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【Android】画面の最小幅(サイズ)を広げると世界が変わった話

2022年5月6日Android

「Android」のアイコン

この記事では、「Galaxy」や「Google Pixel」シリーズなどのAndroidスマホで、画面の最小幅を広げてみると、世界が変わった話について書きます。

初期値よりも最小幅を大きくして、スマホをタブレットのようなレイアウトで使うと、超絶便利です。

「Google Pixel 7a」で画面の最小幅を変更したイメージ画像

Androidを使っている皆さん、画面の表示サイズって弄ったことありますか?

僕は本記事を書くまでなかったです。ブログを始めて、色々な方から便利情報をいただくようになったのですが、その中で「Androidの画面サイズ(最小幅)を変えると、世界が変わるよーん」というのがありました。

早速教えていただいた手順で、画面サイズを変更してみました。結果、めちゃめちゃ快適になったので、共有したいと思います。開発者向けオプション内にある「最小幅」という項目の数値を変更します。

Android6以上を使っている方なら、恐らく全員出来ると思います。大体1分もあれば、変更できます。いつでも元に戻せます。

iPhoneは恐らくできないと思います。こういう拡張性は、Androidの特権と聞いたのですが、もしできるのであれば、問い合わせにて教えていただければなと思います。

画面の最小幅を大きくすることで、タブレットの画面を小さくしたかのようなレイアウトになります。自由自在にサイズ指定できます。1ページに表示されるコンテンツ(画像や文字)が増えるので、スクロール量が減ります。俯瞰でパッと、ウェブサイトの記事やLINEのトークを閲覧できます。

「最小幅ぁ?何それ?」という方にほど試してほしいなぁ~って思います。Androidスマホ(Galaxy)を使っているリア友に教えたら、「これやばいな」って驚いていました。僕もです。

「Pixel」シリーズで画面サイズ(最小幅)を変更する手順

開発者向けオプションを有効にする

画面の最小幅を変えるには、開発者向けオプションを解放しないといけません。通常の設定画面には項目がなく、開発者向けオプションだけに存在するためです。既に解放している方は飛ばして、こちらに進んでOKです。

まだ開放していない方は、下記記事を参考にしてみてください。設定アプリ内のビルド番号を連打します。

画面の最小幅(dpi)を変更する

設定アプリのトップページに戻って、「システム」をタップします。一番下の「リセットオプション」の上にある「開発者向けオプション」をタップします。

「Google Pixel 7a」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像1

ページをスクロールして、「描画」項目まで移動します。結構下のほうにあります。描画項目の中に「最小幅」という項目があります。アニメーション速度項目の近くにあります。タップします。

「Google Pixel 7a」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像2

数字の入力ダイアログが表示されます。僕の「Google Pixel 7a」の場合、確か411dpだった気がします。結構数字を弄った後に、確かデフォルト値はこれだったような…と手探りで戻したので、全然違ったらごめんなさい。

デフォルト値は、端末によって異なります。もし戻す予定がある場合は、どこかに数字をメモしておきましょう。画面の情報量を増やしたい場合は、デフォルト値より数字を大きくします。試しに、550と入力してみます。入力できたら「OK」をタップします。

「Google Pixel 7a」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像3
【注意点】徐々に数字をあげていくのがおすすめ!

いきなりデフォルト値より、300も400も大きい数字にしないようにしましょう。大変なことになります。画面の文字サイズ等が一気に小さくなって、タップできなくなり、戻せなくなる…みたいな最悪のパターンになる可能性があります。

50ずつ…といったように、徐々に数字を調整することをおすすめします。スマホの再起動等は不要で、若干の読み込みがあった後、すぐに反映されるので、ちまちま変えるのも手間じゃないと思います。地道に変えていって、自分の最適な数値を見つけてみましょう。

間違っても「1000」とか「10」とかにはしないように注意です。取返しのつかないことになる可能性があります。

「Google Pixel 7a」の場合、低すぎる数値を設定しても、「350dp」になりました。もしかしたらスマホによるのかもしれませんが、最低ラインが存在しているかもしれません。

数秒ラグ・読み込みが入った後、ダイアログが閉じて設定が反映されます。画面の最小幅が変わります。411→550は結構変わります。

「Google Pixel 7a」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像4

Androidでは、端末ごとに最小幅(単位はdp)と呼ばれる画面サイズが設定されています。通常のスマホでは、大体350~400ちょっと程度のdpが設定されています。一方、タブレットでは500dp以上が主流だと思います。

最小幅を変えるということは、「実物はスマホなんだけど、無理やり画面上でタブレットのような表示にする」という意味です。具体的にどのように変わったか画像を見たい方は、こちらに飛んでください。

