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【FlexClip】ブラウザ上でできる動画編集サービス(2022年5月)

2022年5月13日ソフトレビュー

FlexClipのアイコン

この記事では、オンライン上で動作する初心者向けの動画編集ソフト「FlexClip」について書きます。

初心者~中級者程度の編集が、ブラウザ上で完結します。

FlexClipのスクリーンショット

オンライン上で動作する動画編集ツールです。初心者でも直感的に操作できる点が特徴です。タイムライン方式で、プレビューを確認しながら、動画を作成できます。

豊富なテンプレート、数百種類の音楽、ビデオ、写真などのフリー素材が利用できます。

以下のような機能が用意されています。

  • テキスト挿入
  • 画面録画
  • トランジション(変移アニメーション)
  • 分割、結合
  • フリー素材の挿入(動画、画像、音楽)
  • スタンプ、装飾、図形の挿入
  • 再生速度変更
  • フィルター
  • 色調整(露出、コントラスト、明るさ、トーン、彩度、ビネットなど)
  • 回転、反転、ズーム
  • ウォーターマークの挿入

初心者向けの機能が一通りそろっている印象です。モザイクや、動画を重ねたり…といった高度なことはできません。テンプレートや素材が充実していて、サクッと動画編集したい方向けかなと思います。

タイムライン方式で、ドラッグ&ドロップ、またはクリックという直感的な操作で作成できます。

エクスポートは、MP4拡張子の480p、720p、1080pで出力できます。GIF出力も可能で、480p、240p、カスタム解像度で保存できます。

無料プラン、有料プランがあり、無料プランだと、高画質の出力時に、透かしが挿入されます。透かしを入れない場合は、480pという低画質でしかエクスポートできません。 また、無料プランでも専用のFlexClipアカウント(無料)を作成しないと、保存できないので注意です。

詳しいプランの違いは、こちらのサイトを参考にしてみてください。

ブラウザ上で動作するので、OSに縛られずに利用できます。Chrome、Edge、Vivaldi、Firefoxなどのブラウザで動作します。日本語に対応しています。

実際に無料プランで作成してみた動画を見たい方は、こちらに飛んでみてください。

以前、同じ記事を書いたのですが、バージョン3.6からUIが変更され、タイムラインモードとストーリーボードモードが合併されました。本記事では、新しくなったFlexClipの使い方について書きます。

本記事について

本記事は、依頼されたものです。報酬、あるいはソフトのライセンスをいただいています。

当サイトの「ソフトレビュー」カテゴリーにある記事は、全て依頼された案件記事です。

リリース元:PearlMountain Technology Co., Ltd

アクセス方法

以下のサイトからアクセスできます。

公式サイトにアクセスしたら、「テンプレートで作成」、または「新規プロジェクトを作成」をクリックします。

無料オンライン動画編集ソフト-数分でビデオを作成|FlexClip

なんとなーくの形に沿って作成したい場合は、テンプレートを選択します。今回は、1から好きなように作成したいと思うので、「新規プロジェクトを作成」をクリックします。

編集画面が表示されます。左側に各機能ボタン、画面右にプレビュー、下半分にタイムラインが表示されます。

FlexClipのテンプレート画面

使い方

メディアファイルの追加

ローカル上のメディア(動画や音楽)を挿入したい場合、「メディア欄」にファイルをドラッグ&ドロップします。複数一気に挿入できます。

メディアファイルは、ドラッグ&ドロップで追加

追加したメディアは、ドラッグ&ドロップでタイムラインに追加できます。

メディアファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップで追加

画面録画

必要に応じて、PC画面を録画できます。プレゼンか何かで、PC上の画面を録画して、そのまま本サービスで編集したい時に便利だと思います。メディア→収録→画面収録をクリックします。

収録 画面収録をクリック

録画するモニター番号、ウィンドウを指定します。ウィンドウ単位での録画も可能です。「共有」をクリックすると、開始されます。現在では、最大で10分間録画できます。来月から30分に拡大されるようです。

