【Edit Author Slug】ログインIDがばれるのを防ぐWordPressプラグイン
この記事では、WordPressで作成されているサイトの末尾に「?author=1」と入力すると、ログインIDがばれてしまう問題を防いでくれる便利なプラグイン「Edit Author Slug」について書きます。
WordPressで記事を書いている方、実はログインIDがばれているかもしれないということをご存じでしょうか?
自身のトップページ(ホームページ)のURLの末尾に、「?author=1」と入力してEnterしてみてください。当サイトの場合、「https://www.naporitansushi.com?author=1」といった感じです。
ページが更新されるので、更新後のURlを確認してみてください。「https://www.naporitansushi.com/author/〇〇〇/」といった感じで、WordPressのログインIDが表示されていると思います。最悪です。
この方法は、自身だけでなく、方法さえ知っていれば、誰でも、どのサイトでもできてしまいます。つまり、いとも簡単に自分のログインIDがばれてしまうということです。
ログインIDがばれただけでは、乗っ取られることはないのですが、ばれてない時と比べると、遥かにリスクが高くなります。本来は、ログインID+パスワードの2重の壁になっていますが、この方法を使うことで、ログインIDが分かってしまう=1つ目の壁が突破されるということです。
そこで、本記事では、「?author=1」のURLのスラッグ(文字列)を、ログインID以外に変更できるWordPressプラグイン「Edit Author Slug」を紹介します。無料でサクッと利用できます。
好きな文字列、ランダムな文字列に変更できます。
ログインIDがばれるのが心配…という方、ぜひ試してみてください。セキュリティを向上する「SiteGuard WP Plugin」プラグインとも併用できます。むしろ、SiteGuard WP Pluginだけでは心配なので、合わせて併用することをおすすめします。
リリース元:Brandon Allen
記事執筆時のバージョン:1.8.4(2022年2月13日)
ダウンロード方法
WordPressのプラグインページからインストールできます。
WordPressの管理画面にアクセスして、左側のプラグイン→新規追加をクリックします。
右上の検索ボックスに「Edit Author Slug」と入力します。
を目印に、出てきたプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。
「有効化」をクリックします。
「プラグインを有効化しました。」と表示されれば、OKです。
使い方
ログインIDのスラッグ変更
WordPress管理画面の左側にあるユーザー→ユーザー一覧をクリックします。
ユーザーが一覧表示されるので、自身のユーザー(「?author=1」のスラッグを変更したいユーザー)をクリックします。
設定ページが表示されるので、ページを一番下までスクロールします。
「投稿者スラッグ編集」という項目があると思います。こちらの「投稿者スラッグ」で変更していきます。
1番目 | 自身のログインID(デフォルト。バレバレな状態) |
1 | 「1」という数字 |
3e08ad3cf21a5a43559548da60fbf66f8b96b445 | ランダムな文字列 |
カスタム設定 | 自分で好きな文字列を指定 |
デフォルトでは、自身のWordPressのログインIDがそのまま反映されるようになっています。バレバレな状態なのでおすすめしません。1番目以外の2番目から4番目の中から好きなものを選択しましょう。
カスタム設定は、英数字のみ設定できます。日本語は設定できません。
試しに、2番目の「1」にしてみます。一番下の「プロフィールを更新」をクリックします。
更新できたら、自身のサイトを開きます。トップページ(ホームページ)を開いて、末尾に「?author=1」と付けてEnterを押します。
プラグインで設定した通りのスラッグになって、ログインIDがばれないようになります。「1」にした場合は、以下の通りになります。
https://www.naporitansushi.com/author/1/
カスタム設定で、面白い文字列にすることも可能です。「damasaretana(だまされたな)」にしてみました。こちらの文字列を見る=「?author=1」の方法を知っているということなので、それ専用のメッセージにするのも面白そうです。
authorのスラッグ変更
「https://www.naporitansushi.com/author/〇〇〇/」の「author」の部分も変更できます。余裕がある方は、こちらも変更しておくと、個性を出せて面白いかもしれません。こちらに関しては、変更しなくても特にリスクはありません。
WordPressの管理画面を開いて、左側の設定→投稿者スラッグ編集をクリックします。
本プラグインの設定ページが表示されます。投稿者ベース「author」という部分を好きな文字列に変更します。
変更したら、一番下の「変更を保存」をクリックします。
同じ手順で、URLの末尾に「?author=1」をつけて確認してみます。「author」の部分が、指定した文字列に変わります。
感想
以上、WordPressブログで、「?author=1」と入力するとログインIDがばれてしまうのを防ぐプラグイン「Edit Author Slug」についてでした。
インストールして、サクッと設定するだけで、リスクを減らせます。