【EaseUS Partition Master】HDDやSSDのパーティションを結合・分割できるソフトの使い方[PR]
この記事では、Windowsのパーティションを分割・結合できるソフトEaseUS Partition Master について書きます。
初心者でも見やすいUIで簡単にパーティションの調整ができます。
Windowsのパーティションを分割・結合、他のパーティションへの割り当てができるソフトです。
Windows10標準のドライブ一覧画面のようにドライブを確認でき、簡単操作でパーティションの分割や結合ができます。
Dドライブを2つに分割してそれぞれ別用途で活用する…みたいなことができます。
パーティションとは、WindowsのHDDやSSDなどの容量を分割している機能のことです。初心者には「何のこっちゃ?」って感じです。PC フォルダーを開いた時に表示される画面が一番見やすいです。ここで、自分のパソコンのHDDやSSDの種類、パーティションの数を確認できます。
僕の場合は、3つドライブがあり、1つ目がSSDのWindows(C:)、2つ目がHDDのローカルディスク(D:)、3つ目が外部HDDのバックアップ用HDD(E:)です。
そのドライブを分割できるのが「パーティションの分割」って機能です。例えば、バックアップ用HDDは、空き領域が2TBもあるので、分割して1TBのHDD 、1TBのHDDという風に別々に機能させることができます。
分割するメリットは色々あるんですが、1番は管理のしやすさだと思います。例えば、1つのドライブだと、フォーマットした時にその中のデータ全てが消えます。それに対して、1つのドライブを2つに分割しておけば、片方をフォーマットしても片方のデータは残ります。
本記事は、依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。
当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。
リリース元:EaseUS(Twitterはこちら)
記事執筆時のバージョン:16.0(2021年8月12日)
無料版と有料版の違い
無料版と有料版の2種類あり、無料版ではプレビューのみという制限があります。
正直、プレビュー(確認)できたところで、分割も結合もできないので、無料版は使い物にならないです。利用する場合は有料版を購入しましょう。サブスクではなく、永久版の買い切りタイプなのがまだ良心的です。
無料版にて、操作を実行しようと思ったら、以下のようにライセンス認証を求められます。
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
無料版を利用する場合は、「無料ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードできたら、起動します。
「今すぐインストールする」をクリックします。
数分でダウンロードが完了します。
「今すぐ始める」をクリックします。
メイン画面が表示されます。そのまま、パーティションの分割・結合に移りたい場合は、Partion Managerの「今すぐスタート」をクリックします。
その下の「バックアップ&復元」、「フィアル同期(ファイル同期だと思われる)」、「データ復元」、「PC転送」などの項目は、別ソフトのインストールが必要になるので、不要な場合はクリックしないようにしましょう。
Partion Managerを起動したら、自分のパソコンのパーティション一覧が表示されます。ここから、変更したいパーティションをクリック→右側のメニューで設定という形で作業できます。
使い方
早速、使っていきます。
がしかし、その前にドライブのパーティションを弄るので、万が一のためにバックアップを作成することをおすすめします。パーティションを調整している時にデータが破損したら、復元するのが難しいという話を聞いたことがあるので。初心者は、とにかくバックアップしとくのが吉です。
パーティションの分割
パーティションを分割できます。分割ってのはその名の通りで、1つのドライブ(HDD、SSD)を2つ以上に分割できます。新しいパーティションを作成する場合には、この分割ってのが必須になってきます。
分割したいディスク(ドライブ)のパーティションを選択→右側のサイズ調整/移動をクリックします。
サイズ調整できる画面が表示されます。
黒点をマウスのドラッグ&ドロップで調整します。
パーティションサイズに数字を入力することで、詳細に調整できます。今回は、3.7TBの外付けを2.5TB、1.2TBに分割してみます。
OKをクリックして、画面上部の「1つの操作を実行する」をクリックします。
保留中の操作ウィンドウが開くので、操作に間違えがなければ、適用で実行します。
操作が実行されます。パーティションサイズにもよるんでしょうが、3.6TBもなると、15分ほどかかりました。
途中、使用中のデバイスとして、Windowsサービスのホスト プロセスが引っ掛かりましたが、「解除するか工程を完了して操作を実行してください」を選択してOKをクリックすれば大丈夫です。
完了すると、パソコンの再起動をするか聞かれます。再起動することで、完全にパーティションを分割します。
しかし、このまま分割しただけだと未割り当てのままなので、継続して作業する場合は、一旦「いいえ」をクリックしましょう。次項目にて、未割り当てのパーティションに役割を与える「パーティションの作成」という作業を行います。
パーティションの作成
未割り当てのドライブパーティションに役割を持たすことができます。役割ってのは、PC フォルダーを開いた時にちゃんと認識される、機能するって意味です。
未割り当てのパーティションを選択→作成をクリックします。
パーティションの設定をします。
サイズと位置はデフォルトではMAXになっています。さらに分割したいといったようなこだわりがなければサイズと位置はそのままでいいと思います。
大事なのは、パーティションラベルとドライブレターです。好きな名前と半角英字を選びましょう。こちらで設定したものが、パソコン画面に表示される部分ですね。