共有する内容を選択 画面全体

テキストの挿入

テキスト(タイトル、字幕)を挿入できます。ドラッグ&ドロップではなく、クリックで追加できます。挿入したいクリップ(タイムライン上のコンテンツ)を選択→追加したいテキストをクリック…といった感じです。

テキストの挿入 クリックで挿入できる

挿入したテキストは、プレビュー上のダブルクリックで、編集できます。

テキストの編集 ダブルクリックで内容を変更できる

フォント、色、サイズを変更できます。フォントは、あらかじめ本サービス上で用意されているフォントしか利用できません。日本語の場合、20種類確認できました。

フォントの変更 日本語フォントの一覧

フォントによっては、アニメーションを設定できます。ワイプ、ズームアウト、フェードなど豊富な素材の中から選択できます。

モーション テキストのアニメーション

実際にフォントを挿入してみた動画を貼っておきます。正直な感想としては、少し癖があるかな~?といった感じです。ドラッグ&ドロップで指定の場所に追加できれば良かったんですが…。クリック→そこから長さ調整…と少し使いにくかったです。

素材の挿入(動画)

フリーの動画を挿入できます。

ビジネス、背景、結婚式、休日、ファイナンス、感情、旅行、フード、アニメーション、家族、テクノロジー、自然、教育、社会、動物、アートといったように、ジャンルごとで分類されており、「すべて」をクリックすると、さらに詳しく確認できます。

ドラッグ&ドロップで追加できます。

素材の挿入 ビデオ

素材の挿入(画像)

画像(静止画、GIF)を挿入できます。

素材の挿入 画像

素材の挿入(音楽)

音楽(BGM)を挿入できます。怒り、ハッピー、激しい、愛、悲しい、リラックスといった感情で絞り込んだり、クラシカル、カントリー、ブルース、バラードといったようにジャンルで絞り込めます。

素材の挿入 音楽

本サービスのフリーBGMを使用した動画を、YouTubeにアップロードすると著作権の警告が出ました。フリーBGMなので、チャンネルの影響にはならないようですが、その動画では収益化できないようです。

どこかの媒体にアップロードする方は、気を付けた方がいいかもしれません。

YouTube 著作権の概要とステータス
設定ページから、自身のYouTubeIDを登録すれば、除外できる

YouTubeで著作権の警告を消したい場合、設定ページからホワイトリストを送信できるようです。

プロフィールアイコンをクリック→マイアカウントをクリックします。

プロフィールアイコン→マイアカウント

「ホワイトリスト」をクリックして、自身のYouTubeIDを入力→送信をクリックします。「送信に成功しました」と表示されればOKです。

ホワイトリスト YouTubeチャンネルIDを送信

要素・カバーの挿入

枠、図形、矢印などの要素の挿入、オーバーレイを挿入できます。

要素(枠、形、矢印、誕生日)とカバー(形、ロゴ、会社概要、装飾)の挿入画面

装飾カバーの色は、好きなように変更できます。

装飾カバーの色変更ポップアップ

結合、分割

タイムライン上で、分割したい動画の場所を選択します。タイムライン上にある分割ボタンをクリックします。

タイムライン上の分割したい場所を選択して、分割ボタンをクリックする

動画が分割されます。これで、不要な部分を削除する…といったことができます。

メディアが分割される

トリミング

タイムラインに追加した動画の前後を、マウスでドラッグ&ドロップすることで、トリミング(切り取り)できます。より細かく指定したい場合は、プレビュー上の一番右にある「切る」ボタンをクリックします。

動画をトリミングしたみたGIF画像

トランジション

メディアとメディアの間のボタンをクリックすることで、トランジションを挿入できます。トランジションとは、変移アニメーションのことで、動画と動画の間にアニメーションを追加できます。

