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【Broken Link Checker】URLや画像のリンク切れ検出プラグイン

2021年10月19日WordPress

「Broken Link Checker」のアイコン

この記事では、ブログを書けるソフトウェア「WordPress(ワードプレス)」で、URLや画像のリンク切れを検出して、教えてくれるプラグイン「Broken Link Checker(ブロークン・リンク・チェッカー)」について書きます。

投稿記事一覧ページのように、リンク切れを確認して編集できます。

「Broken Link Checker」のスクリーンショット

「WordPress(ワードプレス)」の記事に貼っているURLや画像のリンク切れを教えてくれるプラグインです。

指定した時間(48、72時間など)ごとに、サイトを自動的にチェックします。リンクが切れているURLを見つけたら、ダッシュボードにて通知します。設定から、メールとして通知することも可能です。

リンク切れしたURLは、以下の項目を確認できます。

  • URL
  • ステータス(404 not found403 Forbiddenなど)
  • リンクテキスト(文章なのか、画像なのか)
  • どの記事のリンク切れなのか

記事のURLだけでなく、画像や動画などのメディアリンクも対応しています。

リンク切れしたURLに対して、その場で、以下の5つのアクションを実行できます。誤検知した時に解除したり、その場で正しいURLに変更できます。

  • URLを編集
  • リンク解除
  • リンクエラーではない
  • 無視
  • 再確認

「リンク切れ」とは、記事に貼ったリンク先が、正常にアクセスできないことを指します。

例えば、自身のブログに、「詳しくは、この方のブログ記事を見てね!」と、外部サイトのURLを貼ります。そのブログが存在している限り大丈夫ですが、その方がブログをやめちゃった場合、記事にアクセスできなくなります。読者さんが、URLをクリックしても、「存在しません」とエラーが返ってきます。

GoogleのSEO的な話で言えば、きちんと「404エラー(404 not found)」を返す場合、SEOには影響しないようです。(詳しくはこちら)しかし、リンク切れは、ないほうがいいに決まっています。

毎日手動でリンク切れを調べるのは大変です。「Broken Link Checker」を利用すれば、自動で検知、一覧表示してくれるので、修正作業が楽になります。僕は、「Phoenix Media Rename」で変更した画像のリンク切れの検出目的でも利用しています。

2023年3月追記

2023年2月27日に、バージョン2.0.0(ベータ版)が公開されました。

本バージョンから、「WPMU DEV」という外部サービスに、自身のWordPressアカウントを登録しないといけなくなりました。「WPMU DEV」は、「Broken Link Checker」を開発したグループ?企業?です。自社サービスに引き込む形でしょうか。

「Broken Link Checker」の「BLC 2.0」宣伝ページ画像

以前のバージョンが廃止されたわけではなく、「新しいバージョンを利用したい場合は、アカウント登録してね」というスタンスです。

僕は、全く知らないサービスに、自身のWordPressサイトを登録することに抵抗を覚えました。登録していいのか調べるために、レビュー欄を見てみると、ひどい有様でした。

BLC 2.0が公開された直後の「Broken Link Checker」レビューページ画像
参考:[Broken Link Checker] Reviews | WordPress.org

一層怖くなったので、僕は、現時点で新しいバージョンを利用していません。アカウント登録もしていません。Twitterで調べると、登録したら頻繁にDMが来るようになった…みたいな話もあったので、とりあえず様子見がいいかもしれません。

2023年3月時点では、以前のバージョンも利用できます。「リンクチェッカー」→「BLC 2.0」ではなく、「Broken Links (Old)」から以前の管理画面にアクセスできます。

以前の「Broken Link Checker」にアクセスする手順画像

リリース元:WPMU DEV
記事執筆時のバージョン:2.0.0(2023年2月27日)

インストール方法

WordPress管理画面のプラグインからインストールできます。

WordPressの管理画面にアクセス(ログイン)して、左側サイドバー内にある「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。

