【Start.me】スタートページに天気、任意のサイト等を表示するChrome拡張機能
この記事では、独自のスタートページを設定して、自由にカスタマイズできるChrome拡張機能「Start.me」について書きます。
スタートページに設定して、ブックマーク、任意のサイト、ニュース、天気等を表示するChrome拡張機能です。
ウィジェットのように、配置するアイテムを選択できます。配置できるウィジェットは、Googleサービス、天気、時計、株価、検索エンジン等、任意のサイト等があります。
ページを切り替える機能も搭載されており、1ページ目にはウィジェット、2ページ目にはHTMLファイルでインポートしたブックマーク一覧を表示する…といったことができます。
背景画像、色をカスタマイズできるので、好きな見た目にできます。僕が大好きなダークテーマも用意されています。
Chrome拡張機能なので、どんなブラウザに対しても設定できるのが特徴です。
アカウントを作成することで同期できます。
スタートページ、およびブックマークを別ブラウザ間で共有できます。例えば、Vivaldi、Chrome 両方に同じウィジェット配置、ブックマーク等を表示するといった感じです。
ブックマークのインポート機能も搭載されているので、ブックマークバーを非表示にして、スタートページに全部表示することもできます。
ブラウザに標準搭載されているスタートページに満足していない方、おすすめです。
リリース元:Start.me
記事執筆時のバージョン:2.2.24(2021年8月12日)
ダウンロード方法
以下のサイトからダウンロードできます。
「Chromeに追加」からインストールできます。
初回起動
インストールが完了したら、新しいウィンドウでセットアップ(チュートリアル)画面が表示されます。
のんびり進めていきましょう。5分もあれば設定できます。右矢印をクリックして、次のステップに移動します。
アカウントを新規作成していきます。
最初は、アカウントを所持していないので、「いいえ」をクリックします。2つ目のブラウザにインストールする時は、作成したアカウントでログインするようにしましょう。
名前を決めます。
出身国を選びます。日本なら「Japan」です。
現在使っているブラウザのブックマークをインポートするかどうか選択します。ここでインポートした場合は、自動的に全てのブックマークがインポートされます。
インポートするブックマークを選びたい場合は、後から手動で追加できるので、「いいえ」を選択しましょう。
最後にメールアドレスを入力します。
「完了」をクリックします。
スタートページが表示されます。
新しいタブで開くように設定
新しいタブを開いた時に、Start.meを開くように設定します。ここではVivaldiでの設定方法を書きます。
設定→タブ→新しいタブで表示するページを「スタートページ」にして、「拡張機能で管理」にチェックを入れます。
これで新しいタブを開いた時にStart.meが表示されるようになります。
Chromeで新しいタブに設定したい場合は、こちらを参考にしてみてください。
メールの購読解除
この設定は、任意です。必須ではありません。デフォルトではアカウント作成した時に、自動で定期的にメールが送られてくるように設定されています。
不要な場合は、購読を解除しましょう。
スタートページにアクセスして、右上のプロフィールアイコン→アカウント詳細をクリックします。
E-mail preferences(電子メールの設定)を、一番下の「私のアカウントについてstart.meはemailでしか連絡を取りません。(例えばパスワードを忘れた場合など)」にします。
変更できたら、「保存」をクリックします。
右上に「設定が保存されました」と表示されれば、OKです。
パスワードの再設定時など重要な場合を除いて、メールは送られないようになります。
使い方
ウィジェットの追加
ウィジェットを追加するには、右上の「+」ボタンをクリックします。
マウスを、ウィジェットがない場所に乗せると表示される「ウィジェットを追加する」からでも追加できます。こちらの方が、任意の場所に挿入できるので便利かもです。
「その他のウィジェット」で、より多くのウィジェットを配置できます。
選択したら、プレビューが表示されるので、「ウィジェットを追加する」をクリックします。
追加されます。
ウィジェットを追加したのに、画面に変化がない場合は、一度ページをリロードするか、新しいタブでスタートページを開いてみてください。
ページが更新され、ウィジェットが表示されるはずです。
追加できるウィジェットは、以下の21種類です。一部ウィジェットは、無料版では利用できません。
ウィジェットの種類 |
---|
ブックマーク (任意のサイト) |
Newsfeed(RSS) |
ノート |
やること一覧 |
埋め込み |
Fecebook |
【Pro版のみ】Googleアドセンス |
【Pro版のみ】Googleアナリティクス |
【Pro版のみ】Googleカレンダー |
【Pro版のみ】Googleタスク |
【Pro版のみ】Trello |
【Pro版のみ】カレンダー |
【Pro版のみ】チャート |
ツイッタータイムライン |
プロフィール |
天気 |
時計(アナログ) |
時計(世界の都会) |
株価 |
検索 |
【Pro版のみ】画像ギャラリー |
個人的には無料版の範囲でも、十分に使えると思います。任意のサイトを登録できるブックマーク、好きな場所を設定できる天気が便利です。
RSS
フィードを埋め込めれます。
埋め込むURLはサイトのURLではなく、フィードのURLです。
Vivaldiの場合は、RSSに対応しているサイトならアドレスバー横にRSSボタンが表示されるので、プレビューでURLを確認できます。
タイトルの編集もできます。
フィードは複数購読して切り替えることもできます。
埋め込み
好きなウェブサイトを埋め込みできます。
名前と埋め込みたいURLを貼り付けます。
ページが埋め込まれます。天気やニュース等が便利だと思います。
