【Copy Unicode URLs】日本語のままURLをコピーする拡張機能
この記事では、日本語が含まれるURLをコピーした時に、パーセント表示になってしまう現象を回避して、日本語のままコピーしてくれるChrome拡張機能「Copy Unicode URLs」について書きます。
日本語が含まれるURLを、文字化けさせずにそのままコピーするChrome拡張機能です。
本拡張機能を導入した状態で、日本語が含まれるサイトを開きます。拡張機能ボタンをクリックするか、Alt+Uを押すか、ページの右クリック→「Copy URL from the address bar」をクリックすると、日本語のままクリップボードにコピーします。
通常、日本語が含まれるURLをコピーすると、ブラウザが勝手にエンコード(文字変換)して、パーセントとアルファベットの文字列に置き換えてしまいます。
例えば、「ナポリタン寿司」という単語が含まれているURLの場合、コピーすると以下のようになります。意味は一緒なんですが、エンコードされた状態だと、かなり長くなってしまい、綺麗ではありません。
%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%B3%E5%AF%BF%E5%8F%B8
誰かに送る時に、スパムと勘違いされかねません。日本語だと、なんとなく、リンク先がどんなサイトなのか判断できるので、送りやすいです。まぁ単純に長いの嫌ですよね。
本拡張機能経由でコピーすると、そのまま「ナポリタン寿司」でコピーしてくれます。
余談ですが、文字化けした文字を元に戻す行為を、デコードといいます。エンコードとデコードですね。ITに触れる方は、覚えておいて損はないかなと思います。僕はよく忘れます。
「いちいち、文字化けするのが嫌だ!日本語のままでコピーしたい!」という方、ぜひ試してみてください。
本拡張機能を経由した時だけ日本語のままでコピーするので、用途に応じて使い分けられます。普通にコピーしたい時は、いつも通りの方法でコピーするだけです。
本拡張機能は、Chrome拡張機能だけでなく、Firefoxアドオンも用意されています。
動画版も作成しています。
リリース元:ilyaigpetrov
記事執筆時のバージョン:0.0.20(2022年5月6日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
「Chromeに追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
使い方
日本語が含まれるウェブサイトを開きます。試しに、Googleの「ナポリタン寿司」の検索結果ページで試してみます。
コピーしたいサイトを開いたら、以下の3つの方法で本拡張機能にアクセスします。どの方法でも同じ結果が得られます。好きな方法を試してみてください。
拡張機能アイコンを左クリックする
日本語でコピーしたいサイトを開いて、右上の拡張機能アイコン()をクリックします。
これで、クリップボードにURLがコピーされます。
試しに、メモ帳に貼り付けてみます。通常の方法では、文字化けしていましたが、本拡張機能をクリックした場合、日本語のままコピーされます。
<!--通常-->
https://www.google.com/search?q=%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%B3%E5%AF%BF%E5%8F%B8
<!--本拡張機能を使った場合-->
https://www.google.com/search?q=ナポリタン寿司
キーボードのAlt+Uを押す
コピーしたいサイト上で、キーボードのAlt+Uを押すことでも、コピーできます。
ショートカットキーは、以下のパスにアクセスすることで、変更できます。
chrome://extensions/shortcuts
「Copy Unicode URLs」の鉛筆マークをクリックして、好きなキーを指定します。
ページの右クリック
ページの空いているところを右クリック→「Copy URL from the address bar」をクリックするとコピーできます。アドレスバーではなく、ページの空いているところというのがポイントです。アドレスバーの右クリックでは表示されません。
設定
拡張機能アイコンを右クリック→オプションをクリックします。
設定画面が表示されます。初心者さんは、何も変更しなくてOKです。僕もよく分かっていません。
翻訳した表を貼っておきます。
If to decode | デコードする場合 |
If to decode multiple times | 複数回デコードする場合 |
If to encode URL terminators | URLの末尾をエンコードする場合 |
感想
以上、日本語URLを、文字化けさせずに、そのままコピーするChrome拡張機能「Copy Unicode URLs」でした。
僕はITさっぱりなのですが、そもそも何で文字化けするのでしょうか?日本語URLでも認識してくれるなら、そのままにしてくれって思っちゃうのは、まだまだぺーぺーですかねぇ。