }
}

ウェブパネル内だけでCSSが有効になります。

ウェブパネルのTwitterだけにCSSを適用した画像

@media screen and (max-width: 670px) 」の部分が重要です。一定の横幅サイズ以下の時にCSSを適用するという意味です。「max-width: 670px」は横幅が670px以下の時になります。

タブで開いた時は大体670px以上のサイズになるので、CSSが適用されるのは自然と670px以下のパネル内のみということになります。

/*ウェブパネル内だけで適用させるCSS*/
@media screen and (max-width: 670px) {
  /*ここにCSSを書く*/
}

【便利情報】有志の方が公開したCSSを使う

UserStyles.world」というサイトでウェブサイトをカスタマイズしたCSSが無料で公開されています。「自分でCSSを作成するのは難しい!」という方には便利かもしれません。

以下のURLからアクセスできます。

アクセスできたらページをスクロールしてみます。人気のスタイルシート(CSS)が一覧形式で表示されています。

「UserStyles.world」サイトのスクリーンショット1

右上の検索窓で検索ができます。日本の方もいらっしゃいますが、基本的には海外の方が多いので英語で入力するとヒットしやすいです。

「UserStyles.world」サイトのスクリーンショット2

例えば「X」で検索してみます。色々出てきます。気になったものをクリックします。

「UserStyles.world」サイトのスクリーンショット3

試しに「Twitter tighten sidebar HighProgrammer by alandesmet」をお借りしてみます。サイドバーのメニュー項目の間隔を縮めるようです。クリックしたらサムネイル画像下の「Install」をクリックします。

「UserStyles.world」サイトのスクリーンショット4

新しいタブでCSSが開くので全選択(Ctrl+A)→右クリック→「コピー」をクリックします。

「UserStyles.world」サイトのスクリーンショット5

拡張機能ボタン→「管理」をクリックします。

「Stylus」に「UserStyles.world」のCSSを適用する手順画像1

左側メニューの「Usercssとして」にチェックを入れて「新スタイルを作成」をクリックします。

自分でCSSを作成する時はチェック不要ですが、サイトからお借りする場合は必ずチェックを入れてからにします。でないとエラーが表示されます。

「Stylus」に「UserStyles.world」のCSSを適用する手順画像2

既に書かれているコードを全選択(Ctrl+A)してコピーしたコードを貼り付けます。(Ctrl+V

「Stylus」に「UserStyles.world」のCSSを適用する手順画像3

下記のようになります。既存のコードを全部削除して上書きする点がポイントです。書き込めたら「保存」をクリックします。

「Stylus」に「UserStyles.world」のCSSを適用する手順画像4

CSSが反映されてXのサイドバー項目がしゅっとなりました。 

Twitterの左側サイドバーの項目余白を縮めた画像

今回はどの言語やどのテーマでも反映されるコードでしたが、CSSによっては英語以外の言語だと反映されない、ダークテーマでないと使えないものもあるので注意です。

CSS完全初心者用というよりは、0から構築するのがめんどくさい方向けかなと思います。ある程度理解できていれば自分用にアレンジしたりセレクタを変更できます。

感想

以上、ウェブサイトにCSSを適用するChrome拡張機能「Stylusスタイラス」を使って、「Vivaldiヴィヴァルディ」のウェブパネルをカスタマイズする方法でした。

当サイトでは色々なCSSを紹介しているので、気になったら見てみてください。主に「Stylebot」での解説ですが「Stylus」でも利用できます。

2024年10月3日Stylebot&Stylus(CSS)

Posted by ナポリタン寿司