【Vivaldi】ページ内検索した時、暗くならないようにするCSS
2023年11月時点のWindows版「Vivaldi」ブラウザでは、ページ内検索(Ctrl+F)している時、若干画面が暗くなります。開発者ツールを見たところ、通常状態が100%に対して、95%の明るさにするようになっていました。5%分だけ暗くなる仕様です。
以下のフォーラムを見たとき、「あぁ、この暗くなる仕様はいらないと思う人もいるのかぁ」と思ったので、記事にします。
標準の設定からは変更できないので、カスタムCSSと呼ばれる技を利用します。設定からサクッと変更するのと比べて、少々手間ですが、一度環境を構築して、CSSを書き込めば、「Vivaldi」のアップデート等で使えなくなるまでは、ずっと適用されます。戻したくなったら、いつでもオンオフできます。
本記事は、Windows版(PC版)Vivaldiでの解説です。スマホやタブレットのアプリ版ではできません。
「Vivaldi」のオリジナルカスタムUI(CSS)を有効にする
本記事は既にオリジナルカスタムUI機能が有効になっている前提です。まだ有効にしていないという方は以下の記事を参考にしてみてください。「Vivaldi」上でCSSファイルを使えるように「vivaldi://experiments/
」から変更して、CSSファイルを読み込ませます。
「Vivaldi」のページ内検索した時、暗くさせないCSS
以下のCSSになります。
/*ページ内検索した時、若干画面が暗くなるのを防ぐ*/
.find-in-page-wrapper:not(:empty)~.row-wrapper webview[style^="filter: brightness"] {
filter: brightness(100%) !important;
}
上記のCSSを、テキストエディター(Visual Studio Codeや、Windows標準でインストールされているメモ帳アプリなど)で開いた「Vivaldi」のカスタムCSSファイルに書き込みます。
ブラウザを再起動すると、ページ内検索しても、画面が暗くならなくなります。開発者ツールで見てみると、デフォルトの95%に取り消し線が追加されていて、代わりにCSSで書き込んだ「filter: brightness(100%) !important;
」が上書きされています。
感想
以上、「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」ブラウザのオリジナルカスタムUI機能を使って、ページ内検索(Ctrl+F)をしても、画面を暗くさせないようにする方法でした。
こうやって、ブラウザの外観や機能が気に食わなかったら、自分でカスタマイズできる点が、「Google Chrome」などと違う「Vivaldi」の特徴かなと思います。