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【Pollo.AI】文字や画像から動画生成してくれるAIサービス

ソフトレビュー

「Pollo.AI」のアイコン画像

この記事では、AIの力で入力した文字から動画を生成したり、画像や動画から新たな動画を作成してくれるウェブサービス「Pollo.AI」について書きます。

AIの力で動画を0から生み出せます。

「Pollo.AI」サイトを開いている画像

以下のようなことができるAI動画サービスです。AIを使って動画周りのあれこれができます。

  • テキストから動画へ
  • 画像から動画へ
  • 動画から動画へ
  • 動画のアップスケール(高解像度化)
  • ブラウザ上で完結するサービス(別途ソフトなどのインストールは不要)

無料版と月額/年額支払いの有料プラン(サブスク)に分かれていて、無料版だと20クレジット(標準動画2本分に相当)、ウォーターマーク(透かし)が入るなどの制限があります。詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。

無料版はお試し程度で基本的には有料じゃないと活用できないかなという印象です。有料サービスといっても差し支えないかなと思います。

ブラウザ上で完結するので、AIを動かすための高性能なPC環境が必要だとか別途ソフトが必要だとかではないです。インターネット環境とブラウザと専用アカウントがあれば誰でも利用できます。

日本語対応しているので説明も見やすく、プロンプトも日本語でOKでした。

本ツールはシンガポールを拠点とする「HIX.AI」が2024年12月にリリースしたサービスです。無料のAI検索エンジン(オールインワンAIツール)も開発していて、この度動画のAIジャンルにも踏み出したという形らしいです。

実際に本サービスで生成した動画を公式がYouTubeに公開しています。「へぇ、こういう動画が自分の指示次第で作れるんだ」という参考になるかなと思います。

本記事について

本記事は依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。

リリース元:HIX.AIYouTubeInstagramX
サービス開始日:2024年12月

アクセス方法

以下のURLからアクセスできます。一部機械翻訳したかのような怪しい日本語がありますが、基本的にはちゃんと理解できる日本語でした。

使い方

アカウントの作成・ログイン

サイトにアクセスすると中央にすぐに始められる開始ボタンがあります。しかし、実際に動画を生成するには無料か有料かに関わらずアカウントが必要になります。

まずはアカウント作成から始めるといいかなと思います。右上の「無料で始める」ボタンを押します。

「Pollo.AI」サイトのトップページ画像

ダイアログが表示されるのでメールアドレスを入力するか、「Google(アカウント)で続行」を押します。僕はメールアドレスにしました。

「Pollo.AI」サイトのアカウントを作成する手順画像1

メールアドレスで登録する場合、入力した後6桁くらいの数字が送られてきます。その数字を入力すると次の名前やパスワード入力画面に進めます。メールは英語だったのでもしかしたら迷惑メールに入ってしまうかもです。

名前と苗字とパスワードを入力して、利用規約に同意するにチェックを入れて「アカウントを作成する」ボタンを押します。僕の場合は名前が「寿司」、苗字が「ナポリタン」ですね。

「Pollo.AI」サイトのアカウントを作成する手順画像2

登録できたらサイトのホームページが表示されます。

テキストから動画へ

左側サイドバーの「テキストから動画へ」をクリックします。

左側に設定画面、右側にプレビュー画面が表示されます。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」設定画像

モデルの選択

右上のドロップダウンリストからAIモデルを選択できます。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」モードのAIモデル選択画像

AIといってもその中にいくつかの種類があります。

AIも人間の個性と同じように得意不得意があります。三次元の動画生成が得意なAI、人間らしい動きをリアルに生成してくれるAIなどなどです。それぞれのAIのことをモデルって言います。

「Pollo.AI」で利用できる記事執筆時点でのAIモデルを公式サイトに書かれてあった特徴ごとにまとめておきます。ささっと見た程度なので間違いがあるかもです。モデル名をクリックしたらリンク先に飛ぶようにしています。

Pollo 1.5高度、多機能モデル。基本的にはこれでいいっていう一般的なやつ
Kling 1.6中国のショートビデオプラットフォーム「Kuaishou(快手)」が開発したAIモデル。スムーズな動きでリアルなビジュアルを生成
Vidu2023年3月にZhu Jun氏によって作成されたAIモデル。ハグ、キス、クリスマストーストなどのテンプレートから生成するのに優れている。
Hailuo AI中国のテクノロジー企業「MiniMax」が開発した文字→ビデオのモデル。高速出力
Luma Al滑らかな動きとリアルな物理特性を備えた高品質のビデオを生成することに優れているAIモデル。映像が現実の原則にあっている。生成3Dモデリングのトレーニングを受けている。
PixVerseブラウザやDiscordからアクセスできるWebベースのビデオ生成プラットフォーム。筋肉の隆起、羊のカールなどユニークなエフェクトがある

