【雑談】ダウンロードとインストールの違い。実は意味が違うよん
この記事では、PCを使っていると登場してくる「ダウンロード」と「インストール」の違いについて書きます。当たり前のように使っている言葉ですが、実は少しだけ意味が違います。
※この記事は、パソコン初心者によるパソコン初心者さん向けの記事です。
結論は、「ダウンロード」がインターネットから自分の手元にファイルを入手することで、「インストール」が自分のPCやスマホで使える状態にすることです。
順序で言うと、①ダウンロード→②インストールです。
アプリやソフトを使えるようにするには、基本的にはインターネットからファイルやソフトをダウンロードして、そのあとにインストールってことです。
一部例外として、ダウンロードだけで使える「インストール不要のフリーソフト」がありますが、インストール→ダウンロードの順番になることは絶対にありません。ないですよね…?
分かりやすいように図も作ってみました。
掃除機を購入したのはいいですが、そのままだと使えません。使えるようにするには、まずは外箱から出して、保護シールが貼ってあるならそれもはがして、コンセント挿してって作業が必要です。
つまり、ダウンロードは物を購入することで、インストールが使えるように準備することってイメージです。
パソコンを使ってたら「〇〇をダウンロードする」って場面にしょっちゅう出会う一方で、スマホでは「アプリをインストールする」って言葉をよく聞きます。
このせいでナポリタン寿司は、てっきりスマホではインストールって言って、パソコンではダウンロードなのかなぁと思っていました。
あるいは、言葉の由来が国によって異なるのかと思っていました。例えば、イギリスがインストールで、アメリカがダウンロードみたいな感じです(笑)全然違いました。
最近、色々な方面から「パソコン初心者じゃないでしょ!」ってありがたいお言葉をいただけるんですが、れっきとしたパソコン初心者です。そうじゃなくても初心を忘れない初心者でいたいものです。
ダウンロードとは?
「ダウンロード」とは、インターネット上にあるファイルを自分のパソコンやスマホに取り込むことです。
分かりやすい例だと、「画像をダウンロード(保存)する」です。気に入った画像があれば、右クリック→「画像を保存」をクリックすると思います。この行為を「ダウンロードする」といいます。
以下のような場合は、全部ダウンロードに当てはまります。
- フリーソフトをダウンロードする
- インターネット上のExcel・Wordファイルをパソコンに取り込む
- 画像を保存する
- 動画を保存する
- 音楽をダウンロードする
- Googleフォトから、オフライン用にパソコンに取り込む
こう見ると、いかに自分がダウンロードしているかが分かるかと思います。「ダウンロード」は、インターネットを利用する上では非常に重要な機能です。
少し言葉の由来を紹介すると、ダウンロード(Download)は、荷物(Load)を下げる(Down)という意味からきているようです。インターネットと呼ばれる一つの世界に、僕たちがアクセスして荷物を入手するという意味なんですね。分解するとイメージしやすいですね。ちなみにインストールはそのまま英語の「install」からきてます。
正直、「ダウンロードは何となく分かっていた」って方が多いんじゃないかと思います。僕はスマホよりパソコンを使うので、ダウンロードの意味は何となく理解できてました。問題は、スマホでよく聞く「インストール」でした。
インストールとは?
インストールとは、ダウンロードしたファイルをパソコンやスマホで使える状態にすることです。
パソコンでソフトをダウンロードしたら、「セットアップファイル.exe
」みたいなのをダブルクリックして、ポチポチボタンクリックしますよね?あの行為全般を「インストール」と言います。
以下の場合は、全部インストールに当てはまります。
- GooglePlay ストアからアプリをインストール
- App Storeからアプリをインストール
- 「モンスト」や「パズドラ」をスマホに入れる
- ダウンロードしたファイルをパソコンにインストール
スマホを利用していたら、ほとんどが「インストール」って文面だと思います。これにはちょっとしたひっかかりポイントがあるので次項目で説明します。
勘違いポイント
ダウンロードとインストールは明確に違いがあるので、なぜ初心者は混合してしまうんでしょうか?実は、いくつかの勘違いポイントがあって、そのせいで混合してしまっています。僕がまさに混合していました。
大きな勘違いポイントは、以下の2つです。
ダウンロードだけで使えてしまうものがある
音楽や画像などの見る・聞くものなどが該当します。ダウンロードしただけで、すぐに楽しめます。
「画像を保存した!」や「音楽をダウンロードした!」とは言いますが、「画像をインストールした!」や「音楽をインストールした!」とは言いません。ダウンロードしたという意味で使う時はあります。
インストールする必要がなく(インストールできない)、ダウンロードだけで完結しちゃうコンテンツがあるということが、第一のポイントだと思います。
例えば、購入して手元に届いた時点で、もう完成されている物に置きかえたらイメージが楽です。購入しただけで完結するものってなんでしょうねぇ…。ぱっと思いつくのは、置き物やすでに組み立ててある家具などでしょうか。
ちなみに、ZIPファイルをダウンロードして、解凍するだけで使えるフリーソフトなんかもこれに該当します。いわゆるインストール不要のフリーソフトです。
ダウンロードとインストールを自動でするものがある
スマホのアプリです。これが第二の勘違いポイントです。ってかこっちの方が勘違いしやすい要素ですかね。スマホのアプリを入れる時、ストアを見ると「インストールする」という表示があります。
これ実際には、ダウンロード→インストールするという流れなんですが、その過程をスマホ側が自動でしてくれるため、表記自体は「インストール」になっているという仕組みです。
ワンタップでダウンロードとインストールを一気にやってくれるとても便利な機能です。スマホすごい!
現実の物で例えると、宅配サービスや取り付けサービスが該当します。家電量販店でテレビや冷蔵庫などの大きい物を購入すると、家まで配送→設置→初期設定をしてくれる場合があります。商品を購入するだけで、すぐに使える状態にまでしてくれる、これがスマホのインストールです。
感想
まとめると、ダウンロードはインターネットから取り込むこと、インストールはダウンロードしたファイルをパソコンで使える状態にすることでした。
スマホのアプリストアでは「インストール」という表記を見ますが、これはダウンロードとインストールをまとめてしてくれるため、ダウンロードという表記を省略しているということです。
裏ではダウンロード→インストールの過程を進んでいます。順序が逆になることはありません。