「Broken Link Checker」をインストール・有効にする手順画像1

右上の検索ボックスに「Broken Link Checker」と入力して、Enterで検索します。「Broken Link Checker」がヒットしたら、「今すぐインストール」をクリックします。

「Broken Link Checker」をインストール・有効にする手順画像2

インストールできたら、「有効」をクリックして、プラグインが動く状態にします。

使い方

リンク切れの確認

管理画面の「ダッシュボード」ページから確認できます。WordPress管理画面の左側サイドバーの上部にある「ダッシュボード」をクリックします。

「Broken Link Checker」というボードがあると思います。「〇個のリンクエラーを発見しました」という部分が、リンクになっているので、クリックすると専用のページに飛びます。

「Broken Link Checker」を導入した状態のWordPressダッシュボード画像
別のアクセス方法

本プラグインを有効にしたら、左側サイドバーに新しく「リンクチェッカー」が追加されます。ここからでもアクセスできます。下記画像の「26」という赤い丸通知は、その数だけリンクエラーが検出されたよ~ということです。

「Broken Link Checker」のリンクエラーページにアクセスする手順画像

バージョン2.0.0(2023年2月27日公開)から、古いほうと新しいほうの2種類用意されています。新しい「BLC 2.0」は、別途で外部サービスへのアカウント登録が必要なので注意です。

本記事では、古いほうの「Broken Links (Old)」を利用します。古いほうはアカウント登録も不要で、すぐに利用できます。

リンクエラー専用ページが表示されます。左から、URL、ステータス、何が切れているか、該当記事の項目になっています。

「Broken Link Checker」のリンクエラーページ画像

リンクの修正

リンク切れのURLにマウスを乗せると、下部に5つのメニューが表示されます。表示する項目は、設定から変更できます。

「Broken Link Checker」で検出したリンク切れを修正する手順画像1
メニュー意味
URLを編集URLの編集。リンク先が切れている場合は、新しいリンク先を設定できる
リンク解除リンクの削除
リンクエラーでないリンクエラーとして検知しないようにする
無視非表示にして、再び変化があるまで通知しないようにする
再確認もう一度リンク切れかどうかを調べる

試しに、画像のリンクを編集してみます。リンクが切れているURLにマウスホバー→「URLを編集」をクリックします。

画像のURLなので、テキストはグレーアウトしていて、URLだけが編集できるようになっています。末尾に正しいファイル名を入力して、「更新」をクリックします。

「Broken Link Checker」で検出したリンク切れを修正する手順画像2

更新できたら、「再確認」をクリックします。

「Broken Link Checker」で検出したリンク切れを修正する手順画像3

ステータスがOKになりました。リンク切れ解決です。

「Broken Link Checker」で検出したリンク切れを修正する手順画像4

実際に記事を確認してみました。修正前は、画像がリンク切れていましたが、修正後は、正常に表示されました。

「Broken Link Checker」で検出したリンク切れを修正する手順画像5

画像ファイルの場合、いちいち正しいファイル名を調べて、置き換える必要があるので少し手間です。記事編集画面からの方が早いと思います。

記事編集ページを開いて修正

僕は、この方法をよく利用しています。記事のリライトも兼ねて、リンクエラーを修正する方法です。

「Broken Link Checker」の画面で、リンクエラーが出ている記事を見つけます。見つけたら、「ソース」に書かれている記事タイトルにマウスを乗せます。

「編集」ボタンが表示されるので、右クリック→「新しいタブで開く」をクリックします。その隣の「Trash」はゴミ箱に記事を捨てるという意味なので、うっかり押さないように注意です。

「Broken Link Checker」で検出したページを開く手順画像

新しいタブで、記事編集画面が表示されます。ここでリライト(修正作業)しつつ、リンクエラーの場所を対処します。記事もリライトできて、リンクエラーも解決するのでおすすめです。

