【Rotate and Zoom Image】サイト上の画像を回転・反転するアドオン
この記事では、ウェブサイト上の画像を、好きな方向に回転・反転・拡大縮小できるFirefoxアドオン「Rotate and Zoom Image(ローテート・アンド・ズーム・イメージ)」について書きます。
ウェブサイト上の画像を好きな方向に回転・反転・拡大縮小できるFirefoxアドオンです。本アドオンを導入すると、画像の右クリックメニューに「Rotate and Zoom Image」という項目が表示されます。マウスを乗せると、サブメニューで項目が表示されます。
右に90度回転、左に90度回転、180度回転が用意されています。アニメーションで、くるくる回る面白系アドオンではなく、1回押したら、その分回転してそこで止まるというアドオンです。
ブログ記事や、TwitterなどのSNSに投稿されている写真・画像で、たまーに向きがおかしくて、画像内の文字や絵が見にくい時があります。そういった時に、本アドオンを使うことで、見やすい向きに修正できます。
ページをリロードすると元に戻るので、一時的に画像内の文字を、正しい向きで読みたいといった場合に役立つと思います。回転だけでなく、左右反転、任意の倍率に拡大縮小機能も用意されています。リセット項目も用意されています。
Firefoxアドオンだけで、Chrome拡張機能はリリースされていません。類似拡張機能があります。
リリース元:Andrej
記事執筆時のバージョン:2.0(2022年3月31日)
インストール方法
Firefoxアドオンストアからダウンロードできます。
本アドオンは、Firefoxアドオンのみの提供で、Chrome拡張機能はリリースされていません。
Chrome・Vivaldi・EdgeなどのChromiumベースのブラウザをご利用の方は、代わりに「Simple Image Rotator(シンプル・イメージ・ローテーター)」などで代用できるかと思います。ただし、本拡張機能は回転機能のみで、反転や拡大縮小機能は実装されていません。
をクリックします。
「追加」をクリックします。
「OK」をクリックします。アドオンのオーバーフローメニュー内に登録されます。
使い方
回転したい画像があるサイトを開きます。試しに、僕が適当に作成した画像を貼っておきます。色々な向きの文章や写真を配置しています。
画像上でマウスを右クリックして、コンテキストメニューを表示します。本アドオン導入後は、新しく「Rotate and Zoom Image」項目が追加されています。マウスを乗せると、サブ階層でメニューが表示されます。
以下の項目が用意されています。回転、拡大、反転です。
「Rotate and Zoom Image」で用意されている項目 | |
---|---|
Rotate this image | この画像を回転させる |
Zoom this image | この画像を拡大する |
Flip this image | この画像を反転させる |
Reset all | すべてリセットする |
Open Rotate and Zoom Image options | 本アドオンの設定ページを開く |
画像の回転(Rotate this image)
それぞれの項目にマウスを乗せると、さらに下の階層でメニューが展開されます。「Rotate this image
」の場合、以下の項目が表示されます。
「Rotate and Zoom Image」の「Rotate this image」項目 | |
---|---|
Rotate 90°left | 左に90°回転 |
Rotate 90°right | 右に90°回転 |
Rotate 180° | 180°回転 |
Reset | リセット |
試しに「Rotate 90°left
」をクリックすると、画像が左に90°回転します。その場所からぐるっと回転するので、上下にあるコンテンツ(文字とか)に被ります。
GIF画像を貼っておきます。ヌルッと動いて回転してくれます。
サイトや画像によっては、回転項目を押しても反応しない場合があります。その場合、一度画像を新しいタブで開いてから、試すとうまくいくかもしれません。右クリック→「画像を新しいタブで開く」をクリックします。
向きがおかしくて見にくかった写真が、正しい向きになり、見やすくなりました。回転する方向を間違えた場合は、再度右クリック→「Rotate and Zoom Image」で好きな方向に回転します。
画像の拡大縮小(Zoom this image)
「Zoom this image」で、画像を拡大縮小できます。
「Rotate and Zoom Image」の「Zoom this image」項目 | |
---|---|
Downscale to 25% | 25%に縮小 |
Downscale to 50% | 50%に縮小 |
Downscale to 75% | 75%に縮小 |
Zoom 125% | 125%に拡大 |
Zoom 150% | 150%に拡大 |
Zoom 200% | 200%に拡大 |
Zoom 300% | 300%に拡大 |
Zoom 400% | 400%に拡大 |
Zoom 500% | 500%に拡大 |
Reset | リセット |
「Zoom 500%」にした画像を貼っておきます。
画像の左右・上下反転(Flip this image)
「Flip this image」で画像を左右・上下反転できます。
「Rotate and Zoom Image」の「Flip this image」項目 | |
---|---|
Flip horizontally | 水平方向に反転 |
Flip vertically | 垂直方向に反転 |
「Flip vertically
」にした画像を貼っておきます。僕が作成したサンプル画像では、「僕はナポリタン寿司です
」の部分が反転していて、回転しただけだとうまく読めません。垂直反転することで、見やすくなりました。
回転・拡大・反転のリセット(Reset all)
「Reset all」で、全ての変形をリセットできます。
元の向き、拡大率に戻ります。
設定(オプション)
画像を右クリック→「Open Rotate and Zoom Image options」をクリックします。
あるいは、アドオンのオーバーフローメニューを開いて、本アドオン右にある設定ボタンをクリック→「拡張機能を管理」をクリックします。「オプション」タブをクリックすると、設定画面を開けます。
2023年5月に確認したところ、以下の3項目が用意されていました。
「Rotate and Zoom Image」のオプション | |
---|---|
Enable transformation animations | 変形アニメーションを有効にする |
Transformation animation duration | アニメーションの変形時間 |
Highlight transformed images | 変形した画像を強調表示する |
変形アニメーションを有効にする
アニメーション変形時間を調整したい場合は、「Enable transformation animations」にチェックして、任意の時間を入力します。デフォルトでは、0.5秒かけて変形するようになっています。完全にアニメーションが不要な場合は、「0」にします。
変形した画像を強調表示する
「Highlight transformed images
」にチェックすると、変形(回転・拡大・反転)した画像に、枠線が追加されます。若干目立つようになります。
感想
以上、ウェブサイト上の画像を、好きな方向に回転・拡大縮小・水平/垂直反転できるFirefoxアドオン「Rotate and Zoom Image(ローテート・アンド・ズーム・イメージ)」についてでした。
本アドオン1つで、回転・反転の両方ができます。