【WordPress】Enterの段落切り替えがされない時は拡張機能を疑え!
この記事では、WordPressのブロックエディター(Gutenberg)で記事を書いている時に、Enterの段落切り替えができなくなった時の対処法について書きます。
Chrome拡張機能「Simple Allow Copy」が原因の可能性が高いです。
WordPressのブロックエディター(Gutenberg)で記事を書いている時に、突然前触れもなく、Enterの段落切り替えができなくなった時は、Chrome拡張機能「Simple Allow Copy」が原因の可能性が高いです。
もし、本拡張機能を導入していて、なおかつ有効にしている場合は、一度オフにしてみて正常に改行できるようになるか試してみましょう。
Simple Allow Copyは、文字列の範囲選択、コピー&ペースト(コピペ)、右クリックが禁止されているサイトで強制的にコピペ、右クリックできるようにする拡張機能です。
盗用防止でコピペ禁止されているサイトでも、コピペできるようになります。
便利な拡張機能なんですが、今回のように思わぬところで、不具合が発生する可能性があります。
どんな問題か?
ブロックエディター内で、Enterを押しても段落切り替えしてくれないという問題です。
正常な場合は、Enterを押すと段落を切り替えてくれます。pタグを新しく追加したい時に便利です。
ブログを書いてて、一番使っているキーと言っても過言じゃない部分ですね。
そんな重要なキーが、ある日突然使えなくなった時のショックは計り知れません。
他のサイトでは正常に動作します。なぜかWordPress 内でだけ効かなくなります。
マウスで、直接ブロックを追加すると挿入できます。あくまでEnterを押したときのみ、段落切り替えしてくれないという状況です。
原因と対処法
Chrome拡張機能「Simple Allow Copy」が原因です。
おそらく、この現象が発生した時、決まって本拡張機能が有効になっているはずです。
クリックで無効(オフ)にできます。
正常にEnterで、段落切り替えできるようになります。
改善されない時に試す3つのこと
「Simple Allow Copyって拡張機能はインストールしていない!」、「オフにしても治らない!」って時は、以下の3つの項目を試してみてください。
最終的な方法は、ブラウザの再インストールです。最終手段なので、色々試してみた上でどうしようもない時だけ実行してみましょう。
多分、上記3項目を試すだけで、ある程度の原因を特定できるかなぁと思います。
他ブラウザで試す
Chromeでダメなら、Edge、Firefox…といったように、別のブラウザで試してみます。
これをするだけでも、かなり原因を絞り込めます。
他ブラウザでは普通にできる…という場合は、ブラウザ固有の不具合か、そのブラウザにインストールしている拡張機能や、キャッシュなどが邪魔しているということになります。
プライベート(シークレット)モードで起動する
ChromeやVivaldiの場合、プライベートモード(シークレットモード)と呼ばれる、キャッシュや履歴を保持しない、拡張機能を全部無効にした状態で起動できるブラウザモードが用意されています。
デフォルトだと、Ctrl+Shift+Nで起動します。
拡張機能などを全部無効にした状態なので、原因を特定しやすくなります。
プライベートモードでは、普通に段落切り替えできる場合、ブラウザにインストールしている拡張機能が原因の可能性が高いです。
プライベートモードは「×」で閉じれます。
通常モードに戻して、拡張機能を一つずつ無効にして、どの拡張機能が原因なのかを追究していきます。
拡張機能をワンクリックで無効にできる「SimpleExtManager」などを活用すると、素早く原因を見つけれます。
プライベートモードにしても改善されない場合は、ブラウザ固有の不具合の可能性が高いです。不具合が修正されるまで、他ブラウザを利用してみるといった方面から、対策を練ってみましょう。
Cookieやキャッシュをリセットする
ブラウザを開いて、Ctrl+Shift+Deleteを押します。Chrome、Edge、Vivaldi 全てのブラウザ共通のショートカットキーです。
閲覧履歴データの削除画面が表示されます。
期間を「全期間」にして、「データを削除」をクリックします。
閲覧履歴はあんまり関係ないと思うので、Cookie、キャッシュの2つだけでもOKです。
ブラウザを再起動してみて、問題が解決されたか確認してみます。
感想
以上、WordPressのブロックエディター(Gutenberg)で、Enterを押しても段落切り替えができない時の原因と対処法についてでした。
ずっとVivaldi 固有の問題かと思っていたのですが、まさか拡張機能だとは…。色々な方面から検証してみて、問題を特定する作業がいかに重要かが分かりました。