【AutoplayStopper】YouTube動画などの自動再生を停止する拡張機能
この記事では、YouTubeなどの動画を新しいタブで開いた時、勝手に再生を開始しないようにするChrome拡張機能「AutoplayStopper(オートプレイストッパー)」について書きます。
通常、「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」や「Chrome」ブラウザで、YouTube動画を新しいタブ、あるいはバックグラウンドタブで開いて、そのタブを開くと、勝手に再生が開始されます。
「Firefox」や「Floorp」ブラウザなどでは、新しいタブで開いても、サムネイルが表示されて、勝手に再生が開始されません。
本拡張機能を利用することで、ChromeやVivaldiブラウザでも、YouTubeが勝手に再生されるのを防ぐことができます。
設定から、除外リストを作成できます。YouTubeの自動再生はブロックして、別のサイトでは自動再生を許可する…といったようにできます。
Chrome拡張機能だけで、Firefoxアドオンは用意されていません。
リリース元:yochaim
記事執筆時のバージョン:1.9.8(2022年12月7日)
インストール方法
Chromeウェブストアからインストールできます。
「Chromeに追加」をクリックします。
拡張機能のオーバーフローメニュー内に、拡張機能ボタンが追加されればOKです。
使い方
YouTube動画を新しいタブで開きます。試しに、僕の動画で試してみます。
YouTubeにアクセスした時、インストールした「AutoplayStopper」拡張機能アイコンの右上に数字が表示されると思います。数字が表示されたら、そのサイト上で有効になっているということです。
動画は、サムネイルを右クリック→「バックグラウンドのタブでリンクを開く」、あるいは「新しいタブでリンクを開く」から開けます。
本拡張機能を導入した状態だと、自動再生されません。サムネイルが表示されて、1回左クリックすることで開始されます。
YouTubeの仕様なのか、他の動画サイトでも同じなのか分かりませんが、同一タブで開いた動画は、拡張機能の設定関係なしに、自動再生されます。これは、ChromeやVivaldiだけでなく、Firefoxでも同じでした。
あくまで、拡張機能が動作するのは、新しいタブで開いた時です。
動画も撮影したので貼っておきます。
特定のサイトでは動作しないように除外設定
初期では、全てのサイトで自動再生されないようになっています。「YouTubeでは自動再生を止めて、Twitchでは自動再生したい…!」という場合、除外サイトを設定してみましょう。
設定したいサイトにアクセスします。試しに、YouTube上で自動再生するようにしてみます。
拡張機能アイコンを左クリック→「Allow autoplay for https://www.youtube.com」をクリックします。「YouTube上で、自動再生を許可する」という意味です。
背景色が緑色になればOKです。この状態で、YouTubeを一度リロードします。(再読み込み)アイコン右上に数字が表示されないと思います。自動再生をブロックしていないためです。いつも通り、勝手に再生されます。
一時的に拡張機能を無効化する方法
拡張機能アイコンを左クリック→「Disable extension」をクリックします。
ページをリロードすると、除外サイトの設定に関わらず、全てのサイトで、一時的に拡張機能が無効になり、通常通り自動再生されます。
設定
設定を開く手順
拡張機能アイコンを右クリック→「オプション」をクリックします。
設定画面が表示されます。デフォルトの状態を設定できます。
「Autoplay」のデフォルト状態について
僕は英語が全くできないので、推測になりますが、「Autoplay」が動画に関する自動再生です。
「Flash」は、分かりません。「Flash」というものを許可するか、ブロックするかの項目になります。僕は、どういったサイトで「Flash」が利用されるのか分からなかったため、検証できませんでした。
自動再生(Autoplay)に関しては、2つのオプションが用意されています。
Autoplay Default Mode(自動再生のデフォルト状態) | |
---|---|
Block Autoplay | 自動再生をブロックする |
Allow Autoplay | 自動再生を許可する |
本拡張機能の初期値は、「Block Autoplay」になっています。つまり、YouTube動画などの全てのサイトで、自動再生をブロックするという意味です。自動再生してほしい場合は、「Allow Autoplay」にします。
例えば、「基本的に自動再生を許可して、一部サイト(例:YouTube)だけでは、ブロックしたい」という場合、「Allow Autoplay」にして、除外サイトで、YouTubeだけをブロックするようにします。
除外サイトの設定
から、除外リストを作成できます。サイトのURLを入力して、「Behavior」で状態を設定します。
本記事公開時に、読者様から教えていただきました。感謝です。「https://www.youtube.com
」といった感じで、「https://
」を省略せずに入力する必要があります。「www.youtube.com
」だとダメでした。
入力できたら、Enterを押します。登録されて、「Apply」が押せるようになると思います。
これでも登録できない場合は、テキストファイル(json
)のインポート・エクスポート機能を利用しましょう。本見出し最後にアコーディオンとして紹介します。
好きな場所に、テキストファイルを作成します。拡張子を「json
」にします。
json
ファイルをメモ帳などのテキストエディターソフトで開きます。以下のようにURLを記述します。前後の記号は、どれも必要なものなので、消さないように注意です。
[["https://www.youtube.com",1],["https://www.twitch.tv",1]]
上記コードだと、YouTubeとTwitch上で、自動再生を許可するという意味です。
パターンとしては、以下の感じです。
[["〇〇〇",1],["〇〇〇",1],["〇〇〇",1],["〇〇〇",1]]
最初と最後を「[]
」記号で囲んで、その中に、「[]
」をさらに書き込みます。その中に、除外サイトのURL(ドメイン)を入力します。Twitterなら「https://twitter.com
」です。「,
」記号で区切ってから、同じように「[]
」でサイトを書き込んでいきます。URLの次にある「,1
」は、とりあえず書いておきましょう。そのサイトで許可するという意味です。
設定できる数字は、以下のようになっています。
設定できる状態&数字 | |
---|---|
Allow | 1 |
Block | 2 |
Block (strict) | 3 |
Block (shadow) | 4 |
Session | 8 |
Undefined | 0 |
書き込めたら、ファイル保存します。「AutoplayStopper」の設定画面にある「Import」ボタンをクリックします。作成したjson
ファイルを選択します。
除外サイトに追加されます。もし追加されない場合は、一度拡張機能の設定ページをリロードしてみてください。
僕の場合、書き方を間違えたjsonファイルをインポートした後、正しい書き方に直してインポートしても、できませんでした。一度ページをリロードして、再度インポートすると、うまく読み込めました。
一度追加してしまえば、「Behavior」で状態を選択できます。インポートした後は、「Apply」が押せるようになっています。保存できます。
感想
以上、ChromeやVivaldiブラウザで、動画の自動再生を停止するChrome拡張機能「AutoplayStopper(オートプレイストッパー)」についてでした。
本来は、Chrome拡張機能を利用せずに、ブラウザ単体でオンオフできればいいんですけどねー。