【Windows11】時計をいろんなところに表示させてみよう!
この記事では、Windows11のPCで、色々な場所に時計を表示する方法を書きます。
外部のソフトを使って、あれやこれやしてみます。
Windows11が登場した時は、時計周りが結構不便でした。例えば、「サブモニターのタスクバーに時計が表示されない」、「秒表示ができない」などです。前者の場合、デュアルディスプレイ(2つのモニター)を使っている人には、不便だと思います。
現在では既に修正されて、標準で2台目以降のモニターにも表示されます。時計の秒表示も最初はできなかったんですが、現在はできます。
アップデートごとに修正されていって、あんまり不満点はないんですが、本記事では外部ソフトを使ってタスクバー以外にも表示させてみます。
「Windows11で、サードパーティー製のソフトを使えば、どんな場所に時計表示できるんだろう?」、「Windows11の時計の場所に満足いかない!」という方、参考にしてみてください。
サブモニター、デスクトップ、ブラウザ内など、使うソフトによって、あちこちの場所に配置できます。
- 1. 本記事で紹介する8つの方法
- 1.1. 「BeWidgets」を使ってデスクトップの好きな場所に配置
- 1.2. 「Explorer Patcher for Windows 11」を使ってタスクバーの右上に配置する
- 1.3. 「Vivaldi」のステータスバーに表示する
- 1.4. 「ElevenClock」でサブモニターに表示&秒表示
- 1.5. 「Clock for Game Bar」を使って、Xboxゲームバーに表示
- 1.6. 「Super Simple Clock」や「SchraySoft Digital Clock」を使う
- 1.7. 「Analog Clock W-7」や「Analog-Clock」を使う
- 1.8. タスクバーの右下にある時計に曜日を表示する
- 2. 感想
本記事で紹介する8つの方法
以下の8つの方法を紹介します。全部使うのではなく、自分が好きな方法を選択するといいかなと思います。
試した8つの方法 | アプリ名 | 説明 |
---|---|---|
デスクトップの好きな場所に配置 | BeWidgets | デスクロップにシンプル・美しいウィジェットを配置するアプリ |
タスクバーを上配置にして右上表示 | Explorer Patcher for Windows 11 | Windows11の外観をWindows10に戻すアプリ |
「Vivaldi」のステータスバーに表示する | Vivaldi | 機能豊富なブラウザ |
「ElevenClock」でサブモニターに表示&秒表示 | ElevenClock | サブモニターに時計を表示するアプリ |
「Clock for Game Bar」を使って、Xboxゲームバーに表示 | Clock for Game Bar | Xboxゲームバー(Win+G)にアナログ時計を表示するアプリ |
「Super Simple Clock」や「SchraySoft Digital Clock」を使う | シンプルなデジタル時計アプリ | |
「Analog Clock W-7」や「Analog-Clock」を使う | シンプルなアナログ時計アプリ | |
【おまけ】曜日を表示 | Windows11標準機能 | タスクバーに曜日も表示してみる |
「時計を表示する」という点においては、「BeWidgets」あたりがいいかなと思います。「Vivaldi」はブラウザなので、「時計を表示するためだけに入れるのはどうなのかな?」という印象です。
「Explorer Patcher for Windows 11」は、タスクバーの時計だけでなく、Windows11で廃止された生産性を取り戻すのが目的のソフトです。エクスプローラーのリボン表示、コンテキストメニュー、スタートメニューをWindows11の頃に戻したい方におすすめです。
「Vivaldi」と同様、時計を表示させるためだけに入れるのはめんどくさいかな?といった印象です。
「BeWidgets」を使ってデスクトップの好きな場所に配置
「BeWidgets」は、Windowsのデスクトップに、シンプルな時計や日付ウィジェットを配置するアプリです。フォントも沢山用意されているので、自分好みにカスタマイズできます。Windows10、Windows11どちらでも利用できます。
Microsoftストアからインストールできます。
カスタマイズ次第では、下記画像のように、シンプルに・大きく・白文字表示もできます。
