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【Android版Firefox】「Stylus」でスタイルがありませんと表示されて設定も開けない時の対処法

Android

Firefoxのアイコン画像

この記事では、Android版Firefoxにインストールしている「Stylus」アドオンがある日突然「該当するスタイルはありません」と表示されて、さらには設定や管理ページも開けないことからCSSをエクスポートして救出することもできなくなった時の対処法を書きます。

【Android版Firefox】「Stylus」でスタイルがありませんと表示されて設定も開けない時の対処法

僕の環境だと2025年02月07日にAndroid版Firefoxにインストールしていた「Stylus」アドオンがバージョン2.3.10に自動アップデートされました。

アップデートされてから完全におかしくなりました。僕は主に「X(旧Twitter)」を快適に見るためのCSSを書き込んでいます。

しかし、「X(旧Twitter)」にアクセスしても拡張機能アイコンに適用されている証の数字が表示されなくなりました。ページを開いても「該当するスタイルはありません」と表示されています。

Android版Firefoxにインストールした「Stylus」が2.3.10になってからおかしくなっている画像

「これはまずい」ってことで一旦CSSを安全な場所へ救出しようとエクスポート機能を使おうと思いましたが、管理や設定(歯車ボタン)を押しても全く反応しませんでした。

CSSが救出できない状況になりました。

拡張機能の再インストールは書き込んだCSSが全部なくなるので最終手段として、それまでに拡張機能の有効・無効、Firefoxの強制停止、キャッシュの削除、スマホの再起動などやれることはやりました。全部ダメでした。

それもそのはず、他が原因じゃなくて原因は2.3.10にアップデートした「Stylus」にあるので、本体をどうにかしないといつまでたっても改善しません。

【対処法】Stylusバージョンを下げてCSS救出

おま環じゃなくて他にも報告が多数

僕だけじゃなかったです。「X(旧Twitter)」やGitHubに報告があがっていました。

対処法としてはGitHubから過去バージョンのxpiを入手して手動で読み込ませる…とのことです。

過去バージョンにダウングレードすることで一時的にエクスポート機能が使えるようになるからそれでCSSを救出して新しいバージョンに再インストールする…とのことです。

GitHubから過去バージョンのxpiをダウンロード

Androidスマホから以下にアクセスします。「Stylus」のバージョン1.5.51(2024年08月28日公開)を入手できるGitHubページです。

「GitHub」の報告では過去バージョン=1.5.51が紹介されていたので本記事でも1.5.51にしてみます。確かに僕の記憶だと2.〇系になってから一気に調子が悪くなったんですよね。

「Assets」をタップして展開して「styl_us-1.5.50.xpi」をタップします。

Android版Firefoxに1.5.51(2024年08月28日)の「Stylus」アドオンをインストールする手順画像

ダウンロードしたxpiを読み込ませる

ダウンロードできたら、ツールバーの三点ボタン→拡張機能→拡張機能マネージャー→右上のパズルアイコンをタップします。ファイルマネージャーが起動するのでダウンロードしたxpiファイルを選択して読み込ませます。

Android版Firefoxに過去バージョンの「Stylus」を手動で読み込ませる手順画像
【2025年02月08日(土)】本家Firefoxでの方法

僕が使っているのは「Iceraven」で本家Firefoxではまた方法が違いました。

以下です。

  1. Android版Firefoxの設定ページを開く
  2. 「Firefoxについて」をタップ
  3. Firefoxのロゴを5回連続タップ(デバッグメニューが有効になる)
  4. 最初の設定ページに戻ると、新しく「ファイルから拡張機能をインストール」が追加されている
Android版Firefox(本家)でデバッグメニューを有効にしてファイルから拡張機能を取り込む手順画像

CSSを救出(エクスポート)

読み込ませたら「Stylus」のページを開きます。

若干下のほうのボタンの見た目が2.〇系とは違います。「管理」をタップします。2.3.10では開けなかったスタイルシート一覧画面が無事に開けました。ちゃんとCSSが生きていました。

Android版Firefoxに過去バージョンの「Stylus」をインストールしてCSSを救出する手順画像

「エクスポート」をタップしてCSSを救出(バックアップ)します。

最新版に再インストール

GitHub」によるとCSSを救出できたら過去バージョンは削除して、再びFirefoxアドオンストアから最新版の「Stylus」をインストールして救出したCSSをインポート…とのことでしたが、僕の環境だと最新版にした途端やっぱり開けなくなりました。

Android版Firefoxに最新バージョンの「Stylus」をインストールする手順画像

ということで現状は古いバージョンのまま使っています。

別の方によると、Android版Firefoxは2.〇系で使われている一部機能がサポートされていないことが分かったようです。PCブラウザなどでは問題なく動作していてAndroid版Firefoxまでは検証しきれてなかったって感じですかねー。

Looks like no one has ever tested the 2.x version in Firefox for Android and it turns out there’s no support for some permissions that Firefox for desktops supports like contextMenus. I’ll ask @Mottie to revert the extension in AMO until we post a fixed version.
DeepL翻訳
誰も Android 版 Firefox で 2.x バージョンをテストしたことがないようで、contextMenus のようなデスクトップ版 Firefox がサポートしているいくつかのパーミッションがサポートされていないことがわかりました。修正版を投稿するまで、@Mottie に AMO の拡張機能を元に戻すように頼んでおきます。

Styles loading fail on some url sinces 2.3.10 · Issue #1910 · openstyles/stylus

修正されるのを待ちましょう。

2025年02月08日追記

古いバージョンのままで何回かブラウザを起動していると、勝手に最新版に自動アップデートされて使えなくなりました。そのたびに再びストレージ内に保存しているxpiファイルを読み込ませて古いバージョンに戻しています。

現在修正は完了してFirefoxアドオンストアに以前のバージョンにするよう申請しているようです。Firefoxアドオンストアに反映されるまでの辛抱です。

We’ll publish the fix later today, but it’ll probably take many days to review in AMO.
DeepL翻訳
今日中に修正版を発表するが、AMOでのレビューには何日もかかるだろう。

v2.3.10 Does not seem to work with Firefox 135 in Windows. · Issue #1913 · openstyles/stylus · GitHub

chrome://geckoview/content/config.xhtml」→「extensions.update.enabled」を「false」にすることでアドオンの自動更新を止めることもできますが、「Stylus」だけではなく全体がストップしてしまうのでセキュリティ対策的にはあんまりよくないのかなと思います。

Firefoxアドオンストアに反映される数日間は我慢して適宜読み込ませるのを繰り返すのが僕みたいな初心者には安全かなぁと…。

感想

以上、Android版Firefoxにインストールしている「Stylus」アドオンが2.3.10(Firefox版だと2025年02月07日リリース)になってからおかしくなった時の対処法でした。

こういうことはどの拡張機能でも起こりうるので、日頃からのバックアップを欠かさずやっておきましょう。

2025年2月7日Android

Posted by ナポリタン寿司