【EaseMate ChatPDF】AIでPDFファイルを要約・解説してくれるウェブサービス

この記事では、GPT-40-mini、DeepSeek、GeminiなどのAIを使ってアップロードしたPDFファイルを要約・解説・質問を投げかけられるウェブサービス「EaseMate ChatPDF」について書きます。
PDFファイルを頻繁に扱う方に便利かもしれません。
ウェブ上で動作するPDFのAI要約サービスです。
サイトにアクセスして要約したいPDFファイルをアップロードします。自動的にAIの要約が開始されて、さらに結果を踏まえてAIと会話・質問できます。
何ページもあるPDFファイルを簡潔にまとめたり、PDFに書かれていることをより深くAIに分析・深掘りできます。
ガジェットについて書かれたPDFファイルをアップロードして「簡潔にメリット・デメリットを教えて」と質問したり、「PDFに書かれていないデメリットを挙げて」といったように質問したりできます。
AIモデルはGPT-40-mini、DeepSeek、Geminiなどから選べていつでも切り替えられます。
実際使ってみると、UIが見やすく日本語で使い勝手もよい印象を受けました。
記事執筆時点(2025年4月22日)では無料プランのみ用意されています。今後、より高度な機能にアクセスできるための有料プランが実装される予定らしいです。
無料プランだと1日に5つのPDFファイルのみアップロードできます。さらに会話のやりとりは1日20回まで、100,000トークンのみです。
はい、1日5つのPDFファイルを無料で分析できます。また、アップロードしたPDFファイルの自動要約も受け取れます。さらに、EaseMate ChatPDFでは1日20個の無料質問ができ、合計100,000トークンの制限があります。PDFファイルとの対話をより簡単で迅速にするため、継続的な改善とより多くの無料オプションとプランの提供に努めています。また、まもなくプレミアムプランが利用可能になることをお知らせできて嬉しいです。これにより、PDF管理のためのより高度な機能にアクセスできるようになります。
EaseMate ChatPDF: 信頼性の高いAI PDF要約ツール
本記事は依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は全て依頼された案件記事です。
リリース元:EaseUS(X、YouTube)
リリース開始日:2025年3月8日
アクセス方法
以下のリンクから開けます。
本サービスはPCブラウザ上で動作するChrome拡張機能もリリースされているようです。
使い方
PDFを用意する
試しに当サイトの「PixelからXiaomi 15 Ultraに移行して良かった点・悪かった点」ページを丸々PDF化したものを利用してみます。文字サイズや画像の影響もあって全96ページとちょっと長いです。

PDFをアップロードする
「EaseMate ChatPDF」のサイトにアクセスして、用意したPDFファイルをドラッグ&ドロップ、あるいは「ファイルを参照」をクリックしてアップロードします。