サブモニターにも配置できます。デスクトップだけでなく、最前面配置もできます。他のアプリを起動していても、一番上に時計を表示できます。時計だけでなく、天気、写真、アプリショートカット等を配置できるウィジェットアプリです。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
「Explorer Patcher for Windows 11」を使ってタスクバーの右上に配置する
Windows10までだと、タスクバーの右クリック→「すべてのタスクバーを固定する」のチェックを外すことで、タスクバーを移動できました。Windows11は、移動できなくなりました。
「Explorer Patcher for Windows 11」という外部ツールを使うことで、移動できます。
Windows11の外観をWindows10に戻すツールです。以下のようなことができます。
- Windows10の頃に戻す(スタートメニュー、タスクバー、エクスプローラー、右クリックメニュー)
- スタートメニューの1ページ目に全てのアプリを表示する
- 以前のウィンドウスイッチャー(Alt+Tab)の適用
- タスクバーの右下に天気を表示(Windows10の機能の復活)
- アプリウィンドウの四隅の角丸を廃止してカクカクにする
無料なのに、Windows11の不便な点を、ごっそり改善できます。タスクバーを上配置にすると、時計も自動的に右上に移動されます。
詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
「Vivaldi」のステータスバーに表示する
「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザには、ステータスバーと呼ばれるバーに、時計を表示する機能が搭載されています。初期はステータスバーですが、自分でカスタマイズすることで、アドレスバーの横などに配置できます。
プライバシーに配慮している、テーマを自由にカスタマイズできる、標準で広告ブロック搭載、ページを並べるタブタイリング機能、サイドバー、マウスジェスチャー、ワークスペースなど、とにかく多機能な点が特徴のブラウザです。
「Google Chrome」よりも、多くの機能が搭載されています。ブラウザヘビーユーザー向けかなと思います。逆に、設定項目が多すぎるが故に、重たかったり、他ブラウザでは発生しない不具合がある点がデメリットかなと思います。
ブラウザをフルスクリーンで利用していても、バー上で時計を確認できます。タスクバーを隠していても確認できます。「Vivaldi」の良さは、ここでは書ききれないので、気になった方は、以下の記事を参考にしてみてください。
「Vivaldi」をインストールできたら、設定(Ctrl+F12)を開きます。左側の「外観」をクリックします。ステータスバー→「ステータスバーを表示する」を選択します。
ステータスバーの時計が表示されます。デフォルトでは、右下にあります。
Ctrl+マウスのドラッグ&ドロップで、上のアドレスバー横に移動できます。実際の動画も貼っておきます。
余談ですが、上記動画に映っているテーマは、僕が作成した「Pastel Colors – Cherry blossom(桜)」です。「Vivaldi」はテーマも自分で作れます。
時計の右クリックで、秒、日付を表示するか設定できます。
Windows11は、2023年05月24日公開のバージョン「22621.1778(KB5026446)」以降、タスクバーにある時計の秒表示ができるようになりましたが、それ以前はできませんでした。「Vivaldi」の場合、OSのバージョンに縛られずに自由に秒表示できます。
時計をクリックすると、アラームとタイマーのポップアップが表示されます。ただ時計を確認するだけでなく、タイマーやアラーム機能を利用できます。
「Vivaldi」のステータスバーに少しでも興味が湧いたら、以下の記事が参考になるかもしれません。ステータスバーでできることを色々書いています。
「ElevenClock」でサブモニターに表示&秒表示
「ElevenClock」は、Windows11のタスクバーの時計を拡張するアプリです。
具体的には、以下のようなことが可能です。日本語に対応しているので、初心者でも理解しやすいかなと思います。
- 全画面時の時計の表示・非表示
- 時計をクリックしたときの挙動(通常はカレンダーが開くが、デスクトップ、スタートメニューなどに変更できる)
- 時計をマウスホバーした時のツールチップを非表示
- 時計を左側に配置
- フォント、サイズ、色の変更
- 曜日、カスタム書式の変更
- 秒を表示
