【WordPress】記事内の余計な改行を、効率よく削除する方法
この記事では、WordPressのブロックエディター(Gutenberg)で、余計な改行(br)コードを入れすぎた時の対処法について書きます。
WordPressのブロックエディター(Gutenberg)を使っていて、改行コードを入れすぎた場合、ショートカットキー(Shift+Alt+Z)を活用するか、一括置換するSearch Regexプラグインを使うことで、効率よく削除できます。
僕は、2021年6月からブログを始めたのですが、2か月目くらいまで、自分なりの謎ルールを作っていました。今となっては、何でそんなルールを作ったのか不明なものばかりで、ほとんど撤廃しています。その中の一つで、「見出し2の前に、必ず改行を入れる」というものがありました。
当時は、そのルールに黙々と従っていました。しかし、月日が経って、ブログに慣れてきた時にふと気づきました。「なんじゃ、この謎ルール…。絶対いらんじゃん…。」
公開した記事は、必ず見直しているんですが、当時の価値観だと気づかないものですね。成長した今見てみると、ひどいもんです。
なんとなく見やすいと思ったから、入れていたと思うんですが、毎回入れる手間に対しての得られる物がはっきりしない、効果なしと判断したので、この度、過去記事を含む、全ての記事の見出し前の改行(brコード)を削除することにしました。本記事でも、改行コードは一切入れていません。
同じように、何となく改行を入れていたという方、一緒に削除の大海原に出かけてみましょう。
ブロックエディター(Gutenberg)で改行を入れるには、まずカスタムHTMLブロックを挿入します。
挿入出来たら、以下のコードを入力します。全角ではなく、半角です。
<br>
下記画像のように入力できたらOKです。編集画面では「<br>」と表示されていますが、記事のプレビューを確認すると改行されています。
改行コードの挿入前と挿入後の比較画像を貼っておきます。改行後は、「最終アップデート」と「使い方(見出し)」の間に、目に見えない改行があります。
方法
3つの方法を紹介します。
1つ目は通常の削除方法です。初心者には、2番目がおすすめです。3番目は、何百記事あろうが、15分もあれば一括で削除できてしまう優れものですが、初心者が下手に触ると大失敗するので注意です。
通常の削除方法
改行コードが書かれたカスタムHTMLブロックをマウスでクリックします。
トップツールバーの「」をクリックします。一番下の「ブロックを削除(Shift+Alt+Z)」をクリックします。
改行のカスタムHTMLブロックが削除されます。
ショートカットキーの利用
1つ目に紹介した通常の削除方法だと、そもそも記事内の改行を探すのが一苦労です。
そこで、「リスト」を表示してショートカットキーを使うと、効率よく削除できます。
WordPressの記事編集中に、画面上部のボタンをクリックします。
記事のブロックの構成が、リスト表示されます。
リストの中から、「カスタムHTML」を探してクリックします。クリックすると、その場所に飛びます。
その状態でShift+Alt+Zを押します。
改行のカスタムHTMLブロックが消えます。
カスタムHTMLをクリック→Shift+Alt+Zの作業を繰り返すことで、改行を撲滅できます。
カスタムHTMLに、改行以外のHTMLを記述している場合は注意です。例えば、アフィリエイトの広告などですね。
うっかり削除しないように、カスタムHTMLをクリックしたら、「<br>」の改行コードかどうかを確認してから消すようにしましょう。
Shift+Alt+Zを押したときに、GeForce Experienceのゲーム内オーバーレイ(黒いポップアップ)が表示されてしまうという場合は、下記記事を参考にしてみてください。
WordPressのブロック削除(Shift+Alt+Z)と、GeForce Experienceのゲーム内オーバーレイ(Alt+Z)のショートカットキーが被っていることが原因です。どちらかのショートカットキーを変更することで回避できます。
「Search Regex」プラグインを使って一括削除
記事内の文字を一括置換するプラグイン「Search Regex」を使うことで、どれだけ大量に改行コード(br)があっても、数回のクリックでまとめて削除できます。過去記事が既に100記事以上あるという場合は、こちらの方法で削除するのがおすすめです。
本プラグインの設定画面で、改行のカスタムHTMLコードを記述→一括削除の2ステップで、全記事をまとめて修正できます。
ただし、データベースを直接書き換えるので、初心者さんにはおすすめできません。うっかり記述ミスすると、最悪の場合、サイトが正常に表示されなくなります。利用する場合は、事前にデータベースをバックアップしてからにしましょう。
また、過去記事全この記事だけ除外する…といったことができません。カスタムHTMLの改行コードが完全に不要だという方のみ利用してみましょう。
WordPressの管理画面→プラグイン→新規追加をクリックします。
右上の検索ボックスに「Search Regex」と入力して、出てきたプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。インストールできたら、「有効化」します。
ツール→Search Regexをクリックします。
検索欄に、カスタムHTMLの改行コードを入力します。
<!-- wp:html -->
<br>
<!-- /wp:html -->
「<br>」だけだと、表ブロックなどの改行コードも検出されてしまったので、ピンポイントで「カスタムHTMLの改行コード(br)のみ」ヒットするように上記コードにしています。「wp:html」は、ブロックエディターを使っている方だと、文章の前後にあるコードです。
入力したら、「検索」をクリックします。
ずらっと改行コードがある記事が検索結果に表示されます。検索したコード(ここでは改行)が黄色でハイライト表示になっています。
置換欄の右側にある「単一行」を「削除」にします。
各記事の改行コードが赤色のハイライトになり、取り消し線が追加されます。これは、置換した後、どういった感じになるかのプレビューです。
取り消し線は、そのコードを削除するという意味です。つまり、全記事の改行コードを全て削除するということになります。
プレビューを確認しながら問題がなければ、をクリックして置換します。この作業をすると後に戻れなくなるので、しっかり確認した上で実行するようにしましょう。事前のバックアップは必須です。
感想
以上、WordPressのブロックエディターで、カスタムHTMLの改行コードを挿入しすぎた時の効率的な消し方についてでした。
ブログを始めた頃って、何もかもわかんないですよねー。本記事を見てくださったブロガーの方と、一緒に成長していけたらなと思います。