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【Privacy11】スタートメニューの名前を非表示・変更するソフト

2022年8月19日ソフト

「Privacy11」のアイコン

この記事では、Windows10、Windows11のスタートメニューに記載されているユーザー名を非表示にしたり、別の名前に変更できる有料ソフト「Privacy11」について書きます。

【Privacy11】スタートメニューの名前を非表示・変更するソフト

Windows11のスタートメニュー内に記述されている個人情報(ユーザー名)を非表示、あるいは、任意の別の名前にする有料ソフトです。以下の手順で利用できます。

  1. 本ソフトを適切な場所に配置(Cドライブ直下)
  2. 表示したい好きな名前を設定(非表示も可能)
  3. PCを再起動、あるいはサインアウト
  4. 今後も自動起動するために、タスクスケジューラに設定

あたかも、そこに文字なんてなかったかのようにできます。アイコンは表示されて、名前だけが消えます。あるいは、Microsoftアカウントに全く関係ない好きなユーザー名に変更できます。

「Privacy11」の導入前、導入後の比較画像

「配信中に、うっかりWindowsのスタートメニューを開いちゃって、Microsoftに登録している本名がバレちゃった!最悪!」といった事故を防ぐことができます。

バージョン1.0の時は、非表示しかできませんでした。2022年10月にアップデートされたバージョン2.0から、任意の名前に変えられます。以前は無料でしたが、2024年1月1日以降、有料になりました。詳しくは、公式ブログに書かれています。

インストール場所が指定されている、PCの再起動が必要…といったように、他の一般的なソフトと、利用方法が異なります。しかし、作者様による日本語マニュアル(PDF)が内蔵されているので、初心者でも問題なく、利用できると思います。

Windowsのタスクスケジューラ機能を使って、次回起動時から、自動的に本ツールを起動することが可能です。本記事では、Windows11での解説ですが、Windows10でも同様に利用できます。

リリース元:GORILLA Technologies寄付TwitterBOOTH
記事執筆時のバージョン:2.4(2023年7月2日)

導入方法

ソフトを購入する

BOOTH」からダウンロード(購入)できます。本ソフトは2024年1月1日以降、有料になりました。「BOOTH」は、pixivと連携したネットショップサービスです。

サイトにアクセスして、「カートに入れる」ボタンを押します。

「Privacy11」ソフトを購入する手順画像1

カートページを開いて、「このショップのレジに進む」をクリックします。

「Privacy11」ソフトを購入する手順画像2

「BOOTH」は、「pixiv」アカウントがないと購入できません。アカウントを持っている方はログインして連携します。持っていない方は、アカウントを新規作成します。

ログインできたら、支払い方法を選択します。記事執筆時点(2024年1月)では、PayPal、クレジットカード、楽天ペイ、銀行・コンビニ決済などが対応していました。

「Privacy11」ソフトを購入する手順画像3

支払い情報を入力して、「注文確定」ボタンを押します。

「Privacy11」ソフトを購入する手順画像4

注文完了です。注文番号が表示されます。登録したメールアドレスに購入完了メールが届きます。

「Privacy11」ソフトを購入する手順画像5

購入したソフトをPCにダウンロードする

ソフトが家に届くとかではないため、購入しただけだと意味がありません。購入した本ソフトをPC上にダウンロードする必要があります。

BOOTH」にアクセスしてログインします。上部のユーザー名をクリック→メニューが表示されるので、「購入履歴」をクリックします。

購入した「Privacy11」ソフトをダウンロードする手順画像1

購入した「Privacy11」ソフトを探して、「注文詳細画面へ」をクリックします。

購入した「Privacy11」ソフトをダウンロードする手順画像2

ページをスクロールすると、「ダウンロード」リンクがあるのでクリックします。ソフトがダウンロードされます。ダウンロード場所は、お使いのブラウザによって異なります。初期だとダウンロードフォルダーになっていると思います。

購入した「Privacy11」ソフトをダウンロードする手順画像3

解凍して配置する

本ツールは、Microsoftの「.NET Framework(バージョン4.8)」が必要になります。とりあえず、「Privacy11」単体で利用してみて、うまく動作しなかったら、確認してみるといいかなと思います。

圧縮ファイルになっているので解凍します。解凍ソフトは各自で用意します。僕は「CubeICE」を利用しています。

購入した「Privacy11」ソフトを解凍する手順画像

解凍して出てきたフォルダーを、以下の場所に配置します。Cドライブ直下です。ここ以外だと、うまく動作しない可能性があります。

C:\

エクスプローラーで新しく、Cドライブ直下の場所を開いて、そのまま「Privacy11」フォルダーを、ドラッグ&ドロップするといいかなと思います。

「Privacy11」ソフトをCドライブに配置する手順画像

配置出来たら、フォルダーを開きます。4つのファイルがあると思います。「Privacy11」が本体、「Privacy11_Manual」が説明書です。ちょっと使い方が難しいソフトなので、一度マニュアルを読むことを強く推奨します。

「Privacy11」フォルダー内の画像

使い方

初回認証

Cドライブに配置した「Privacy11」フォルダー内にある「Privacy11.exe」を起動します。初回起動時は、Microsoftアカウントの認証画面が表示されます。初回のみで2回目以降は表示されません。

現在、WindowsにログインしているMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力します。「〇〇〇@gmail.com」といった感じで、ドメイン名を含めて入力します。

