【Chrome】勝手にオフになるManifest V2拡張機能を無理やり使う方法。uBlock Originとか!

この記事では、2025年3月頃から「Google Chrome」で「uBlock Origin」拡張機能などが勝手に無効化されて使えなくなった時の対処法を書きます。
あくまで一時しのぎの裏技です。もって2025年6月までです。早急に代替・移行先を探すことをおすすめします。
2025年3月頃から「uBlock Origin」をはじめとして様々な拡張機能がChromeウェブストアからインストールできなくなりました。
さらにブラウザを起動すると「〇個の拡張機能をオフにしました」と表示されて、既にインストールしていた拡張機能についてもオフになり使えなくなりました。

これは一時的なものではなく、以前から告知されていたChromeの新しい仕様です。
拡張機能の種類をManifest V3のみ対応することになってしまったので、Manifest V3に対応していない拡張機能(Manifest V2)は全て使えなくなります。
よって、理想はManifest V3に対応している代替拡張機能を探すか、標準で広告ブロッカーが搭載されているブラウザ(VivaldiやBraveなど)に移行するか、継続してManifest V2をサポートしてくれるFirefox系ブラウザに移行するか…です。

記事執筆時点では「chrome://flags/
」から設定を弄ることで、一時しのぎ的に「Google Chrome」でもManifest V2拡張機能を使えるようにできます。
ただし、何度も言いますが一時しのぎです。いずれ使えなくなるし、無理やり使うことで起きる弊害(リスク)もあると思うのでそこそこ知識がある方向けです。自己責任です。
ChromeでManifest V2拡張機能を継続利用する手順
ブラウザを起動してアドレスバーに以下のURLを貼り付けます。Experiments(試験運用版の機能)ページが表示されて該当項目が黄色ハイライトで表示されます。
<!--「Extension Manifest V2 Deprecation Unsupported Stage」を「Disabled」にする-->
chrome://flags/#extension-manifest-v2-deprecation-unsupported
<!--「Allow legacy extension manifest versions」を「Enabled」にする-->
chrome://flags/#allow-legacy-mv2-extensions
項目に応じて「Disabled」か「Enabled」か選択します。
簡単に解説を書いておきます。あくまで僕調べなので間違っている可能性もあります。
「chrome://flags/」の項目 | 僕が解釈した意味。間違っている可能性おおいにあり |
---|---|
Extension Manifest V2 Deprecation Unsupported Stage | Manifest V2の拡張機能をオンにできるようにする。警告を無視する |
Allow legacy extension manifest versions | Manifest V2の拡張機能を「アンパック(開発モード)」状態で読み込むことを許可する |
「Extension Manifest V2 Deprecation Unsupported Stage」はデフォルトで「Enabled(有効)」です。
これだとManifest V2の拡張機能に警告を表示してオンにできません。それを「Disabled(無効)」にすることで警告を無視して使えるようにできます。

「Allow legacy extension manifest versions」はデフォルトで「Disabled(無効)」です。

2項目を設定したら下部に表示されている再起動ボタンを押してブラウザを再起動します。

再起動後、「chrome://extensions/
」からインストールしているManifest V3非対応の拡張機能を有効化できるようになります。

オンにした状態でブラウザを再起動しても勝手にオフになったり、警告画面が表示されたりしません。
うっかり削除しちゃった拡張機能について
Manifest V3非対応の拡張機能は一度削除しちゃうと再インストールするのが手間です。
Chromeウェブストアにアクセスしても「この拡張機能は、Chrome 拡張機能のベスト プラクティスに沿わないため、ご利用いただけなくなりました。」と表示されて追加ボタンがグレーアウトしています。

以下記事の方法で一時しのぎでインストールできます。いつ対策されるか不明です。
感想
以上、2025年3月頃から「Google Chrome」で「uBlock Origin」拡張機能などが勝手に無効化されて使えなくなった時の対処法でした。
僕が聞いた話だと本記事の方法はもって2025年6月までのようです。それより早まる可能性もおおいにあります。
あくまで一時しのぎなので、それまでに次の移行先・代替先を見つける必要があります。
「uBlock Origin」広告ブロッカーの移行先と言えば、以下あたりかなと思います。
- 「Vivaldi」や「Brave」など標準で実装されているブラウザ(uBlock Originと同じではない。)
- Manifest V3対応しているけど制限が多いらしい後継の「uBlock Origin Lite」拡張機能
- 今後も「uBlock Origin」などのManifest V2系をサポートしてくれるFirefoxブラウザ
やっぱりこれまでと全く同じレベルで使いたい場合はFirefoxに移行するのがいいのかなーと思います。まぁこれまでChrome系使っていた方がFirefoxに移行するのはそれだけでハードル高いと思いますが…。
本家Firefoxは知りませんが、派生ブラウザの「Floorp」は僕も使っています。僕がそこまでこだわりがない初心者だからかもしれませんが、特に不満なく利用できています。むしろ多機能で満足です。