【Show Pages URL List】一部を日本語化、日時を年月日に直す方法
この記事では、自分のサイトにある記事を一覧表示してくれるWordPressプラグイン「Show Pages URL List」の一部を日本語化、及び、記事の公開日時を、「YYYY年MM月DD日」表記にする方法について書きます。
FTPやレンタルサーバーのファイルマネージャー機能を使って、本プラグインのファイルにアクセス→中身のコードを書き換えることで、一部を日本語化、日時の表記をカスタマイズできます。
Show Pages URL Listとは、自分のサイトにある記事をタイトルとURLで、一覧表示してくれる便利なプラグインです。内部リンクを繋げるときに活躍します。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。本記事は既に導入済みを前提に書きます。
そこまで難しい単語は登場しませんが、英語になっています。また、記事の公開日時が「28-05-2022(日-月-西暦)」といった表記になっていて、日本人には馴染みにくい表記になっています。
そこで、英語壊滅的な僕でも、一目で分かるように、日本人向けに手直ししてみたいと思います。同じように、Show Pages URL Listプラグインを使っていて、「英語で見にくい!日付の書式を好きなように変更したい!」と悩んでいる方、参考にしてみてください。
「2022年5月30日」、「2022/05/04」といったように、好きな書式に変更できます。
日本語化&日付の書式を変更する手順
Show Pages URL Listプラグインの中身のファイルを弄ります。FTPソフトやレンタルサーバーが提供しているファイルマネージャー機能を活用して、Show Pages URL Listファイルにアクセスします。
僕は、「ConoHa WING」のレンタルサーバーと契約しているので、そちらのファイルマネージャー機能を活用してみたいと思います。
ConoHa WINGの管理画面(コントロールパネル)にアクセスします。サイト管理→ファイルマネージャーをクリックします。
ファイルマネージャー画面を開いたら、以下の場所にアクセスします。
サイト名/wp-content/plugins/show-all-pages-url
「plugins」フォルダー内に、「show-all-pages-url」プラグインがあるので、ダブルクリックします。
「include」フォルダーをダブルクリックします。
中にある「structure-output.php」を右クリック→ダウンロードをクリックします。そのまま付属のテキストエディターで編集してもいいのですが、今回は一旦ダウンロードすることにします。その方が失敗しにくいです。
ダウンロードしたPHPファイルをメモ帳やVisual Studio Codeなどのテキストエディターソフトで開きます。好きなソフトでOKです。
開いたら、ずらーーと中身が表示されます。この中から日本語化したい英語のテキストを探して、好きな文言に変更します。日付の書式だけ変更したい場合は、こちらを参考にしてみてください。
そこまで難しい英語ではないと思うので、わざわざ手間暇かけて、日本語化する必要はないかもしれません。
日本語化
以下の部分を、日本語に修正できます。全てを変更する必要はありません。自分が分かりにくいなぁと思う箇所だけ修正しましょう。
各行を書いておきますが、今後プラグインのアップデートなどにより、変更される場合があります。文言は変わらないと思うので、Ctrl+Fでページ内検索を活用するといいかなと思います。
//96行目
#
//97行目
Category ID
//98行目
Title
//99行目
Page URL
//100行目
Edit Page
//125行目
Edit Page
//427行目
Below you will be able to see the pages URL on your site
//434行目
Search Posts/Pages
//434行目
(not working on categories and tags)
//437行目
Search Pages:
//439行目
Title
//440行目
Content
//448行目
Search
//453行目
Search For All Page Childrens Using Page ID:
//461行目
Children's Search
//720行目
Total pages on site:
//720行目
Pages
//722行目
Pages +
//722行目
Posts +
//722行目
Categories +
//722行目
Tags
//740行目
Published Pages
//752行目
Published Posts
//756行目
Private Posts
//764行目
Categories
//768行目
Tags
//802行目
Check this box if you want the plugin to show up under the tools menu instead of the main menu:
僕が実際に変更した日本語も紹介しておきます。ポイントですが、不必要な部分は翻訳しないことです。前後にある記号や、わざと半角空白が設けられている箇所は、そのまま入力します。
//96行目
番号
//97行目
カテゴリーID
//98行目
タイトル
//99行目