「Privacy11」ソフトの初回認証の手順画像1
メールアドレスの確認方法

メールアドレスは、Windowsの設定画面から確認できます。Windows11の場合は、左上に記載されています。

Windows11の設定アプリからログインしているMicrosoftのメールアドレスを確認する手順画像

「OK」をクリックすると、認証が開始されます。一致した場合は、「設定完了」ダイアログが表示されます。僕の場合、一瞬で終わりました。

「Privacy11」ソフトの初回認証の手順画像2

初回準備は完了です。タスクトレイに本ツールのアイコンが表示されます。

「Privacy11」ソフトの初回認証の手順画像3

タスクスケジューラに登録する

メールアドレスの認証が終わったら、自動起動の設定ページが表示されます。Windowsのタスクスケジューラに本ソフトを登録することで、次回以降、自動的に起動してくれます。今後も利用する予定がある場合は、設定したほうがいいと思います。

設定しなかったら、次のPC再起動時、ユーザー名がいつも通り表示されます。

「Privacy11」を適用しなかった場合のスタートメニュー画面

「セットアップする」ボタンをクリックします。

「Privacy11」ソフトをタスクスケジューラに登録する手順画像1

確認画面が表示されます。本機能を使うには、「C:\Privacy11\Privacy11.exe」の配置になっている必要があります。「OK」をクリックします。

「Privacy11」ソフトをタスクスケジューラに登録する手順画像2

コマンドプロンプトが立ち上がって、自動的にタスクスケジューラに登録してくれます。

「Privacy11」ソフトをタスクスケジューラに登録する手順画像3

本ソフトを使わなくなったら、タスクスケジューラに登録したイベントを削除しましょう。こちらで解説します。

任意の名前に変更

バージョン2.0(2022年10月公開)から、任意の名前に変更できる機能が実装されました。他の名前にしたくない場合は、スキップしてOKです。

「ナポリタン寿司」を、「味噌汁スパゲッティ」といったように、別の表記にしたい方は、設定します。ただし、Microsoftの利用規約上は推奨されない行為です。自己責任です。

「Privacy11」を起動して、タスクトレイにある「「Privacy11」のアイコン」アイコンを右クリック→「設定」をクリックします。

「Privacy11」で任意のユーザー名を適用する手順画像1

ダイアログが表示されます。こちらに、表示したい好きな名前を入力します。日本語でも英語でもOKです。設定できたら、「保存」をクリックします。

「Privacy11」で任意のユーザー名を適用する手順画像2

やっぱり、非表示にしたい場合は、左下の「非表示」をクリックします。次のPCの再起動・サインアウト作業に移ります。

PCの再起動・サインアウト

本ツールは、起動した瞬間から反映されるわけではありません。本ソフトを起動して、PCをサインアウト、または再起動する必要があります。

本ソフトを起動して、PCを再起動した時に限り、次回起動時に、機能が有効になります。つまり、毎回手動で起動する必要があります。本ソフト起動→再起動→本ソフト起動→再起動…といったように、通常のソフトと違って、少々めんどくさいです。

「毎回起動して再起動の作業がめんどくさい!永遠とユーザー名を非表示にしてほしい!」という方は、Windowsのタスクスケジューラに組み込みましょう。

PCをサインアウト、または再起動すると、無時にスタートメニューのユーザー名が消えています。

「Privacy11」を適用したWindows11のスタートメニュー画面
任意の名前に変更した場合

任意の名前にした場合は、その名前が反映されます。

「Privacy11」ソフトでカスタムユーザーを適用したスタートメニュー画像

動画も貼っておきます。一瞬表示される…とかではなく、スタートメニューを開くアニメーション中も、しっかり非表示になっています。

ただし、スタートメニュー内のプロフィールアイコン→「アカウント設定の変更」を押すと表示される設定ページでは、表示されます。

「Privacy11」を適用した状態で、Windows11の設定を開いた画像

あくまで、スタートメニューから別のアプリを起動する際の身バレ防止のアプリです。配信中などは、設定画面を開かないように注意です。

本ソフトは、バックグラウンドで起動しています。Alt+Tabを押した時のアプリ一覧画面に表示されます。何も問題はないので、無視してOKです。削除すると、動作しなくなります。

Windows11のアプリスイッチャー画面

登録したタスクスケジューラのイベントを削除する方法

本ソフトを使わなくなった場合は、登録したタスクスケジューラのイベントを削除したほうが、スッキリしていいかなと思います。

スタートメニューを起動→検索ボックスに「タスクスケジューラ」と入力して、クリックします。

Windows11でスタートメニューから「タスクスケジューラ」を起動する手順画像

タスクスケジューラを起動できたら、タスクスケジューラライブラリ→「Privacy11」のイベントを探します。見つけたら、右クリック→「削除」をクリックします。

タスクスケジューラに登録した「Privacy11」のイベントを削除する手順画像

【余談】スタートメニューに表示される学校のメアドを非表示にする方法

スタートメニューの検索ページを開いた時に表示される、Microsoftアカウントのメールアドレスを非表示にしたい場合は、下記記事を参考にしてみてください。

こちらは、サードパーティー製品を使わなくても、Windows標準の設定から非表示にできます。

感想

以上、Windowsのスタートメニュー内に書かれているユーザー名を非表示にする有料ソフト「Privacy11」でした。

2022年8月19日ソフト

Posted by ナポリタン寿司