【Windows11】ユーザーアカウント制御(UAC)の警告を無効化する方法
この記事では、Windows11で、管理者権限のアプリを起動した時に表示される「ユーザーアカウント制御(UAC)」のダイアログを無効化する方法について書きます。
コントロールパネルの「ユーザーアカウント制御設定の変更」から無効にできます。
Windows11のコントロールパネル→システムとセキュリティ→セキュリティとメンテナンス→「ユーザーアカウント制御設定の変更」から無効化できます。
「ユーザーアカウント制御(UAC)」は、管理者権限を必要とするアプリを起動する際や、何かしらの重要な設定を変更する際に表示されます。Windowsの「ぼろーん」というシステム音とともに表示されます。
信頼しているアプリかどうかに関係なく、管理者権限で起動する場合に表示されます。2023年4月時点のWindows11では、個別アプリごとでオンオフできません。ちょっと高度な方法を使えば、いちお可能らしいですが、難しいです。(参考)
本記事では、個別ではなく、一括でオフにする方法を書きます。本記事は、Windows11での解説です。Windows10ではありません。Windows10での方法を知りたい場合は、下記記事を参考にしてみてください。大まかな方法は一緒です。
本記事の方法は、「ユーザーアカウント制御(UAC)」の画面を、一括で無効化する方法です。無効化することで、どんなアプリを起動するときも確認画面が表示されなくなります。実行する場合は自己責任です。
「このアプリは大丈夫だ」、「これは知らないアプリだ。勝手にインストールされていたから悪意があるかもしれない。起動せずに削除しよう。」みたいな基本的な判断が自分でできる方向けです。
Windows11で「ユーザーアカウント制御(UAC)」を無効にする方法
Windows11のタスクバー内にあるスタートボタンをクリックします。検索ボックスにフォーカスを当てて、「uac」と検索します。「ユーザーアカウント制御設定の変更」が表示されるので、「開く」をクリックします。
コントロールパネルを起動します。Windows11のスタートメニュー→「Windowsツール」の中にあります。
「コントロールパネル」をクリックします。
「システムとセキュリティ」をクリックします。
「セキュリティとメンテナンス」内にある「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。
ユーザーアカウント制御の設定の「コンピューターに対する変更の通知を受け取るタイミングの選択」画面が表示されます。
初期では、「アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(既定)」になっています。バーを「以下の場合でも通知しない」まで下げます。「OK」をクリックします。
「以下の場合でも通知しない」にすることで、アプリが変更を加えようとしたときや、ユーザーがWindows設定を変更する時に、UAC画面が表示されなくなります。
安全度レベル | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1位 | 常に通知する | アプリがソフトウェアをインストール使用とする場合、またはコンピューターに変更を加えようとする場合。ユーザーがWindows設定を変更する場合 |
2位 | アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(既定) | ユーザーがWindows設定を変更する場合は通知しない |
3位 | アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(デスクトップを暗転しない) | |
4位 | 通知しない | 通知を表示しない |
ユーザーアカウント制御で、「UserAccountControlSettings」のダイアログ画面が表示されます。「はい」をクリックします。これで次回以降、管理者権限でアプリを起動しても、「ユーザーアカウント制御(UAC)」の画面が表示されなくなります。
「ユーザーアカウント制御(UAC)」を有効にする方法
いつでも元に戻せます。Windows11のタスクバー内にあるスタートボタンをクリックします。検索ボックスにフォーカスを当てて、「uac」と検索します。「ユーザーアカウント制御設定の変更」が表示されるので、「開く」をクリックします。
「ユーザーアカウント制御の設定」のバーを、デフォルトの「アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(既定)」に戻します。
「OK」をクリックすると、元通りユーザーアカウント制御のダイアログが表示されるようになります。
感想
以上、Windows11で、管理者権限のアプリを起動した際に表示される「ユーザーアカウント制御(UAC)」の警告画面を無効化する方法でした。
自己判断、大事です。