「Galaxy」で画面サイズ(最小幅)を変更する手順

開発者向けオプションを解放する

「Pixel」シリーズ同様、「Galaxy」シリーズも、デフォルトでは開発者向けオプションが表示されていません。

端末情報→ソフトウェア情報→ビルド番号を7回以上連打することで、表示されます。端末によって、ところどころ名称や項目の場所は異なるかと思いますが、「ビルド番号を連打する」という点は恐らく一緒です。

「Galaxy S8」スマホで、開発者向けオプションを有効にする手順画像

最小幅を変更する

設定アプリを起動して、項目の下らへんにある「開発者向けオプション」をタップします。

「Galaxy S8」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像1

開発者向けオプションを開いたら、「最小幅」という項目を探します。「Galaxy S8」だと、真ん中あたりにある「描画」項目にあります。

タップすると、数値を変更できるダイアログが表示されます。数値を調整します。「Galaxy S8」の場合、初期値は「360dp」になっていました。

「Galaxy S8」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像2

OKをタップすると、画面がきゅっと小さくなって、画面サイズが変わります。設定画面の元々(360dp)と、500dpの比較画像を貼っておきます。

「Galaxy S8」スマホで、開発者向けオプションから画面の最小幅を変更する手順画像3

最小幅を変更した色々な画面の比較

実際に僕のAndroidスマホで変更する前と、変更した後の比較画像を貼っておきます。

LINE

LINEなどの文字が主体のアプリでは、かなり変化が確認できると思います。本来見えなかった部分までトークが見えています。それぞれの要素が小さくなることで、1ページに収まる情報量が増えています。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更したLINEの比較画像

設定

設定画面も変化を感じやすいと思います。変更前はシステムページの「システムアップデート」までしか表示されていませんでしたが、変更後は開発者向けオプションまで、スクロールしなくても見えるようになりました。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更した設定アプリの比較画像

スマートニュース

スマートニュースアプリです。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更したスマートニュースの比較画像

Google Play

「Google Play」アプリです。おすすめ欄が二列になったり、全体的に見えるアプリ量が増えます。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更したGoogle Playの比較画像

ホーム画面

ホーム画面です。スクリーンショット上だとそこまで変化がないように見えますが、実際はアイコンサイズがきゅっとなっているのが分かります。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更したホーム画面の比較画像

YouTube Music

「YouTube Music」です。下記画像では、デフォルトで見えなかった「関連プレイリスト」が見えるようになっています。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更した「YouTube Music」の比較画像

Twitter(ウェブサイト版)

ウェブブラウザアプリからアクセスした「X(旧Twitter)」です。ウェブ版だと、最小幅を広げすぎると画面のレイアウトががらっと変わりました。

具体的には、ページ下部に固定表示されていた各種ボタン(ナビゲーション項目)が、タブレットやPCと同じように左側に配置されました。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更したウェブ版「X(旧Twitter)」の比較画像

Instagram

「Instagram」アプリです。写真のタイル自体の大きさは変わりません。ボタンや文字などの要素が小さくなり、結果として1ページに収まる写真量が増えます。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を変更した「Instagram」の比較画像

「Galaxy S8」での画像

僕が以前持っていた「Galaxy S8」での比較画像を貼っておきます。

「Galaxy S8」スマホで、画面の最小幅を変更した「Google」の検索結果の比較画像
「Galaxy S8」スマホで、画面の最小幅を変更したギャラリーアプリの比較画像
「Galaxy S8」スマホで、画面の最小幅を変更したウェブ版「Twitterの比較画像

感想

以上、「Galaxy」や「Google Pixel」シリーズなどのAndroidスマホで、画面の最小幅を広げる方法でした。

注意点ですが、最小幅を大きくしすぎると、強制的にタブレットのUIになってしまい、逆に操作しにくくなる場合があります。どこかの数値に境界線があり、それ以上にすると、タブレットUIになります。僕の「Google Pixel 7a」では、550にしています。

例えば、下記画像は最小幅を広げすぎたアプリスイッチャー画面です。通常の1列表示から、2列になっています。他にもキーボードのレイアウトがタブレット用になる場合もあります。

「Google Pixel 7a」スマホで、画面の最小幅を広げすぎたアプリスイッチャー画像

世界が変わると書きましたが、あくまで僕個人レベルの話です。「文字やボタンは大きいほうがいい!」という方には不向きだと思います。

僕の母親なんて、LINEの文字めちゃくちゃでかいです。そういった方にとっては、変えないのがベストで、なんなら数値を低くするほうがいいかもしれません。皆さんのAndroidライフがより快適になることを祈っております。

2022年5月6日Android

Posted by ナポリタン寿司