【Windows】エクスプローラーのパス区切りをバックスラッシュに変更する方法
この記事では、Windowsのエクスプローラーのパス区切りを円記号()から、バックスラッシュ()に変更する方法について書きます。
Windowsで、エクスプローラーのアドレスバーのパス区切りが、バックスラッシュではなく、円記号なのは、利用している日本語フォントの文字化けが原因です。
日本では、古くから、バックスラッシュが円記号に文字化けしてしまう仕様になっています。
つまり、Windowsのフォントを和文(日本語)以外に変更することで、自動的にバックスラッシュになります。
和文以外にするからといって、日本語が見えなくなるといった心配もありません。
Windowsのシステムフォントを変更する代表的なフリーソフトは、「Meiryo UIも大っきらい!! (No!! Meiryo UI)」です。
PCの再起動なども必要なく、サクッとフォントを変更できます。インストール不要です。
本記事では、上記ソフトを使ってフォントを変更してみます。
Windows10、Windows11どちらでも利用可能です。
「アドレスバーの円記号がなんか気になる!」って方、ぜひ試してみてください。
ダウンロード方法
以下のリンクからダウンロードページに飛べます。httpsではないですが、公式サイトなので大丈夫です。
カスタムフォント選択ダイアログ版「noMeiryoUI3.0.0.zip」の「本ページからダウンロード」をクリックします。
ダウンロードした圧縮フォルダーを解凍します。
使い方
解凍したフォルダーを開いて、「noMeiryoUI.exe」をダブルクリックで起動します。
アプリが起動するので、全体設定「すべてのフォント」の右にある「選択」をクリックします。
変更したいフォントを選択します。
デフォルトでは、「Yu Gothic UI 9pt(游ゴシック)」になっているので、「Arial」や「Segoe UI」などにします。
Windows11だと、絶対に「Segoe UI」がおすすめです。「Arial」だと、ギザギザになって汚いからです。
どのフォントにすればいいかわからない場合は、右下の文字セットを見てみましょう。
「欧文」などのように、「日本語」以外ならOKです。逆に「UD デジタル 教科書体 N-B」のような日本語だとダメです。(ダメではないが、結局パス区切りは円記号のまま)
「Segoe UI」にしてみます。
選択できたら、OKをクリックします。
「一括設定して終了」をクリックします。まだ、色々フォントを変更してみたい場合は、その隣の「適用」をクリックします。
「一括設定して終了」にすると、数十秒ほど待ちます。自動的にフォントが変更され、本ソフトが終了します。
適用までに数十秒のラグがあるので、焦らず、のんびり待ちましょう。
変更できたら、確認してみます。
無事にエクスプローラーのアドレスバーのパス区切りが、円記号からバックスラッシュに変更されています。
PCやエクスプローラーを再起動しなくてもサクッと変更できるのはありがたいですね。
「Arial」と「Segoe UI」の比較画像を貼っておきます。
上記画像の通り、Windows11で「Arial」を使うと、英語は綺麗なんですが、日本語テキストがギザギザして汚いです。
よって、「Segoe UI」が一番無難かなと思います。
注意点ですが、本ソフトは、Windows 側で設定したフォントが反映されるソフトに限ります。
例えば、Windows11のメモ帳だと、アプリ内でフォントを指定できるようになっています。つまり、Windowsや「Meiryo UIも大っきらい!!」で設定したフォントが反映されないということです。
この場合は、アプリ側でフォントを変更することで解決します。
Windows11のメモ帳のフォントを変更する方法は、下記記事を参考にしてみてください。
感想
以上、Windowsのエクスプローラー上部にあるアドレスバーのパス区切りを、円記号からバックスラッシュに変更する方法についてでした。
最近、Git Bashを触る機会があったんですが、パスをそのまま貼り付けても、円記号になって認識されなかったんですよね。
以下のようにシングルクォート記号で囲むことでも認識できるとのことでしたが、毎回入力するのはめんどくさいと思ったので、根本から変えてやろうと試したわけですよ。
cd 'D:\ダウンロード\noMeiryoUI3.0.0'
そしたら、エクスプローラー上の表記は変わったんですが、結局Git Bish 上で貼り付けると円記号になって認識されませんでした。
結局、シングルクォート記号で囲むことで解決したというわけです。あらら。