【Everything】高速検索ソフトの設定を新PCに移行する方法
この記事では、Windows内のデータ高速検索ソフト「Everything(エブリシング)」の設定を、古いPCから新しいPC作業環境に丸々移行する方法を書きます。
「%APPDATA%\Everything
」にデータがあるので、コピペします。
新しいPCに「Everything(エブリシング)」をインストールして、古いPCから設定ファイル(ini)をコピーすることで、移行できます。 「Everything」の本体は、「C:\Program Files\Everything
」、設定ファイルは「%APPDATA%\Everything
」にあります。タスクトレイからアプリを終了した状態で移行します。
僕は、2023年1月に新しいPC「G-Tune PP-Z-3070Ti (プレミアムモデル)」を購入したので、愛用している「Everything」を移行してみたいと思います。次回の移行に備えて、忘れないよう、記事にしたいと思います。
本記事はインストールタイプを使っている方向けです。僕はインストールタイプを利用しているので、ポータブル版については知りません。Windows11→Windows11への移行です。恐らく、Windows10→Windows11でも一緒だと思います。
「Everything」の設定ファイルを入手する
古いPCから、「Everything」の設定ファイル(ini
)を入手します。
もし、「Everything」を起動している場合は、終了しておきます。ここでの終了とは、ウィンドウを「×」で閉じることではなく、タスクトレイからも終了するということです。終了した時に設定が保存されるので、終了していないと、変更した設定を移行できません。
タスクトレイのアイコンを右クリック→「終了」をクリックします。
設定ファイルは、以下の場所にあります。
%APPDATA%\Everything
エクスプローラーを開いて、アドレスバーに貼り付けることで開けると思います。もし開けない場合は、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Everything\Everything.ini
」にあります。ユーザー名の部分は、ご自身が設定している名前が入ります。
「Everything.ini
」という名前になっています。
こちらをコピーして、新PCに移動します。移動方法として代表的なのは、USBメモリに入れる方法か、クラウドサービスにアップロードする方法です。僕は、「Microsoft OneDrive」にアップロードしました。新PCから、同じアカウントでログインして、ダウンロードします。
設定によっては、「%APPDATA%\Everything
」ではなく、以下の場所にある可能性があります。「Everything.exe
」実行ファイルと同じ階層です。
C:\Program Files\Everything
「Everything」のツール→オプション→全般→「設定とデータを%APPDATA%\Everythingに保存する」のチェックを外している場合に、「Everything.exe
」と同じ場所に生成されます。
新PCに「Everything」をインストールする
移行先のPCにも「Everything」をインストールします。公式サイトから、セットアップファイルを入手できます。
自身のOS環境に合ったセットアップファイルを選択します。僕の場合、「Download Installer 64-bit
」です。
ダウンロードしたセットアップファイルを起動して、インストールします。
インストールタイプの場合、以下の場所に「Everything」ソフトが保存されています。
C:\Program Files\Everything
「Everything」フォルダーを、丸ごと新PCの同じ場所に移行してもいいんですが、初心者さんにはあまりおすすめしません。
多分、セットアップファイルからインストールしなかった場合、フォルダーを「Program Files
」内に移動しても、アプリをアンインストールする際などの「インストールしているアプリ」一覧に認識されないと思います。
少々めんどくさいですが、いつも通りソフトをインストールする時と同じ作業で、新PCに導入するのがいいのかなと思います。
インストールできたら、一度起動します。正常に起動できることを確認できたら、「×」で終了します。タスクトレイの「Everything」アイコンを右クリック→「終了」をクリックします。
新しいPCの指定の場所に設定ファイルを配置する
移行した設定ファイル(ini
)を、古いPCの時と同じで、「%APPDATA%\Everything
」に配置します。うまく開けない場合は、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Everything\Everything.ini
」です。ユーザー名の部分は、ご自身のPCの名前が入ります。
%APPDATA%\Everything
この時、「Everything」が起動している場合、必ず終了しておきます。タスクトレイからも終了しておきます。
一度新PCのほうで、Everythingを起動していた場合は、既に「Everything.ini
」が作成されていると思うので、上書き確認ダイアログが表示されます。「ファイルを置き換える」をクリックします。
もし、設定で「設定とデータを%APPDATA%\Everythingに保存する」のチェックを外している場合は、「%APPDATA%\Everything
」ではなく、「Everything.exe
」と同じ場所に配置します。
これで、設定ファイルが移行されます。以前と同じ「Everything」になります。
試しに、古いPC側でフォントを変更して、そのiniファイルを、新PCに移行してみました。ちゃんと新しいPCでも同じフォントになりました。
感想
以上、Windowsの高速ファイル・フォルダー検索ソフト「Everything(エブリシング)」を、新しいPC環境に移行する方法でした。
本ソフトの高速検索を体感すると、元のWindows検索に戻りづらくなります。