ウィジェット内のカスタマイズ
ウィジェット右上の鉛筆マークをクリックします。
中身をカスタマイズできます。既存のリンクの削除、新規リンクの追加ができます。
追加したリンクは、自動でアイコンが取得されます。名前の変更もできます。
Google関係のサービスを登録してみました。まとまっていて見やすいです。
三点ボタン→Display Settingsでアイコンの表示方法を設定できます。
アイコンの表示方法は、一覧、Detailed、アイコン、クラウドの4種類の中から選択できます。
アイコンの右クリックで、アイコンの変更、ブックマークの編集等ができます。
天気の設定
天気ウィジェットの鉛筆マークをクリックします。
登録したい都市名をローマ字で入力します。広島なら「Hiroshima」です。候補が表示されるので、クリックします。
初期だと東京が登録されているので、不要な場合は、右横のゴミ箱アイコンをクリックします。編集できたら、完了をクリックします。
広島の天気が登録されました。今日は雪が降ってました。
ウィジェットの削除
右上の三点ボタン→ウィジェットを消去するをクリックします。
OKをクリックします。
削除されます。
ウィジェットの移動
ウィジェットを適当にマウスでドラッグ&ドロップすると、配置モードになります。その状態で移動すると、好きな場所に配置できます。
ブックマークのインポート
ブラウザからブックマークをインポート(登録)できます。
右上のプロフィールアイコン→ブックマークをインポートをクリックします。
用意したHTMLファイルを選択して、「インポート」をクリックします。
ブラウザのブックマークを、HTMLファイルとしてエクスポートする機能を使いましょう。
Vivaldiなら、メニュー→ファイル→ブックマークをエクスポートから保存できます。
ChromeやEdgeなど主要なブラウザなら、この機能は搭載されています。方法は各自でググってみてください。
ずらっとブックマークの一覧が表示されます。インポートしたくないブックマークがあれば、チェックを外します。
フォルダー単位で選択できます。右側の数字は、そのフォルダー内にどれだけのブックマークが入っているかということです。
インポートは、ブックマークの数が多いほど時間がかかります。気長に待ちましょう。
完了した時に、メールで通知してくれます。僕の環境だと、100程度のブックマークで30秒ほどかかりました。
完了したら、ずらーーとスタートページにブックマークが表示されます。ブックマークはクリックで開けます。
自動的にインポートしたブックマークは別ページに作成されます。
ページは、上部で切り替えできます。
ブックマークだけでなく、他のウィジェットの配置、フォルダーの削除もできます。
ページ→ページの編集ボタンをクリックで名前を編集できます。「Import bookmarks」が嫌な場合は、好きな名前に変更してみましょう。
背景画像の変更
右上のテーマカスタマイズアイコンをクリックします。
テンプレート画像の中から、好きな画像に設定できます。自分の好きな画像にはできないようです。
宮島っぽい画像もありました。
「色を選択」をクリックすると、ページが切り替わって単色が表示されます。背景をシンプルにしたい場合は、こちらから選んでみましょう。
透明度、コラムの数もここで設定できます。
コラムの数は結構重要です。ウィジェットの表示幅を設定できます。
2にすると下記画像のようにウィジェットが2列になります。1つずつの横幅が広くなるので、画面が見やすいです。
ウィジェットの背景色
ウィジェット内の三点ボタン→バックグラウンドをクリックします。
好きな色に変更できます。
「このページの全てのウィジェットに適用」をクリックすると、全てのブロックに設定が反映されます。
ダークテーマ
バックグラウンドで黒にしてもいいのですが、ダークテーマの場合は、もっと簡単な方法があります。
右上のプロフィールアイコン→ダークテーマをオンにします。
ウィジェット、及び背景画像が真っ暗になります。
別ブラウザでログイン
1つ目のブラウザでアカウントを作成したら、2つ目以降のブラウザへの導入は簡単です。
Start.meにアクセスします。右上の「ログイン」をクリックします。
1つ目のブラウザで作成したメールアドレス、パスワードを入力してログインします。
全く同じスタートページが開きます。わざわざ設定しなおす必要がありません。今後、Chrome、Vivaldiどちらからでもカスタマイズできます。
例えばChromeの方で新しいサイトをウィジェットに登録すると、Vivaldiに方にも登録されます。
つまり、ブックマークを登録しておけば、別ブラウザ間でのブックマーク同期が可能になるということです。
ウィジェットだけでなく、Start.meの設定も同期されるので、片方でダークテーマにしたら、もう片方も同じようになります。
Chromeの新しいタブで開くように設定
Chromeだと、新しいタブで開いた時のリンク先を設定できません。
そこで、新しいタブを別ページにするChrome拡張機能を利用します。色々あると思いますが、有名な「New Tab Redirect」で試してみます。
「Chromeに追加」からインストールできます。
インストールしたら、新しいタブを開きます。「Googleに戻しますか?」と警告が表示されるので「そのままにする」をクリックします。
本拡張機能の設定画面の「Redirect URL」の部分に、Start.meのURLを入力します。
URLは、人によって末尾が異なるかと思います。自分でログインしたStart.meのURLを登録しましょう。
これで新しいタブを開くと、自動的にStart.meのページが表示されます。
感想
以上、スタートページをより高度にカスタマイズできるChrome拡張機能Start.meについてでした。
スタートページにこだわり始めると、時間がいくらあっても足りないですね。カスタマイズ好きな人に、ぜひおすすめです。
Vivaldi 標準で搭載されているスタートページのカスタマイズ方法については、以下の記事を参考にしてみてください。