モデルによっては選択した後、設定画面内に「スタイル」っていう項目が表示されます。三次元風にするか二次元風にするか選択できます。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」モードで「PixVerse」モデルを選択した画像

プロンプトの入力

プロンプトの部分にどんな動画を作ってほしいか自分の希望を入力していきます。ここがAI生成において最も重要だと思います。僕は素人なんで分かりませんが。

自分のイメージを言語化する作業です。日本語でも大丈夫でした。大丈夫ってだけで本当に細かく指示したい場合は英語のほうがいいかもです。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」モードでプロンプトを入力する手順画像

設定画面を下にスクロールするとアスペクト比の選択、即効性、ネガティブプロンプトなどの項目があります。ネガティブプロンプトはプロンプトと違って指定したものを生成に含めないでほしいって設定です。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」モードで即効性やネガティブプロンプトを設定する手順画像

明るいシーンを生成したい時はプロンプトに「明るい」と書いてネガティブプロンプトには「暗い雰囲気、悲しい、寂しい」など逆に嫌なことを書いていきます。

書かなくてもいいんですが、これだけはやめてっていう指示もしてあげることでより自分のイメージを伝えやすくなります。

出力

各種設定できたら「作成する」ボタンを押します。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」でAI動画を生成している画像

ボタンの上に消費クレジットが表示されています。標準動画だったら大体10クレジット消費です。無料アカウントだと最初に20クレジット貰っているので2回だけ動画生成できます。

右側に生成進行状況が表示されます。100%になるまでひたすら待ちます。タブを閉じなければ別の作業をしていてもOKです。

完成した動画の確認・保存

無事生成されたら動画が表示されます。クリックで再生できます。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」でAI動画を生成した画像

試しに以下のプロンプトで生成してみたんですが、ぶっちゃけちょっと気持ち悪かったです(笑)なんか上半身裸の変な人が変なものを食べているというAIあるあるのよく分からない動画になってしまいました。

ナポリタン寿司をテラス席で食べている若い男性。髭はなく髪は金髪。

ネガティブプロンプトに「裸」とかそういうの書けばよかったのかな。

生成した動画は右下にある保存ボタンからPC内にダウンロードできます。無料版だと「ウォーターマーク付きでダウンロード」です。有料プランに加入することで透かしなしで入手できます。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」で生成した動画をPC内に保存する手順画像

保存した動画は自分のものなので自由にできます。無料版だと右上に「Pollo.AI」と透かしが入っていました。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」で生成した動画の右上に透かしが入っている画像

他にも以下のプロンプトで生成してみました。AIはその時その時で結果を変えてくるので、同じプロンプトでも異なる結果になります。一つとして全く同じものはないと思います。

<!--1つ目-->
東京の都市を走るスポーツカー

<!--2つ目-->
ドローン視点で砂漠の中で駆け回るスポーツカーと日本車。激しいカーレース。遠くのほうに都市が見える。

<!--3つ目-->
森の中でエルフの女性が青空(快晴)を眺めている幻想的で美しいシーン。風で動く髪。金髪のロング。

スポーツカーをお願いしたら結構いい感じの動画を生成してくれました。かっこいいです。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」で生成したスポーツカー動画の画像

できるかなぁと半信半疑で「ドローン視点」で指示してみたところ、ちゃんと上空から見下ろしている視点で生成してくれました。

「Pollo.AI」の「テキストから動画へ」で生成した砂漠の中を走るスポーツカー動画の画像

実際に生成した動画をYouTubeにアップロードしたので貼っておきます。全部で4つです。4番目にある最初に作った裸の男性以外は結構いい感じなんじゃないかなと思います。

動画を作る技術がない僕からしたら文字を入力するだけで0から動画を作成してくれるってだけですごいなぁと思います。

画像から動画へ

指定した画像をベースに動画を作成できます。左側サイドバーの「画像から動画へ」をクリックします。

「クリックして画像をアップロード」からPC内の参考にしたい画像を選択します。ドラッグ&ドロップでもOKです。その画像をもとにどういった内容の動画にしてほしいと決まっている場合はプロンプト(文字)を入力します。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」で動画を生成する手順画像

