【ExifFrame】写真に白枠+機種、ISOなどのExif情報を追加するサイト
この記事では、アップロードした写真に、シンプルな白枠フレームを追加して、白枠下部に撮影したメーカー名、機種名、レンズ情報、F値、ISO、焦点距離などのExif情報のテキストを挿入してくれるウェブサービス「ExifFrame」について書きます。
アップロードした写真・画像に白いフレームを付けて、下部にExif情報から読み取った情報を書いてくれるウェブサイトです。印刷した紙の写真によくある感じの白いフチです。写真をアップロードするだけで、余計な設定なく、自動的に付けてくれます。
下部には、主に以下のようなExif情報を書いてくれます。
- メーカー名
- 機種名
- レンズ情報
- F値
- ISO
- 焦点距離
写真に設定されているExif情報から読み取るので、そもそも情報がない場合は表示されません。Exif情報は、写真を撮影した時、付与される通常目に見えないデータです。撮影した機種などの情報が埋め込まれています。
一眼レフカメラやスマホのカメラで撮影した場合は、Exif情報が残っていると思います。別のアプリで加工したり、友だちからLINEで送られてきた写真などは、削除されている可能性があります。
Exif情報が間違っていたり、データが削除されていた場合は、手動で情報を追加できます。例えば、撮影したカメラ名は表示されたけど、レンズ名が記録されていなかった場合、自分でレンズ名を書けます。
不思議なもんで、白いフレームを付けることで、「なんかおしゃれ感」が出ました。実際に何枚か作成してみましたが、いい感じです。
元画像の画像サイズを変えずにダウンロードできます。こういったウェブ上で動作するサービスであるあるなのが、ダウンロードした画像は、かなり縮小されているパターンです。本サービスは、元の画像サイズ+白いフレームを追加した画像サイズです。
ブラウザ上で動作するので、インターネット環境さえあれば、OSやバージョンなど幅広いデバイスからアクセスできると思います。スマホのブラウザアプリからも利用できました。
「なんか白いフレームつけておしゃれっぽくして、さらに撮影したデータを文字として書き起こしたい!SNSに投稿したい!」みたいな方に便利だと思います。
リリース元:momosuke(Instagram、サイト)
記事執筆時のバージョン:2023年7月11日
アクセス方法
以下のリンクからアクセスできます。
使い方
画像のアップロード
サイトにアクセスしたら、「アップロード」ボタンをクリックします。
エクスプローラーの画像選択ダイアログが表示されるので、画像を選択します。記事執筆時点だと、単一画像だけに対応していて、複数一括処理には対応していません。選択できたら、「開く」ボタンを押します。
「処理中」と表示されるので、終わるまで待ちます。僕の場合、一眼レフカメラ「Canon EOS Kiss X10」で撮影した写真で5秒程度でした。写真の容量に左右されると思います。
終わると、完成写真が表示されます。白いフレームがついて、写真下部にExif情報が記載されています。
僕の場合、一行目に「Canon Canon EOS Kiss XIO /
」と書かれていて、二行目に「f/3.5 1/1600s IS0400
」と書かれていました。メーカー名、機種名です。
白いフレームは、上と左右の余白具合が一緒で、Exif情報が書かれている下部の余白は、少々大きめにとられていました。
横長の写真だけでなく、縦長の写真にも対応しています。
2023年5月に購入した「Google Pixel 7a(Androidスマホ)」で撮影した写真もできました。「Google Pixel 7a / Pixel 7a back camera 5.43mm f/1.89
」と書かれていました。
Exif情報の確認・修正
プレビュー写真の下部に、それぞれの項目を手動で編集・追加できる項目があります。メーカー名、機種名、レンズ、焦点距離、絞り、シャッタースピード、ISO感度を調整できます。
Exif情報は、写真を撮影した時に自動的に付与されるもので、間違っていることは滅多にないと思います。メインは修正ではなく、追加だと思います。
例えば、僕の場合「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5」で撮影した写真を、「Digital Photo Professional(DPP4)」上で編集できるように、こちらの記事の方法で、レンズ情報を書き換えています。
