画像の右クリックに「Googleフォトに保存」を追加する拡張機能
この記事では、PCのウェブサイト上にある画像の右クリックメニューに、「Googleフォトに保存」項目を追加するChrome拡張機能「Save Image To Google Photos」について書きます。
本拡張機能を導入すると、画像の右クリックメニューに、新しく「Save to Google Photos」項目が追加されます。
初回クリック時は、Googleアカウントのログイン画面が表示されます。連携することで、次回以降、右クリック→「Save to Google Photos」のクリックで、画像をGoogleフォトにアップロードできます。
通常、インターネット上で見ている画像を、自身のGoogleアカウントのフォトにアップロードしようとしたら、一旦PCに画像保存して、Googleフォトにアップロード…という手順を踏まないといけません。
本拡張機能を利用することで、画像をPCに保存することなく、直接Googleフォトにアップロードできます。アップロードした写真の説明には、画像のURLが記載されています。どこの画像か後から確認できます。
「お気に入りの画像を、Googleフォトに保存したいけど手間!もっと気楽に保存できたらいいな~」という方に便利だと思います。本記事は、拡張機能を導入できるPCブラウザ向けです。スマホやタブレットではできません。
リリース元:Cool Apps
記事執筆時のバージョン:3.0.1(2022年3月14日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
本拡張機能は、Chrome拡張機能のみの提供で、Firefoxアドオンはリリースされていません。類似アドオンを探してみましたが、見つけられませんでした。
「Chromeに追加」をクリックします。
この時、僕の環境だと「続行する場合は十分ご注意ください」ダイアログが表示されました。問題ない場合は、「インストールに進む」をクリックします。
このダイアログが出たからと言って、拡張機能がやばいというわけではありません。
Chromeの「chrome://settings/security
」ページにあるセーフブラウジングレベルを、MAXの「保護強化機能」にしていると、どうしても警告が出やすくなります。
拡張機能がChromeウェブストアに登場して日が浅かったり、利用者が少ない拡張機能などでも表示されることが多いです。もちろん本当に危なくて警告している可能性もあるので、最終的に導入するかどうかは、ご自身で判断しましょう
ぱっと見た感じ、レビューもそこそこあって、プライバシーの取り組みも大丈夫な印象を受けました。本拡張機能のプライバシーポリシーはこちらです。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
【初回設定】Googleアカウントでログイン
初回は、本拡張機能とGoogleアカウントを紐づける必要があります。紐づけないと利用できません。連携することに、少しでも抵抗がある方は利用しないほうがいいと思います。
本拡張機能のブログに書かれていた情報を引用しておきます。GoogleのAPIを利用して、直接ブラウザからフォトのサーバーに送信するようです。拡張機能自体が、何か写真やデータを保有して外部に送信するといったことはないようです。
We do not send your photo or Google Photos credential anywhere else. The photo goes straight from your browser to Google Photos server through their Photos API.
The login process is managed by Google. You never give us your Google email or password. The login token can only be used to put photos in your Google Photos, it cannot be used to do see your photos or anything else. The token is stored in your browser and never sent to anyone else but Google.
We cannot sell your information because we have none!【ChatGPTで翻訳】
私たちは、あなたの写真やGoogle Photosの資格情報をどこにも送信しません。写真は、あなたのブラウザから直接、Google Photosのサーバーにそのまま移動します。これは彼らのPhotos APIを通じて行われます。ログインプロセスはGoogleによって管理されています。あなたは決して私たちにあなたのGoogleのメールアドレスやパスワードを提供しません。ログイントークンは、あなたのGoogle Photosに写真を入れるためにのみ使用できます。それを使ってあなたの写真を見たり、その他の何かをすることはできません。そのトークンはあなたのブラウザに保存され、Google以外の誰にも送信されることはありません。
私たちは情報を持っていないので、あなたの情報を販売することはできません!
Save Image To Google Photos
ただし、どこまで信用できるのかは分からないので、利用する場合自己責任です。
連携する場合、適当に画像があるウェブサイトを開きます。なんでもOKです。試しに僕のブログにアクセスしてみます。画像上で右クリックします。拡張機能項目の部分に、新しく「Save to Google Photos」が追加されているのでクリックします。
新しいタブで専用ページが表示されます。「Sign in with Google」ボタンをクリックします。
別ウィンドウで、Googleのログイン画面が表示されます。アップロードしたいGoogleアカウントを選択します。
「Allow(許可・同意)」をクリックします。
下記画像のように、緑文字で正常にログインできたことが表示されたらOKです。
Googleアカウントのメールアドレスに、連携した旨が届きます。
使い方
Googleフォトにアップロードしたい画像を見つけたら、マウスで右クリックします。「Save to Google Photos」をクリックします。
押した後、特に画面上の変化はありませんが、しばらく待ちます。アップロードが正常にできた場合、「〇〇〇の内容 Googleフォトに保存された画像!」とダイアログが表示されます。「OK」をクリックします。
右クリックの項目を押してから、完了ダイアログが表示されるまでの時間は、画像によりけりだと思います。容量が大きい画像だとそれだけ時間がかかると思います。
僕が何枚か試したところ、大体数秒程度で、そこまで時間がかかる感じではありませんでした。
実際にアップロードされているか確認するため「Googleフォト」にアクセスします。ちゃんとアップロードされていました。写真一覧から確認できました。
画像の詳細を確認してみると、説明が画像URLの場所になっていました。親切ですね。その画像をどこから入手したのか確認できます。ファイル名は、そのまま画像のファイル名になっていました。
画像をアップロードしたら、あとはGoogleの管轄です。僕の場合無料ユーザーなので、保存容量15GBです。容量があるうちは、アップロードできます。2021年6月1日以前は、無料ユーザーでも無制限でアップロードできましたが、それ以降は15GBに制限されました。今後もっと制限されるんですかねぇ…。世知辛いです。
アンインストール方法(削除)
拡張機能のアクセス権を解除する
通常の拡張機能は、そのまま削除で終わりですが、本拡張機能の場合、アクセス権を与えているので、そこから解除することをおすすめします。
ブラウザから拡張機能を削除しても、アクセス権は残ったままなので、万が一を考えると、使わなくなった時、セットで解除するのがおすすめです。
Googleアカウントの管理ページにアクセスします。左側の「データとプライバシー」をクリックします。「サードパーティ製のアプリとサービス」をクリックします。
これまでアクセス権を付与しているアプリ・サービスが一覧表示されます。この中にある「Quick Save Photos」をクリックします。
「Quick Save Photosとの接続をすべて削除しますか?」をクリックします。
「確認」をクリックします。
接続解除のポップアップが表示されます。これでOKです。
アクセス権を解除しても、一度アップロードした写真は消えません。消したい場合は、手動でGoogleフォトから削除します。
ブラウザから拡張機能を削除する
ブラウザの拡張機能メニュー内にある「Save Image To Google Photos」の三点ボタン(…)→「Chromeから削除」をクリックします。
感想
以上、PCのウェブサイト上にある画像の右クリックメニューに、「Googleフォトに保存」項目を追加するChrome拡張機能「Save Image To Google Photos」についてでした。
結構便利…な気がします。