設定できたら、画面上部の「2個の操作を実行する」をクリックします。先ほど、パーティションの分割をしてまだ再起動していないので、2つ操作があることになっています。
適用をクリックすると、パソコンの再起動が始まります。作業中のフォルダーがある場合は、事前に保存して終了しておきましょう。
パソコンを再起動中に、以下のように黒画面と白文字が表示されます。英語ばかりで怖いですが、パーティションを弄ると出てきます。
1つ目の塊がパーティションの分割で、2つ目の塊がパーティションの作成って意味です。
再起動が終わると、無事にドライブが4つになっています。ちゃんと「test-naporitansushi(1.19TB)」のドライブができてます。すごいです。あとはいつも通りファイルを保存したり、移動したりできます。
パーティションの結合(マージ)
分割したパーティションを結合できます。
結合したいドライブを1つ選択して、右側のマージをクリックします。
結合先のドライブにチェックを入れて、OKをクリックします。プレビューで結合後の状態を確認できるのがいいですね。
画面上部の「1つの操作を実行する」をクリックします。操作を「適用」します。
パーティションの結合が実行されます。ちなみに、パーティションの結合だけなら、パソコンの再起動は必要ありません。
試しに、「ナポリタンだよん」というドライブを「test-naporitansushi」のドライブに結合してみました。
ちゃんと、「test-naporitansushi」に合体されて、「ナポリタンだよん」内にあったデータも一緒に転送されています。フォルダーで区別されるのでごちゃごちゃにならない点も便利です。
HDD 内のデータ消去
HDDやSSDのデータを完全に削除できます。パーティション内データが不要になった時に便利です。
ちなみにWindows10標準のフォーマット機能だと、復元ソフトで元に戻すことができるそうです。なので、完全に削除したい場合は、本ソフトなどの専用ソフトを使いましょう。
初期化と完全削除 | 違い |
---|---|
初期化(フォーマット) | 復元ソフトで元に戻せる。 不具合→再構築するときに便利 |
完全削除 | 復元ソフトで元に戻せない。 HDDを売却、個人情報を全て消したい時に便利 |
試しに、新しく作成した「test-naporitansushi」のパーティション内に6GBくらいのテストデータを入れて完全削除してみます。
消去したいパーティションを右クリック→データを消去をクリックします。
パーティションデータ除去の回数を設定して、OKをクリックします。基本的には1回実行するだけで、復元ソフトでは復元できなくなります。
画面上部の「1つの操作を実行する」をクリックして、適用をクリックします。
パソコンから席をあけてたのでどのくらい時間がかかったかは分かりませんが、数分~数十分くらいだと思います。
無事に完全削除されていました。単なる初期化と違い、完全削除なのでドライブ自体は「未割り当て」になり、中身すっからかんどころかPCで認識できなくなりました。
再度、使うにはパーティションの作成をしましょう。
パーティションの再構築目的、及び簡単な削除だけしたい場合は、フォーマットを活用しましょう。
フォーマット(初期化)したいドライブを右クリック→フォーマットをクリックします。
参考:WindowsでHDD/SSDを完全消去する方法
参考2:SSD&HDDを完全に初期化する方法
他パーティションへ割り当て
同一ドライブ内で、容量を受け渡すことができます。
ドライブ内のパーティションを選択→右側の領域の割り当てをクリックします。
パーティションの分割と同じように、黒点をマウスで調整してOKをクリックします。
MBR ディスクからGPT ディスクに変換
MBR ディスクをGPT ディスクに変換できます。
初めて聞いた単語だったんですが、簡単に言うと、古いタイプか新しいタイプかと、容量とパーティションの作成できる数の違いです。
ドライブ(HDDやSSD)は、目に見えない部分で、MBR ディスクとGPT ディスクの2パターンに分けられています。
MBR ディスクは、古いタイプで容量の大きさとパーティションの作成できる数に制限があります。それに対して、GPT ディスクは新しく登場したタイプでMBR ディスクよりも高性能です。
参考:MBR形式とGPT形式の違い(パーティション) | パソコンの問題を改善
それと、もう一つの特徴が、10月5日に登場したWindows11の起動要件では、GPT ディスクが必須要件になっているということです。すなわち、これからの時代はGPT ディスクが必要になってきます。
本ソフトでは、古いタイプのMBRディスクを無料でGPT ディスクに変換できるそうです。
僕のディスクは、全てGPTだったので変換する必要はなかったんですが、もし変換したい場合は、ディスク全体を選択→GPTへ変換をクリックします。
参考:無料でMBRディスクからGPTディスクに変換する3つの方法
感想
直感的な操作で実行できる点が一番便利でした。ちゃんと容量によって横棒グラフが変動していて、どのドライブにどのくらい容量があり、どのくらい空きがあるのかが一目で分かるのがいいですね。
パーティションの分割・結合・作成という初心者には難しい作業も簡単にできました。単に、分割、結合するだけでなく、作業前にプレビューを確認できたり、ドライブレターや名前の変更など細かい点も調整できるのが便利です。
恐らく、1度設定したら月に1回も起動しないと思いますが、その1回のためにも使う価値はありました。
僕は、メインで運用しているCドライブとDドライブは変更してませんが、バックアップ用に購入した外付けHDDを分割して使い分けるようにしています。
こっちには写真や動画などのプライベートファイルのバックアップ、こっちにはブログ用(仕事)のファイルなどのように、1つのドライブ内にてパーティション単位で設定できるのが便利です。
感想
以上、Windowsのパーティションを分割・結合できるソフトEaseUS Partition Masterについてでした。
パーティションを調整するなら、同社のデータバックアップができるソフト「EaseUS Todo Backup Home」もおすすめです。