元々は、Windows11のサブモニターのタスクバーに、時計を表示する目的で開発されました。Windows11が登場した最初の頃は、サブモニターのタスクバーに時計が表示されませんでした。
いつの間にかどんどん機能が増えていって、現在ではメインモニターの時計表示もカスタマイズできます。
秒表示、曜日表示など高度なカスタマイズが可能になります。正確には、標準の時計をカスタマイズするのではなく、標準の時計の上に、違和感なく本アプリの時計を表示させているといった感じだそうです。
公式サイトにアクセスしたら、最新バージョンの「Assets」内にある「ElevenClock.Installer.exe
」をクリックします。
ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。
場合によっては、Windowsの警告画面が表示されるかもしれません。「詳細情報」→「実行」をクリックします。
インストーラーが起動します。説明通りにクリックしていきます。
本ソフトを起動すると、サブモニターのタスクバーに時計が表示されます。表示された時計を右クリック→「ElevenClock」の設定でオプション画面を開きます。
配置の変更、クリックしたときの挙動などを変更できます。
フォントや色、書式の変更も可能です。
「Clock for Game Bar」を使って、Xboxゲームバーに表示
「Clock for Game Bar」は、Xboxゲームバー(Windows+G)の画面に、アナログ時計ウィジェットを追加するアプリです。ゲームバーをオーバーレイで表示している時だけ確認できます。
フルスクリーンのゲームをしている方におすすめです。元々ゲームバーには、デジタル時計が表示されているので、無理に使う必要はありません。アナログ時計の方が好きという方だけ利用するのがいいかなと思います。
Microsoftストアからインストールできます。
インストールできたら、Windows+Gを押して、Xboxゲームバーを起動します。上部にあるバー内のウィジェットメニューアイコン()をクリックします。アプリインストール後は、新しく「Clock」が追加されているので、クリックします。
アナログ時計ウィジェットが表示されます。ウィジェットになっているので好きな場所に配置できます。
「Super Simple Clock」や「SchraySoft Digital Clock」を使う
Super Simple Clock
「Super Simple Clock」は、シンプルなデジタル時計アプリです。インストールして起動すると、黒背景のウィンドウに、白色の時計が表示されます。「時」と「分」までの表示で、「秒」は表示されません。
アプリなので、常駐するタイプのウィジェットと違って、アプリを起動している間だけ時間を確認できます。アプリが起動していなかったら、確認できません。
Windows起動時に自動実行するようスタートアップに登録して、サブモニターに置いておく…みたいな使い方もアリかなと思います。
SchraySoft Digital Clock
「SchraySoft Digital Clock」は、「Super Simple Clock」と違って、白背景に黒文字で表示されます。シンプルなデジタル時計な点は一緒です。
テーマの変更はできません。特徴としては、「時」と「分」だけでなく、「秒」も表示される点です。設定から、12時間表記(AM/PM)か24時間表記(14:24:10)か切り替えられます。
「Analog Clock W-7」や「Analog-Clock」を使う
Analog Clock W-7
「Analog Clock W-7」は、シンプルなアナログ時計アプリです。起動すると文字盤に長針、短針、秒針が表示されます。オプションで、日付、曜日、デジタル時計を表示できます。
Analog-Clock
「Analog-Clock」は、オプションが一切ないシンプルなアナログ時計アプリです。フォントサイズやデザインなど変更できません。日付もデジタル時計も表示されません。シンプル好きにはいいかもしれません。
タスクバーの右下にある時計に曜日を表示する
通常、Windows11のタスクバー右下にある時計は、「18:43 2023/02/26
」といったように曜日が表示されません。
コントロールパネルの地域設定から、曜日を表示できます。詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
感想
以上、Windows11で色々なソフトを使って、時計を表示する方法でした。
結局、僕は複数ソフトを組み合わせて利用しています。時計があっちこっちにあってもいいよね!?そこまでごちゃごちゃもしないので、いくつか組み合わせると快適なんじゃないかと思います。