【Echo Dot】Windows11のPCとBluetooth接続する方法
この記事では、Amazonが販売しているAlexa搭載のスマートスピーカー「Echo Dot with clock (第5世代)」を、Windows11のPCとBluetooth接続する方法を書きます。
スマホ(僕の場合、Android)にインストールしたAlexaアプリを起動→下部メニューにある「デバイス」→Echo・Alexa→Bluetooth接続したい「Echo Dot」デバイスをタップ→「Bluetoothの接続」にある「デバイスを接続」をタップすることで、「Echo Dot」をペアリング待機モードにできます。
ペアリング待機モードにしたら、Windows11のBluetooth設定画面から、検出できるようになります。
僕は、2023年7月に「Echo Dot with clock (第5世代)」を購入したんですが、通常状態だとPCと接続しようと思っても、Bluetoothデバイスとして検出されませんでした。Windows11の設定→Bluetoothとデバイス→デバイスの追加→Bluetoothからです。
どうやらペアリング待機モードにする必要があるようです。「アレクサ、Bluetoothペアリングして」といった感じで、「Echo Dot」本体に話しかけるか、スマホにインストールしたAlexaアプリから、ペアリング待機モードにさせることで、PCからBluetoothデバイスとして検出できるようになりました。
PCとBluetooth接続すると、「Echo Dot」本体を外部スピーカーとして利用できます。PCで再生したYouTubeとか音楽の音声が、「Echo Dot」から再生されます。
「モニターの内蔵スピーカーはちょっと物足りない…Echo Dotを試しに外部スピーカーとして使ってみたーい」という方、参考にしてみてください。
一連の流れを動画でも公開しました。
事前説明と前提条件
Windows11のPCと接続するには、大きく2つの方法があります。
- スマホのAlexaアプリを使って、「Echo Dot」をペアリング接続モードにして、PC側で検出→接続
- 「アレクサ、Bluetoothペアリングにして」といった感じ(一言一句同じじゃなくても全然OK)で、呼びかけてPC側から接続
両者とも、PC(Windows)のBluetooth設定画面から、「Echo Dot」を検出して接続する点は一緒です。スマホのAlexaアプリを使うか、声で操作するかの違いです。
しかし、個人的にはスマホのAlexaアプリを使った方法がいいかなと思いました。なぜか音声操作からだと、Bluetoothペアリング中に、「Echo Dot」のランプが青く光らなくて、「これ今接続できる状態なんかなぁ…でも、PCから見てみても、Bluetoothデバイスとして検出されていないぞ~」といった感じで、ちょっと不安定感がしました。
何回か挑戦するとうまくいったんですが、Alexaアプリを使った方法だと、一発でできました。本記事では、そっちを使った方法を紹介します。最初のペアリング設定がめんどくさいだけで、一度ペアリングできたら、次回以降は瞬時に接続できるようになります。初回だけ頑張りましょう。
なお、前提条件として、以下の点を挙げておきます。
- 既に「Echo Dot(Alexa)」をある程度使いこなせている。
- スマホにAlexaアプリを導入して、初回のセットアップは終わっている
- PCがBluetooth接続できるやつ(BTOパソコンだと、Bluetoothがそもそもないことがある)
「Echo Dot」とWindows11のPCをBluetooth接続する方法
スマホのAlexaアプリからペアリング待機モードにする
スマホにインストールしている「Amazon Alexa」アプリを起動します。僕の場合、Androidスマホなので、Androidでの解説です。下部のメニューにある「デバイス」をタップ→「Echo・Alexa」をタップします。
Alexaを搭載しているEchoデバイスが表示されます。PCとBluetooth接続したい「Echo Dot」デバイスをタップします。僕の場合は、「仕事場」という部屋に置いている「ナポリタン寿司さんのEcho Dot」というデバイスです。
タップしたら、「Bluetoothの接続」項目があります。ここにペアリング設定できたBluetoothデバイスが一覧表示されます。「デバイスを接続」をタップします。
スマホアプリのほうが、「BluetoothデバイスをEcho Dotとペアリングします」と表示されます。この時、「Echo Dot」のランプが青く光ると思います。これが、「現在Bluetoothを接続できる状態にあるよ~」という意味です。
スマホのAlexaアプリの画面はそのままにしておいて、続いて、PCからBluetooth接続設定します。
Windows11のPCでBluetooth接続設定する
Windows11のタスクバー(システムトレイ)にあるWi-Fiと音量ボタン()をクリックします。クイック設定が表示されます。「Bluetooth」内の右横にある「>」記号をクリックします。
個人差があると思うんですが、僕的には、クイック設定パネル内ではなく、Windows11の設定アプリからペアリング接続するほうが好きです。理由は画面が大きいからです。
Bluetoothの設定を開くには、クイック設定→Bluetoothを右クリック→「設定を開く」をクリックします。
「Bluetoothとデバイス」設定ページが表示されます。「デバイスの追加」をクリックします。
Bluetoothデバイスを検出・接続できます。クイック設定パネルからしても、もちろんOKです。僕はこっちのほうが好きというだけです。
ペアリング設定済みのBluetoothデバイスが表示されます。
下にスクロールすると、「新しいデバイス」があり、ペアリング設定できるBluetoothデバイスが検出されます。Alexaアプリでペアリング待機状態にしておくと、ここに「Echo Dot」が検出されるので、クリックします。
