「Google検索の上のメニューを元に戻す」拡張機能の使い方
この記事では、PCブラウザ版「Google」の検索ボックス下の各種タブメニュー(画像、動画、地図など)に混ざって表示されるようになったサジェストを消して、従来の表示・並びにする拡張機能「Google検索の上のメニューを元に戻す(英語だとGoogle Search Classic Navbar)」について書きます。
本拡張機能を導入すると、PCブラウザ版「Google」の検索結果上部に表示される検索タブメニューを、2023年6月以前の表示に戻せます。
2023年6月以降、各種ボタンに混ざって、検索した単語に関するサジェストキーワード(予測候補)が表示されるようになりました。
これまでは「すべて」、「画像」、「地図」、「動画」、「ショッピング」といった感じで、並びが変わることはあっても、余計なキーワードが追加されることはありませんでした。
2023年6月以降は、食べ物の名前を調べた時、「レシピ 人気一位」、「作り方」、「発祥」といった感じで、恐らく他の人が調べているであろう単語が混ざります。2023年6月以降ずっとこの仕様ってわけではなく、ちょくちょく元に戻っていました。2024年2月から再びごちゃまぜ仕様になっています。
以前「検索メニュー固定器」という拡張機能を記事にしていますが、検索メニューの並びを固定するというものです。サジェストキーワードは非表示にしてくれません。アップデートで消せるようになる可能性はあります。
リリース元:yakisova41(Bluesky、スクリプト版)
記事執筆時のバージョン:0.2.6(2023年12月09日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
「Chromeに追加」をクリックします。
本拡張機能は、Chrome拡張機能のみの提供で、Firefoxアドオンはリリースされていません。
その代わりにユーザースクリプト版が用意されています。スクリプトの場合、適用できる拡張機能(Chromeに限らず、Firefoxでもある)を導入できれば、インストールできます。
通常の拡張機能と若干導入方法が異なりますが、恐らくFirefoxでも導入できると思います。正常に動作するかは分かりません。
ウェブサイトにスクリプトを適用する拡張機能は色々ありますが、僕のサイトでは「Tampermonkey」を紹介しています。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
使い方
本拡張機能(あるいはユーザースクリプト)を導入した状態で、「Google」にアクセスして検索します。既に開いていた場合は、一度ページをリロードします。再読み込みしないと反映されません。
試しに「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」で検索してみます。導入前は、「いつ」、「キャラクター」、「試写会」、「予告編」といったサジェストキーワードが表示されていました。導入後は綺麗さっぱり消えて、従来のメニューだけになります。
ただし、僕の環境だと何かブラウザ側の設定が悪いのか、日本語ではなく英語表記になりました。画像が「Images」、動画が「Videos」といった感じです。
「Chrome」ではなく、「Vivaldi」に導入した時は日本語だったので、恐らく、ブラウザ側の問題なのかなと思います。設定している言語設定を優先する的な感じなのかなぁ…。んで「Chrome」では英語になっているとか?UIは普通に日本語なんですけどねぇ…。分かりません。
「すべて」ページではなく、「画像」などの別タブに切り替えても反映されます。
ちょっとだけ元のUIが表示されて、その後拡張機能が発動して旧式のUIになるって感じでした。このラグが人によっては、長すぎると感じるかもしれません。「英語版Chromeウェブストア」のレビューにも、「より速くロードする方法はありますか」と書かれていました。
僕の環境では、「動画」ページに切り替えた時、サジェストは非表示になっていましたが、デザインが角丸を帯びた新デザインのままでした。おま環、あるいは拡張機能のCSSやJavaScriptのセレクタ指定でミスっているのかもしれません。皆さんが声を出せば、アップデートで修正されるかもしれません。
ショッピングページでは、検索メニューが検索ボックスに被って見えなくなりました。他の拡張機能をオフにした状態や、他ブラウザでも発生したので、恐らく現時点の本拡張機能の不具合・バグだと思います。
【余談】サジェストキーワードを消すCSS記事紹介
本拡張機能とは全く関係ありませんが、ジャンルでいうと大いに被っているので紹介します。サジェストキーワード(予測候補)だけを非表示にするCSS記事を書いています。画像、動画、地図など従来のタブメニューは残したままです。
「本拡張機能を使ってまではな…」とか「最低限、サジェストキーワードを消してくれたらそれでいい!」みたいな方にいいかもしれません。
CSSを適用できる拡張機能を導入して、記事で紹介しているコードを書き込むと反映されます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
【余談】作者が開発しているYouTubeのユーザー名を戻す拡張機能紹介
本拡張機能の作者様は、他にもPCブラウザ版「YouTube」のコメント欄に投稿した人の名前を、ハンドルIDからユーザー名に戻す拡張機能「YouTubeコメント欄の名前を元に戻す」を開発されています。
詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
感想
以上、PCブラウザ版「Google」の検索ボックス下の各種タブメニュー(画像、動画、地図など)に混ざって表示されるようになったサジェストを消して、従来の表示・並びにする拡張機能「Google検索の上のメニューを元に戻す」についてでした。
Google関連の拡張機能記事は、他にもいくつか書いているので、気になった方は参考にしてみてください。