その影響か、「ExifFrame」にアップロードした時、機種名は表示されましたが、レンズ名が表示されませんでした。こういった時に手動編集(追加)が便利です。
「レンズ」の部分に、撮影時に使用した「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm
」テキストを入力します。入力できたら、「修正」ボタンをクリックします。
押した時、ちょっとだけ画面が固まります。数秒程度で終わると思います。終わったら、プレビュー写真上のテキストが書き換えられます。
写真のダウンロード
作業が終わったら、「ダウンロード」ボタンを押します。ダウンロードしないと、PCに保存されないので注意です。
ダウンロードされます。
ブラウザ側で設定している場所に保存されます。デフォルトだとダウンロードフォルダーだと思います。
完成写真を貼っておきます。
編集前と編集後の容量を比較してみます。13MB→3.5MBと容量は結構圧縮されていました。まぁそもそも13MBは大きすぎるか…(笑)日常利用なら圧縮されたところで気にならないと思います。
画像サイズは縮小されません。元の画像サイズのまま、白いフレーム分が追加されたサイズになります。パッと見た感じ、劣化具合に違いが分かりませんでした。
テンプレートの登録
そのブラウザ上で使える情報保存機能が用意されています。例えば、「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm
」のレンズ名を頻繁に入力したいけど、毎回入力するのがめんどくさいといった時に便利です。あらかじめ登録しておくと、素早く呼び出せます。
ブラウザのCookieを利用していると思います。Cookieを削除したり、別ブラウザでアクセスした時はリセットされます。
ページの一番下部にあります。左側のドロップダウンリストから保存したい項目を選択します。僕の場合「レンズ」です。選択した後、隣にあるテキストボックスに文字を入力します。「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm
」といった感じです。「登録」ボタンを押します。
レンズ情報が登録されます。
適当に写真をアップロードした状態で、作成したテンプレートの「反映」ボタンを押します。上部の「レンズ」部分に、「SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm
」が自動的に入力されます。
「修正」ボタンを押すと、プレビュー写真に反映されます。
Exif情報が正しく残っている場合は、わざわざ利用する必要はないと思うので、主な用途としては、「頻繁にこのレンズ使っているけど、レンズのExif情報が保存されない!」みたいな状況かなと思います。
あるいは、Exif情報関係なしにメーカー名部分に「ナポリタン寿司」といった固有名詞を入れたい場合などにも便利そうです。
【余談】PWAでアプリっぽくする方法(Android)
PWAに対応しています。PWAは、ウェブサイトをアプリのように独立させて利用できる機能です。ブラウザのツールバーなどの余計な要素がなくなり、ブラウザと違うウィンドウ(タスク)として登録されます。
スマホにインストールしているブラウザアプリで「ExifFrame」を開きます。試しに「Google Pixel 7a」にインストールしている「Google Chrome」ブラウザで開いてみます。
右上の三点ボタンをタップ→「アプリをインストール」をタップします。
ダイアログが表示されるので「インストール」をタップします。
インストールが開始されます。僕の環境だと、ちょっと時間がかかりました。終わったら通知が表示されます。ホーム画面に専用のショートカットアイコンが配置されています。
タップすると起動します。まるで「Google Play」からインストールしたアプリのように起動します。ブラウザのタブバー、ツールバーなどの余計な要素がない状態です。
アプリ切り替え画面でも、ブラウザとは独立した状態で表示されます。
PWAにしたかどうかは関係なく、スマホ上でも利用できました。白いフレームにExif情報を付与できました。
実際に作成してみた写真
実際に僕が撮影した写真を何枚か加工してみました。ずらっと貼っておきます。機種名あたりを手動修正で、撮影場所にするのも面白いかもしれませんね~。
感想
以上、アップロードした写真に、シンプルな白枠フレームを追加して、白枠下部に撮影したExif情報のテキストを挿入してくれるウェブサービス「ExifFrame」についてでした。