やりとりページに移動します。
左側サイドバーに会話部屋、中央にPDFの中身、右側サイドバーにAIチャット欄が表示されます。

AI要約
PDFをアップロードすると自動的にAI要約が開始されます。
待っていると右側のチャット欄に表示されます。

実際に出力されたAI概要文を貼っておきます。
ようこそ、EaseMate AIへ!あなたの質問やリクエストにお応えするためにここにいます。さっそく、提供されたPDF文書の要約をお届けしますね。
この文書では、著者が「Google Pixel」から「Xiaomi 15 Ultra」へ移行した際の良かった点と悪かった点について詳しく述べています。
良かった点
操作性の向上: 手が濡れていても快適に操作できる点が特に評価されています。これは、日常のブラウジングやゲームプレイのストレスを軽減しました[3]。
カメラ性能: 「Cannon EOS R8」を持ち出さなくても、ちょっとした写真撮影が可能になり、画質も「Google Pixel 7a」よりも良好だったと述べられています[11]。
充電速度: 5410mAhのバッテリーは最大90Wの充電速度を誇り、充電時間が短縮され、約45分から1時間で100%充電が可能です[18]。
指紋認証: 指紋認証の速度が向上し、より快適に使用できるようになった点も挙げられています[3]。
所有欲の増加: スマートフォンに対する所有欲が増したことも、移行のメリットとして強調されています[3]。
悪かった点
OSの使いにくさ: XiaomiのOSが使いにくいと感じており、特にカスタマイズ性に不満があるようです[24]。
重さ: 「Google Pixel 7a」よりも重く感じることがデメリットとして挙げられています[3]。
レンズの突出: レンズがでっぱっているため、持ち運びに不便を感じています[3]。
価格の高さ: 高価なため、傷つけた時のショックが大きいと述べられています[3]。
信頼性の低下: 購入後にXiaomiへの信頼度が少し落ちたと感じています[3]。
感想
著者は、全体的に「Xiaomi 15 Ultra」への移行に満足しており、今後も長く使っていきたいと述べています。高価な製品を手にすることで得られる満足感や所有欲を再認識したとのことです[57]。
質問プロンプト
「Xiaomi 15 Ultra」のカメラ性能について、具体的にどのような点が改善されたと感じましたか?
移行後の充電速度の変化について、具体的な数値を挙げて説明できますか?
XiaomiのOSの使いにくさについて、どのような具体的な問題があったのか教えてください。
この要約があなたの参考になれば幸いです!他に知りたいことがあれば、いつでもお知らせください。
全96ページもあって隅から隅まで見ようと思ったら結構時間がかかるのに、AI要約することでぎゅっと重要な部分だけ知ることができました。
本記事を書いたのは僕自身なので、ちゃんと要約されているかどうか分かります。ざっくりまとめると確かにAI要約のとおりでした。
まぁ要約される側(記事執筆者)からしたらやっぱり原文を見てほしいって思いはありますけどね(笑)
どうしてもAI要約は元ある文章から何かしら削った状態なので、さすがに原文の意図を100%は汲み取れないです。
PDFの引用箇所に飛ぶ
AI要約の各文章末尾に数字が記載されています。リンクになっていてクリックするとPDFのどこから引用した情報なのか確認できます。飛んでくれます。

PDFから情報を読み取りつつ見やすいようにまとめてくれます。
PDFの内容をもとに質問
右側サイドバーには「ChatGPT」などと同じでチャット入力欄もあるので、要約だけでなくさらに自分で質問を投げかけられます。

PDFに書かれていないデメリットを挙げて
試しにPDFに書かれていない「Xiaomi 15 Ultra」のデメリットを挙げてと質問してみて、返ってきた回答を貼っておきます。
<!--EaseMate ChatPDFに質問-->
本PDFに書かれていないXiaomi 15 Ultraのデメリットを挙げて。
<!--EaseMate ChatPDFの回答-->
以下は、提供されたPDF文書には記載されていない「Xiaomi 15 Ultra」の可能性のあるデメリットです:
ソフトウェアのアップデート頻度: Xiaomiのデバイスは、他のブランドに比べてソフトウェアのアップデートが遅れることがあるため、最新のセキュリティパッチや機能がすぐに利用できない可能性があります。
カスタマーサポートの質: 一部のユーザーからは、Xiaomiのカスタマーサポートが他の大手ブランドに比べて劣るとの声が上がっています。特に、故障や不具合が発生した際の対応が遅いことがあります。
アプリの互換性: XiaomiのMIUIはカスタマイズが多いため、一部のアプリが正常に動作しないことがあります。特に、特定の地域や国で開発されたアプリでは互換性の問題が発生することがあります。
広告表示: MIUIには、デフォルトで広告が表示されることがあり、これがユーザー体験を損なう要因となることがあります。広告をオフにする設定はありますが、手間がかかる場合があります。
重さと厚み: PDFには触れられていないが、Xiaomi 15 Ultraは他のスマートフォンに比べて重く、持ち運びや長時間の使用時に疲れやすいと感じるユーザーもいるかもしれません。
これらのデメリットは、ユーザーの使用状況や期待によって異なるため、購入を検討する際には考慮することが重要です。
ちょっと当たり障りなさすぎる回答な気もしますが、僕の質問方法やAIの質によるものなのかなと思います。
PDFの内容を読み取って、確かに書かれていないサポートの質、互換性、広告表示などを挙げた点を評価したいです。
発売日を教えて
デバイスの発売日も聞いてみたので貼っておきます。
<!--EaseMate ChatPDFに質問-->
Google Pixel 7aの発売日とXiaomi 15 Ultraの発売日を教えてください
<!--EaseMate ChatPDFの回答-->
「Google Pixel 7a」の発売日は2023年5月10日です。一方、「Xiaomi 15 Ultra」の発売日は2025年3月18日です。
「Xiaomi 15 Ultra」の発売日はPDF内に記載していましたが、「Google Pixel 7a」は書いていなかったです。でもちゃんと正しい情報を提示してきたので、単なるPDF要約だけじゃないってことが分かります。