もし、いくら待ってみても検出されない場合は、強制的に「Echo Dot」の電源を抜いて再起動させると、できるかもしれません。
僕は、本記事を書くために何回か接続テストしたんですが、やり過ぎたせいか検出されなくなった時がありました。この時、無理やり「Echo Dot」本体を再起動させることで、無事に検出されるようになりました。
僕の場合、短時間に何回もペアリング削除→再接続を繰り返したので、そのせいかもしれません。普通にやっている分には、多分問題なく検出されると思います。壊れても文句は言わないでください。
接続できたら、「Echo Dot」から「〇〇に接続しました」と音声アナウンスが流れます。実際の動画を貼っておきます。
Windows11のほうでも、接続済みとして登録されます。
出力スピーカーとして設定する方法
ペアリング設定しただけだと、登録はされても出力スピーカーとしては設定されない可能性があります。
その場合、まずWindows11の設定(Windows+I)を開いて、左側メニューの「Bluetoothとデバイス」ページを開きます。デバイス一覧に「Echo Dot」があった場合は、「接続」ボタンを押します。このタイルは、最近使ったデバイスが数件ほど表示されるだけなので、もしない場合は、「その他のデバイスを表示」をクリックします。
オーディオ項目にある「Echo Dot」を探して、「接続」を押します。「Echo Dot」から「〇〇に接続しました」と音声アナウンスが流れます。
続いて、出力スピーカーとして設定します。僕の環境だけなのかもしれませんが、有線イヤホン、ワイヤレスヘッドフォンなど、複数の音声出力デバイスを接続している場合、思ったデバイスで音声が流れない時があります。今、イヤホンで聞きたいのに、ヘッドフォンから流れている…みたいなね。
そんな時は、タスクバーのWi-Fiと音量ボタン()を押して、クイック設定を開きます。音量スライダーの右横にあるヘッドフォンアイコンをクリックします。
「Echo Dot」をBluetooth接続している場合、ここに「スピーカー(Echo Dot)」という項目があるので、クリックします。これで音量出力デバイスが「Echo Dot」に切り替わりました。
あとはPCで動画や音楽を再生したら、音声が「Echo Dot」から流れます。僕が使っているモニターの内蔵スピーカーよりも、全然いい音で感動しました。
音が聞こえないのは、単に音量が小さいだけかも!?
僕は、Alexaの音声が少しうるさいと思い、普段は、音量を1~3くらいに設定しています。この状態で、PCから音楽を再生すると、PC側で音量を100(MAX)にしても、音が小さくて聞こえにくかったです。「Echo Dot」側の音量を上げることで、聞こえました。
音量は、「アレクサ、音量をあげて」とか「音量を(数字)にして」とかいうと、設定してくれます。あるいは、上部についている物理音量調整ボタンをポチポチします。
Alexaアプリの定型アクションを使って、PCのBluetoothと接続した時、自動的に指定の音量に変更する…みたいなことできたらいいんですが、どうなんですかね。ささっと見た感じ、できないっぽいです。
余談ですが、上記画像はWindows11標準の音量ミキサーではなく、フリーソフト「EarTrumpet」です。アプリごとで個別に音量を調整できるのでめっちゃ便利です。まぁ今後Windows11標準でも、ささっと個別に音量調整できるミキサーが実装予定だそうですけども。
2回目以降の接続はめっちゃ楽
ペアリング設定は初回のみです。一度ペアリングしたら、次回以降は自動的に接続されます。あるいは手動で接続する場合でも、もっと簡単です。
Windows11のPC上に登録はされているので、わざわざAlexaアプリを使って、ペアリング待機モードにするといった作業は不要です。Windows11の設定→「Bluetoothとデバイス」から、「Echo Dot」の「接続」をクリックするだけで、接続できます。
接続を解除する方法
Windows11の設定を開いて、左側メニューにある「Bluetoothとデバイス」ページをクリックします。「Echo Dot」項目を探します。タイル一覧か、「その他のデバイスを表示」の中にあると思います。
見つけたら、「…(三点ボタン)」をクリックして、「切断」をクリックします。これでBluetooth接続が解除されます。
「デバイスの削除」は、PC上から「Echo Dot」デバイス自体を消します。「もう今後、Echo DotとはBluetooth接続しない!」といった場合や、ちょっと不具合が発生して、一時的にペアリング自体解除したい場合に、利用するといいかなと思います。
一度「デバイスの削除」をした場合でも、再度本記事の手順で接続できます。
感想
以上、Amazonが販売しているAlexa搭載のスマートスピーカー「Echo Dot with clock (第5世代)」を、Windows11のPCとBluetooth接続する方法でした。
本記事では、Windows11に絞って解説しましたが、ペアリング待機モードにできたら、スマホなどの別デバイスでも接続できます。ばんばん活用していきましょう。
唯一不満点があるんですが、なぜか予期せぬタイミングで、勝手にBluetooth接続してくる点です。
PCを起動した時にBluetoothが有効になり、接続される…なら、百歩譲って分かります。しかし、もうすでにPCを立ち上げて数時間たっていて、ほんと特にBluetoothをオンオフしたわけでもないのに、いきなり「PCに接続しました」といった感じで、音声アナウンスがなって接続される時が結構あります。正直、「びくっ」ってなります。「なんだ、Alexaか…」とヒヤヒヤします。
なんで勝手に予期せぬところで接続するんですかね~…。ペアリングしたらパスが通るのは分かるんですが、こちら側が「接続」を押さない限り、勝手に接続するのはやめてほしいです。