ALTを押さずにリンクを範囲選択できるFirefoxアドオン
この記事では、ALTキーを押さなくても、URLやリンクテキストを範囲選択でコピペできるFirefoxアドオン「Drag-Select Link Text」について書きます。
「Vivaldi」ブラウザの「リンク内テキストを選択可能にする」機能を、Firefoxにも搭載するという感じです。
本アドオンを導入すると、ALTキーを押さなくても、リンクになっているテキストを、範囲選択できるようになります。通常の文字列をコピペするのと一緒です。
以下の機能が用意されています。範囲選択は水平方向、リンクのドラッグ&ドロップは垂直方向です。
水平方向に範囲選択 | リンク内テキストを範囲選択 |
垂直方向にドラッグ&ドロップ | リンクのドラッグ&ドロップ |
長押しホールド | リンク内テキスト全文を範囲選択 |
通常、Firefoxブラウザでは、以下のように、リンクテキストをそのまま範囲選択できないようになっています。「リンクをドラッグ&ドロップした」という動作になってしまいます。
ALTキーを押しながら範囲選択することで、コピペできます。しかし、毎回キーを押さないといけないのは手間です。「キーを使わずに、マウスだけでコピペしたい!」という方、参考にしてみてください。導入するだけの簡単作業です。
Firefoxアドオンだけで、Chrome拡張機能はありません。ただし、類似アドオンがあります。そもそも「Vivaldi」ブラウザだと、この機能を標準で搭載しています。「Vivaldi」、万歳。
リリース元:Kestrel
記事執筆時のバージョン:1.5.4(2018年1月24日)
インストール方法
Firefoxアドオンストアからダウンロードできます。
本アドオンは、Firefoxアドオンのみの提供で、Chrome拡張機能はリリースされていません。Chrome・EdgeなどのChromiumベースのブラウザをご利用の方は、代わりに「Select like a Boss」で代用できるかと思います。
「Vivaldi」ブラウザを利用している場合は、元々本機能を利用できます。デフォルトで有効化されていると思うので、特に変更する必要はありませんが、設定→ウェブページ→「リンク内テキストを選択可能にする」からオンオフできます。
をクリックします。
「追加」→「OK」をクリックします。
使い方
本アドオンを導入する前に、ウェブページを開いていた場合は、リロードします。しないと動作しません。
水平方向の範囲選択
本アドオンを有効化した状態で、リンク内テキストを、通常の文字選択と同じように、範囲選択します。本来はリンクのドラッグ&ドロップ動作になりますが、本アドオン導入後は、文字の範囲選択になります。
例えば、「ナポリタン寿司のPC日記」というリンクテキストの「ナポリタン寿司」だけ範囲選択できます。ググるのに役立ちます。右クリックで選択した文字を検索したり、コピーしたりできます。
垂直方向のドラッグ&ドロップ
従来のリンク機能も利用できます。水平方向ではなく、垂直方向にドラッグ&ドロップします。文字の範囲選択ではなく、リンクのドラッグ&ドロップになります。アドレスバーに持っていくことで、そのページを開けます。
長押しホールド
リンク上で、左クリックを長押しすると、全部のリンク内テキストが範囲選択されます。Ctrl+Cでコピーしたり、そのままアドレスバーや検索ボックスにドラッグ&ドロップして、リンクとして利用できます。
「addons.mozilla.org」では動作しない
本アドオンの注意点です。Firefoxアドオンストア(addons.mozilla.org
)とFirefoxの内部ページでは動作しません。あくまでアドオンという立ち位置なので、アドオンの利用が禁止されている場所では使えません。本アドオンに限った話ではありません。
感想
以上、ALTを押さなくても、リンク内テキストを楽々範囲選択(コピペ)できるFirefoxアドオン「Drag-Select Link Text」についてでした。
以前、Firefoxベースのブラウザ「Floorp(フロープ)」の開発者さんに、「こういう機能がVivaldiにはあって、これをFloorpでも使いたいんですが、できますか?」とお聞きしたところ、本アドオンを教えていただきました。それ以降、ずっと利用しています。
記事にしたいしたいと思っていたんですが、中々時間が取れず、ようやく書けました。