画像をアップロードしたらトリミングツールが起動するので設定して「わかりました」をクリックします。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」にアップロードした画像のサイズ変更ダイアログ画像

プロンプトを入力できたら「作成する」を押します。生成が開始されます。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」で動画の生成を開始する手順画像

実際に生成した動画を貼っておきます。3枚頼んでみました。

3枚とも僕が実際に撮影した写真です。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」で花の写真をアップロードしている画像

大阪旅行にいった時撮影した写真も動画化してみました。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」で大阪旅行の際に撮影した都市写真をアップロードしている画像

作成して右側のプレビューに表示された動画をクリックすると再生画面、情報、高級(高解像度へアップスケール変換)ボタンが表示されます。

「Pollo.AI」の「画像から動画へ」で生成した動画をアップスケールする手順画像

画像と一緒に指示したプロンプトも書いておきます。

<!--1つ目-->
カラスが動いている様子。最後は羽ばたいて空に向かって飛んでいく。カメラは後ろを追う。

<!--2つ目-->
白い花が風に揺られて動いている。太陽で雲の影が地面にできている。

<!--3つ目-->
朝から夜にかけての大阪市内の町並みタイムラプス。道路を沢山の車が高速で行き来している。定点カメラ。天気が変わる。

動画から動画へ

動画をAI処理して別の動画に変換できます。

基本的には実写動画をアニメ風にする、ドット風にする…といったように内容は変えずにフィルターをかけるという趣旨です。とはいえ動画編集ソフトでフィルターかけるのと比べてAIはかなり違いがでます。

左側サイドバーの「動画から動画へ」をクリックします。動画をアップロードします。

「Pollo.AI」の「動画から動画へ」を使ってアニメ風、ドット絵風にする手順画像1

「スタイル」からどんな動画にしたいか選択します。現代アニメ、かわいいアニメ、ピクセルアート、クラシックアニメなど色々ありました。

「Pollo.AI」の「動画から動画へ」を使ってアニメ風、ドット絵風にする手順画像2

選択できたら「作成する」ボタンを押して生成を開始します。

「Pollo.AI」の「動画から動画へ」を使ってアニメ風、ドット絵風にする手順画像3

実際に変換した動画を貼っておきます。そもそもの動画もこちらで書いているように写真から動画化したものなので、単なる1枚の写真からここまで派生できるのはすごいなぁ…と思いました。

動画を高解像度へ変換

左側サイドバーの「AIツール」をクリックして「ビデオアップスケーラー」を選択します。

動画の解像度を上げられます。フルHD(1920×1080)を4K(3840×2160)にするって感じです。ただし、当然その作業も動画生成と同様クレジットを消費します。クレジットがないとできません。

「Pollo.AI」で動画の解像度をあげる手順画像

その他のAIツール

左側サイドバーの「AIツール」からその他の機能にアクセスできます。動画にフィルターをかける「ビデオからアニメのへのコンバーター」や「AIビデオフィルター」などがあります。

「Pollo.AI」の「その他のAIツール」ページ画像

テンプレートから生成

左側サイドバーの「テンプレート」から決められたベース(型)の中から選択できます。

キス、ハグ、筋肉ジェネレーターなどあります。

「Pollo.AI」の「テンプレート」ページ画像

一時期(2024年のどっかだった気がする)、X(旧Twitter)上でアニメキャラと自分をハグさせるとかキスさせるみたいなポストがほんのちょっとだけ注目を集めていたような気がします。

そんな動画が「Pollo.AI」でも作成できるってことですかね。試していないので分かりません。

ヴェノム変換も面白そうと思いやってみました。人や動物などを自由にヴェノム化できます。

生成した作品の確認方法

ログインした状態で左側サイドバーの「私の作品」をクリックします。自分が作った作品が一覧で表示されます。

「生成直後にダウンロードし忘れてどこいったか分からない!」って場合もここから確認できます。動画クリックでダウンロードボタンが表示されます。いつでも保存できます。

「Pollo.AI」で生成した自分の作品を確認する手順画像

感想

以上、AI動画生成サービス「Pollo.AI」についてでした。

基本的には有料じゃないと十分に使えないのでお金がかかってしまうという最大のデメリットがありますが、サービス的には日本語で見やすく、画面のレイアウト的にも特に問題なく、生成するモデルも変更できて幅広い用途で使えるかなぁと思いました。

ソフトレビュー

Posted by ナポリタン寿司