読む価値があるかどうか
僕が書いた記事(PDF)は読む価値があるかどうかも聞いてみたので回答を貼っておきます。
<!--EaseMate ChatPDFに質問-->
このPDFは読む価値があるかないか
<!--EaseMate ChatPDFの回答-->
このPDF文書は、特に「Xiaomi 15 Ultra」に興味がある人や、スマートフォンの購入を検討しているユーザーにとって読む価値があります。以下の理由から、その価値を評価できます:
読む価値がある理由
実体験に基づくレビュー: 著者が「Google Pixel」から「Xiaomi 15 Ultra」への移行を通じて得た具体的な良かった点と悪かった点が詳しく述べられており、実際の使用感を知ることができます。
詳細な機能比較: スマートフォンの操作性、カメラ性能、充電速度など、具体的な機能に関する比較があり、他のデバイスとの違いを理解するのに役立ちます。
ユーザーの視点: 著者の感想や満足度が記載されているため、購入後の心理的な満足感や所有欲についても考慮することができます。
設定や使い方のヒント: 設定方法や使い方に関する情報も含まれているため、新しいデバイスを手にした際の参考になります。
読む価値がないかもしれない理由
主観的な意見: 著者の個人的な感想が多く含まれているため、全ての読者に当てはまるわけではありません。特に、著者が高価な製品に対する満足感を強調している点は、他のユーザーには異なる印象を与えるかもしれません。
特定のユーザー層向け: スマートフォンにあまり興味がない、または他のブランドを好むユーザーには、あまり有益な情報が含まれていない可能性があります。
結論
全体として、特に「Xiaomi 15 Ultra」に興味がある人や、スマートフォンの購入を検討している人にとっては、読む価値がある文書です。逆に、特定の情報を求めている場合や、他のブランドに興味がある場合は、他の資料を探す方が良いかもしれません。
AIモデルの変更
チャットの入力欄上部にあるドロップダウンリストからAIモデルを変更できます。

記事執筆時点(2025年4月22日)では以下が用意されていました。
- Meta Llama 3.3
- Claude 3 Haiku
- GPT-40-mini
- DeepSeek V3
- Gemini 2.0 Flash
- Gemma 3 27B
スクリーンショット
PDF内をスクリーンショットしてその画像を使って追加質問やテキスト起こしできます。
チャット入力欄右上のスクリーンショットボタンをクリックします。

中央のPDFが暗くなって範囲選択モードになります。
マウスでスクリーンショットしたい部分を囲みます。

範囲内が画像として入力欄に貼り付けられます。その横にある「テキストを抽出」を試しにクリックしてみます。

画像内を文字起こししてくれました。PDF内に添付されている文字入り画像をコピーしたい時に便利かもですね。

今時は「Microsoft PowerToys」の「Text Extractor」機能(OCR)なんかもありますけどね。
ネット上のPDFをAI要約
当サイトの記事だけでなく、実際インターネット上に公開されている他人のPDFファイルもAI要約してみます。
試しに「こども家庭庁」が公開していた「我が国におけるこどもをめぐる状況」というPDFを使ってみます。ネット上からそのままURLで引っ張る…みたいなことはできないので、一度PC内にダウンロードします。

ダウンロードしたPDFファイルを「EaseMate ChatPDF」にアップロードします。
一分するかしないかのうちにAI要約してくれました。

各項目ごとに分類して端的にまとめてくれました。

最後のほうに質問プロンプトという項目があって、「あなたこれ聞きたいんじゃない?言ってくれたら答えるよ?」みたいな提案が記載されていました。

そのまま聞いてみたら、ちゃんと答えてくれました。

AIなので回答が必ずしも正しいとは限りません。間違った情報をあたかも正しいかのように言っているかもしれません。
ハルシネーションという用語があるくらいAIあるあるです。この問題も徐々にAIの進化で解決しそうな感じはしますけどね。素人にはさっぱりです。
作業部屋の切り替え
「ChatGPT」のように過去やりとりした会話はあとからいつでも開けます。左側サイドバーに履歴が残っているので、クリックで切り替えられます。

感想
以上、アップロードしたPDFファイルをAIが要約・解説してくれるウェブサービス「EaseMate ChatPDF」についてでした。
本サービスは2025年3月8日に「EaseUS ChatPDF」から「EaseMate ChatPDF」に名前変更されてリニューアルしたようです。