ページURL
//100行目
記事の編集
//125行目
記事の編集
//427行目
以下は、あなたのサイトのページのURLです。
//434行目
記事内検索
//434行目
(カテゴリとタグは非対応)
//437行目
検索対象:
//439行目
タイトル
//440行目
コンテンツ
//448行目
検索
//453行目
ページIDで全ページの子ページを検索する:
//461行目
子ページ検索
//720行目
サイト内総ページ数:
//720行目
ページ
//722行目
ページ +
//722行目
投稿 +
//722行目
カテゴリー +
//722行目
タグ
//740行目
固定ページ
//752行目
投稿記事
//756行目
プライベート投稿
//764行目
カテゴリー
//768行目
タグ
//802行目
プラグインをメインメニューではなく、ツールメニューの下に表示させたい場合は、このボックスにチェックを入れてください:
日付の書式変更
194行目にある以下の部分で、日付の書式を変更できます。デフォルトでは、「d-m-Y」になっていて、「30-05-2022」という表記です。日にちが逆方向になっているので、日本人には見にくいです。
//194行目(変更前)
$page_date = get_the_date("d-m-Y");
例えば、「2022年5月30日」といった表記にしたい場合は、以下の文字列になります。
//194行目(変更後)
$page_date = get_the_date("Y年m月d日");
いくつかサンプルを貼っておきます。日付だけでなく、時間を追加したり、西暦を省くことも可能です。
//例1:2022-05-30
$page_date = get_the_date("Y-m-d");
//例2:2022年5月4日(先頭に0を付けない)
$page_date = get_the_date("Y年n月j日");
//例3:2022年5月30日11時9分(時間を追加)
$page_date = get_the_date("Y年m月d日H時i分");
より詳しい書式を知りたい方は、以下のサイトを参考にしてみてください。WordPress上で使われている日付と時刻の書式を、そのまま本プラグインに応用できます。
参考:日付と時刻の書式 – サポートフォーラム – WordPress.org 日本語
変更したファイルをアップロード
ファイルを修正できたら、上書き保存します。上書き保存したファイルを、レンタルサーバーのファイルマネージャー機能や、FTPソフトを利用して、元の場所にアップロードします。
元々の英語ファイルと同じ場所にアップロードするので、上書き保存するかのダイアログが表示されます。この時、「バックアップ」を選択します。
この項目がない場合は、一旦元の英語ファイルをローカル内(PC内)に落として、修正したファイルをアップロードしてください。元の英語ファイルをバックアップとして、手元に残しておくのがポイントです。
「ConoHa WING」のファイルマネージャー機能で、「バックアップ」を選択した場合、下記画像のように元の「structure-output.php」が「structure-output~.php」という名前になります。
元のファイル(~がついている方)を、右クリックして、ダウンロードします。ダウンロードできたら、サーバー上にある英語ファイルの「structure-output.php」を削除します。
これで、現在PC内には、修正した「structure-output.php」と、元々の「structure-output.php」の2つのファイルがあるはずです。このままどこかに保管しておきます。
分かりやすいように、「元の英語」、「日本語化」といったファイル名にしておくといいかなと思います。
なぜ、こんな厳重にバックアップするかというと、プラグインなので、アップデートがあった場合に元の英語に戻るからです。元に戻っても、再度修正できるように、英語版、日本語版の2つのファイルを保持しておくことが大切です。
毎回書き直すのがめんどくさい場合は、日付の書式だけ変更するのがいいかなと思います。
アップロードできたら、WordPressの管理画面にアクセスします。左側サイドバーの「Show All Pages」をクリックします。既に開いている場合は、ページをリロードします。
無時に変更した箇所が日本語になっていると思います。
ページが真っ白で表示されない場合は、ブラウザのキャッシュの削除などを試してみてください。それでもうまく表示されない場合は、修正に失敗しています。もう一度、大事な記号を削除してないか確認してみましょう。
この場合、プラグインを一度再インストールするのが手っ取り早いです。
日付の書式も、無時に「2022年5月30日」といった日本人に馴染み深い表記になっています。見やすいです。
「Y年m月d日H時i分」という表記にした画像も貼っておきます。まぁ、あんまり時間まで確認したい方はいないのかなぁといった印象です。僕は、年月日だけにしています。
感想
以上、記事タイトルとURLを一覧表示してくれるWordPressプラグイン「Show Pages URL List」のファイルを弄って、日本語化、日付の書式に変更する方法でした。
本当は、開発者に翻訳案を提出して、プラグイン本体に組み込んでもらうのが一番なんですが、提出する方法が分からず…。いちお公式サイトとか見てみたのですが、ドキュメント(readme.txt)の翻訳のみで、設定画面の翻訳は見つけれませんでした。うーむ笑