ワイプ、フェード、ズーム、ぼかしなど、色々な種類が用意されています。トランジションによっては、色、秒数を指定できます。

メディアとメディアの間にあるボタンをクリック→トランジションの挿入

適用してみた動画を貼っておきます。

ズーム、回転、反転

メディアを回転、水平・垂直反転できます。左側のパーセントの部分で、ズームできます。

変換 回転、フリップのポップアップ

フィルター

プレビュー上の「フィルタ」ボタンで、フィルターを適用できます。白黒、風景、フードなどが用意されていて、それぞれ、強さをスライダーで調整できます。

フィルター 動画にエフェクトをかけられる

色の調整

「調整」ボタンから、動画の色を調整できます。

調整 露出、コントラスト、明るさ、暖かみ、トーン、彩度、ハイライト、シャドー(影)、ビネット

以下の要素を加工できます。

  • 露出
  • コントラスト
  • 明るさ
  • 暖かみ
  • トーン
  • 彩度
  • ハイライト
  • シャドー(影)
  • ビネット

再生速度の変更

「スピード」で再生速度を変更できます。0.2~8倍速の中から、0.1倍速ごとで調整できます。

スピード(再生速度)変更ダイアログ

音声の調整(ミュート)

プレビュー上の音声マークから、音量調節できます。「ミュート」をオンにすると、音量が0になります。

ボリュームの調整ダイアログ ミュートをオンにすると、音量が0になる

ブランド(ウォーターマーク)

左側サイドバーの一番下にある「ブランド」から、ウォーターマークを挿入できます。著作権をアピールする時に便利です。任意のテキスト、画像を挿入できます。

位置、サイズ、透明度を調整できます。

ブランド(ウォーターマークの挿入)

作業内容は、自動的にオンラインに保存される

FlexClipで作成したプロジェクトは、自動的にサーバーに保存されます。途中でやめても、次回、同じ状態で再開できます、無料プランだと、最大で12プロジェクトまで保存できます。

自分のプロジェクト 作業内容は保存される

保存(アカウントの作成)

本サービスで作成した動画を、エクスポートしたい場合は、専用のアカウントを作成する必要があります。簡単に作成できます。編集画面右上の「変更を保存」、「エクスポート」どちらかをクリックします。

変更を保存、エクスポート、新規登録ボタンのどれかをクリック

サインイン画面が表示されるので、メールアドレスかGoogle、Facebookかを選択します。今回は、Googleアカウントと紐づけて作成してみます。

サインイン メールアドレスとパスワードを入力する

Googleでログインすると、本サービスの利用目的を聞かれます。僕の場合は、個人利用なので、「ライフスタイル動画」にしました。単なる質問に過ぎないので、選択した用途以外で使っても、問題ありません。

FlexClipにようこそ! FlexClipのご利用目的は何ですか?

ログインできたら、エクスポートできるようになります。ビデオの画質を選択します、無料プランの場合、480pが透かしなし、それ以外は透かしありとなります。

つまり、無料プランで高画質保存したい場合、自動的に企業ロゴが挿入されるということです。

エクスポート形式を選択ダイアログ 無料版で高画質出力する場合、透かしが入る

今回は、透かしありでもいいので、高画質の1080pで出力してみます。1080pを選択したら、一番下の「もしくはFlexClipウォーターマークで無料動画をエクスポートしてください。」という部分をクリックします。

もしくはFlexClipウォーターマークで無料動画をエクスポートしてください。

エクスポートが開始されます。別タブを開いても良いですが、タブを開いたままの方が早いそうです。完了したら、PC内に、MP4拡張子で保存されます。

Untitled シーンをマージ1/15 残り約1分

実際に作成したサンプル動画

実際に、無料プランで作成してみたサンプル動画を貼っておきます。無料プランの高画質(1080p)にしたので、右下に「FlexClip」というロゴ透かしが入っています。有料プランの場合は、透かし非表示で保存できます。

感想

以上、オンライン上で動作する初心者向けの動画編集ソフト「FlexClip」についてでした。

以前、触った時と比べて、①素材の数が増えた、②GIF出力のサポート、③テキストのカスタマイズ性の向上…などなど、徐々に進化していっています。

2022年5月13日ソフトレビュー

Posted by ナポリタン寿司