当サイトの記事編集画面画像

リンク切れじゃない場合

正常にアクセスできるURLが、エラーとして検出されることもあります。

例えば、僕の場合、Steam上で値引きされているゲームを調べられるサイト「SteamDB(記事はこちら)」が、「403 Forbidden」というエラーで検出されていました。本当にリンクが切れているかどうかは、そのURL名をクリックすることで確認できます。

「Broken Link Checker」の誤検知リンクを修正する手順画像1

新しいタブで、リンク先を開いてくれます。「SteamDB」の場合、正常にアクセスできました。

「SteamDB」のスクリーンショット
参考:【Steam DB】Steamで値引きされているゲームを調べられるサイト

この場合、リンクエラーとして検出しなくてもいいので、「リンクエラーでない」をクリックします。

「Broken Link Checker」の誤検知リンクを修正する手順画像2

「Broken Link Checker」上で検出されなくなります。リンクエラーの数が、1つ減りました。

「Broken Link Checker」の誤検知リンクを修正する手順画像3

このように、リンクエラーの場合は修正して、そうでない場合は、「リンクエラーでない」に分けて、作業していきます。リンクエラーの数が少ない状態がベストです。

設定

特に設定しなくても利用できます。本記事では、「ここを設定しとけばいいよ!」という項目について書きます。

管理画面の左側サイドバーにある「リンクチェッカー」→「Settings (Old)」をクリックします。

「Broken Link Checker」の設定画面にアクセスする手順画像
別の方法で、設定にアクセスする方法

インストール済みプラグインからもアクセスできます。

管理画面の左側サイドバーにある「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリックします。

インストール済みプラグインページから、「Broken Link Checker」の設定にアクセスする手順画像1

「Broken Link Checker」を探して、「設定」をクリックします。

インストール済みプラグインページから、「Broken Link Checker」の設定にアクセスする手順画像2

一般

僕みたいな初心者さんは、赤枠で囲った部分を見たらいいと思います。

「Broken Link Checker」の一般設定画面画像1
項目説明
各リンクをチェックURLを調べる時間間隔
メールで通知メールで通知してほしい場合はチェックして、その下の入力欄にメールアドレスを記載する
投稿の更新日リンクを編集した際、記事の更新日を最新に書き換えるかどうか

「各リンクをチェック」の部分で、好きな時間間隔を指定できます。デフォルトだと、確か72時間になっています。短すぎると、サーバーに負担がかかるようです。短くても48時間くらいがいいかなと思います。

僕は72時間にしていますが、リンク切れはそんな頻繁に発生しないと思います。1週間=168時間とかでもいいと思います。

「メールで通知」はいらないと思ったので、チェックを外しています。WordPressのダッシュボードで確認できればいいかなと思います。

「リンク編集時に投稿の更新日を変えない」はチェックしています。リンクを修正しただけなのに、記事の更新日が変わってしまうのが、嫌だと思ったためです。僕の場合、大幅なリライト以外は、更新日を変えないようにしています。

設定を変更できたら、ページ下部にある「変更を保存」をクリックします。

「Broken Link Checker」の一般設定画面画像2

高度な設定

より高度な設定ができます。

「Broken Link Checker」の高度な設定画面画像1

リンクモニターの「バックグラウンドで1時間ごとに実行する」のチェックを外すことで、WordPressへの負荷を減らせます。

「リンクに表示する操作」の項目で、リンクエラーのURL下に表示する項目を調整できます。使わない設定項目はチェックを外すことで、押し間違えが減ってスッキリします。

「Broken Link Checker」の高度な設定画面画像2

僕は、以下のようにしています。

リンクに表示する操作
URLを編集オン
リンク解除オフ
リンクエラーでないオン
無視オフ
再確認オン
リダイレクトを修正オフ

感想

以上、ブログのリンク切れを自動検出してくれるWordPressプラグイン「Broken Link Checker(ブロークン・リンク・チェッカー)」についてでした。

特別な設定をすることなく、自動で検出してくれます。初心者にありがたいプラグインです。

2021年10月19日WordPress

Posted by ナポリタン寿司