【Bing】上部のチャット、ショッピング、ニュースなどの非表示方法
この記事では、PCウェブサイト版「Microsoft Bing」のナビゲーションバー(検索メニュー)に表示されているチャット、学校、ショッピング、地図、ニュース、フライト、旅行、ホテル、インスピレーション、作成、コレクションなどを消すCSSを書きます。
ウェブサイトに自分で作成したCSSを適用できるChrome拡張機能「Stylebot(スタイルボット)」や「Stylus(スタイラス)」を利用します。
本記事で紹介するCSSを使えば、「Microsoft Bing」の検索ボックス下にある検索メニュー(ナビゲーションバー)の項目を個別に非表示にできます。
具体的には、以下の項目です。検索ボックス下に表示されています。クリックで専用のページに切り替えられるウェブ検索の基本的な機能です。
- チャット(Bing AI)
- 学校(学校アカウントでログインしている場合に表示される)
- ショッピング
- 画像
- 動画
- 地図
- ニュース
- フライト
- 旅行
- ホテル
- BING
- (画像検索結果ページ)インスピレーション
- (画像検索結果ページ)作成
- (画像検索結果ページ)コレクション
いくつか使っていない項目もあると思います。僕は、地図、ニュース、ショッピング、フライト、旅行、ホテルなどを利用していません。使っていない項目は、非表示にしたほうがスッキリします。
CSSを利用することで、自身の環境上で消せます。見た目上隠すだけで、他人には影響しません。いつでもオンオフできます。本記事は、拡張機能を導入できるPCブラウザ向けです。スマホやタブレットのアプリ版ではできません。
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
Chrome拡張機能だけでなく、「Microsoft Edge」と「Firefox」版もあります。本記事では「Stylebot」を紹介しますが、「Stylus」などでもOKです。僕はメインでは「Stylus」を使っています。
「Chromeに追加」をクリックします。
「拡張機能を追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニューに追加されたらOKです。
頻繁に開く場合は、拡張機能のオーバーフローメニューを開いて、「Stylebot」の隣にあるピン留めアイコンをクリックします。ツールバーに直接配置されます。
詳しい使い方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
「Bing」にあるナビゲーションバーの項目を非表示にする手順
「Microsoft Bing」にアクセスします。右上にある「Stylebot」拡張機能アイコンを左クリック→「Stylebotを開く」をクリックします。
右側に白紙のサイドバーが表示されます。もし初めて「Stylebot」を起動した場合は、「ベーシック」という画面が表示されます。下部にある「コード」をクリックすると、白紙のスタイルシート画面を開けます。
以下のコードを書き込みます。全てを利用する必要はありません。自分が非表示にしたい項目だけ書き込みます。
/*【Bing】検索メニューの「チャット」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-conv {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「学校」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-bingatwork {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「ショッピング」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-shop {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「画像」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-images {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「動画」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-video {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「地図」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-local {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「ニュース」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-news {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「フライト」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-flights {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「旅行」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-travelhub {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「ホテル」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-hotels {
display: none !important;
}
/*【Bing】検索メニューの「BING」非表示*/
.b_scopebar li#b-scopeListItem-bingpages {
display: none !important;
}
本記事のCSSは僕が適当に作成したコードです。皆さんの環境によっては使えなかったり、サイト側の仕様変更でいつの間にか使えなくなる可能性もあります。
もし書き込んでも反映されない場合、問い合わせより教えていただければ幸いです。初心者の僕ができる範囲で修正したいと思います。
書き込めたら右上の「×」でスタイルシートを閉じます。
再度拡張機能ボタンを押して、登録したサイト(例:www.bing.com
)がオンになっていることを確認します。オンになっている間は有効になっているということです。
「Bing」の検索結果にアクセスします。書き込んだ項目が非表示になります。フライト、旅行、ホテル、BINGについては、「さらに表示」の中にあるので、クリックしないと展開されません。
必要な項目だけにすることで、押し間違えも減ると思います。
一時的に無効化したい場合は、「Stylebot」拡張機能アイコンを左クリック→「www.bing.com
」をオフにします。完全に使わなくなった場合は書き込んだコードを削除します。
画像検索結果のインスピレーション、作成、コレクションを消すCSS
「Bing AI」が検索エンジンに導入されてから、画像の検索結果ページに「インスピレーション」、「作成」、「コレクション」といった専用のボタンが追加されました。クリックすることで、画像生成AIを利用できます。
不要な場合は、同じくCSSで消せます。
画像検索結果だけで発動するシートを作成
「インスピレーション」、「作成」、「コレクション」といったボタンは、画像検索結果ページだけに表示されます。
このことから、画像検索結果ページだけで動作するようにします。通常の検索結果(www.bing.com
)等では発動しないようにします。誤作動防止です。
インストールした「Stylebot」拡張機能アイコンを左クリック→「オプション」をクリックします。
左側の「スタイル」をクリック→「新しいスタイルを追加」をクリックします。既に画像検索結果ページだけで動作するスタイルシートを作成している方は、新規に作成しなくてもOKです。
CSSを書き込む
スタイルシートが表示されます。上部のテキストボックスに発動させたいURL、下のボックスにCSSを書き込みます。
URLは「**www.bing.com/images/**
」にします。画像検索結果ページだけで動作するようにしています。「**
」はワイルドカードで任意の1文字以上という意味です。
**www.bing.com/images/**
「Stylus」拡張機能を使っている場合、「次で始まるURL」にして、「https://www.bing.com/images/
」と書き込みます。
https://www.bing.com/images/
「Stylus」と「Stylebot」拡張機能では、若干URLの指定方法が異なります。「Stylebot」がワイルドカードで、「Stylus」が正規表現です。今回の場合は、「次で始まるURL」方法を採用しています。
URLの中に「www.bing.com/images/
」が含まれている場合、発動するという意味になっています。このパターンが含まれているのが、画像検索結果ページです。
CSSは、以下を書き込みます。全部を書き込む必要はなく、自分が使っていない項目だけ書き込みます。
/*【Bing】画像検索メニューの「インスピレーション」非表示*/
li#b_primary_nav_scope li#imginspn_key {
display: none !important;
}
/*【Bing】画像検索メニューの「作成」非表示*/
li#b_primary_nav_scope li#imgcrtr_key {
display: none !important;
}
/*【Bing】画像検索メニューの「コレクション」非表示*/
li#b_primary_nav_scope li#imgsaves_key {
display: none !important;
}
書き込めたら「保存する」をクリックします。
適用されたか確認する
「Bing」の画像検索結果ページを開きます。「Stylebot」拡張機能アイコンをクリックして、「**www.bing.com/images/**
」がオンになっているか確認します。
書き込んだ項目が非表示になっています。
【おすすめ】まとめて検索結果の不要項目を消すCSS記事
「Microsoft Bing」の不要な部分を、まとめて全削除するCSS記事を公開しています。ちまちま各記事を見て実行するよりも、一気に非表示にしたい方、参考にしてみてください。
感想
以上、PCウェブサイト版「Microsoft Bing」のナビゲーションバー(検索メニュー)に表示されているチャット、学校、ショッピング、地図、ニュース、フライト、旅行、インスピレーション、作成、コレクションなどの項目を消す方法でした。
余談ですが、Google検索だと、並びを固定する拡張機能があります。