【Social visual alt text】Twitterやインスタ画像のALTを表示する拡張機能
この記事では、「X(旧Twitter)」や「Instagram」などに添付されている画像の下に、ALT属性を表示してくれるChrome拡張機能「Social visual alt text(ソーシャル・ビジュアル・オルト・テキスト)」について書きます。
以下のようなSNS上にある画像の下に、代替テキスト(ALT属性)を配置してくれる拡張機能です。各画像を個別に調べたり、スクリーンリーダーを利用しなくても、画像の代替テキストが一目で確認できます。
- TweetDeck
- Mastodon
設定されている代替テキストを、画像下部に表示する拡張機能なので、そもそも代替テキストが設定されていない画像には発動しません。新しく代替テキストを設定するような拡張機能ではありません。
代替テキスト(ALT属性)とは、画像を一言で説明する文字のことです。音声でウェブサイト上のコンテンツを聞き取る時や、サーバーやネットワーク状況によって、画像が取得されなかった時に表示されます。基本的には、あんまり触れ合う機会はないかもしれません。
テキストの文字色や、背景色は自由に調整できます。どのSNS上で有効にするか設定からオンオフできます。
Chrome拡張機能だけでなく、Firefoxアドオンも用意されています。本記事は、拡張機能を導入できるPCブラウザ向けです。スマホやタブレットは分かりません。拡張機能を導入できるブラウザアプリ(例:Kiwi Browser)を導入することで、もしかしたら利用できるかもしれません。
リリース元:Nick DeNardis(GitHub、Instagram、Twitter)
記事執筆時のバージョン:0.7.15(2023年8月6日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
Firefoxをご利用の方は、以下のFirefoxアドオンストアからインストールできます。
「Firefoxへ追加」をクリックします。
「Chromeに追加」をクリックします。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
使い方
拡張機能を導入した状態で、「Twitter」にアクセスします。既に開いていた方は、ページをリロードします。
代替テキスト(ALT)が設定されている画像を開きます。画像のすぐ下に、テキストが表示されます。下記画像では、「2023年09月27日に撮影したコスモスの写真」と表示されています。
「X(旧Twitter)」の場合、最大で4枚までの写真を添付できます。4枚添付されたツイートの場合、その数だけ、代替テキストが表示されます。通常時よりかは、かなりスペースをとってしまいました。
「X(旧Twitter)」だと、代替テキストを設定しなかった場合、自動的に「画像」というALT属性が付与されるようです。
「X(旧Twitter)」だけでなく、「Instagram」などでも動作します。
画像の代替テキストが設定されていない場合は、赤文字で表示されて、AIが自動生成した場合は、赤紫で表示されます。僕は、「Instagram」にちょこちょこ写真を投稿していますが、代替テキストは全く未設定状態です。その場合、どうなるのかなーと思い、見てみると、どうやらAIが自動生成しているようです。
全投稿がAI自動生成かと思いきや、投稿時に設定した概要欄が、自動的に代替テキストになっているパターンもありました。よく分かりません。
他にも「Facebook」や「Mastodon」で動作するようです。
設定
拡張機能のオーバーフローメニュー内にある「Social visual alt text」の横の三点ボタンをクリック→「オプション」をクリックします。
設定画面が表示されます。「Enable visual alt text for」でどのSNS上で有効にするか設定できます。
「X(旧Twitter)」の場合、ALT未設定の画像に対して、「画像」という代替テキストが付与されるので、タイムラインがごちゃごちゃするかもしれません。嫌な場合は、「Twitter images」のチェックを外します。「X(旧Twitter)」の画像で、本拡張機能が発動しなくなります。
「Color options」で、それぞれの文字や背景色を調整できます。変更できたら、忘れず下部の「Save」をクリックします。
感想
以上、「X(旧Twitter)」や「Instagram」などに添付されている画像の下に、ALT属性を表示してくれるChrome拡張機能「Social visual alt text(ソーシャル・ビジュアル・オルト・テキスト)」についてでした。
ほとんどの人には、あまり需要がないかもしれませんが、一部の人には、重宝するかもしれません。